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一般常識

「俗人化」と「属人化」の意味と違い

「俗人化」と「属人化」の意味と違い

「俗人化」と「属人化」の意味と違いとは

「属人化」という言葉は、近年よく目にするようになったものです。主として企業の問題点を指す際に使われますが、同じ読みの言葉に、「俗人化」というものもあります。両者には一体、どのような違いがあるのでしょうか。詳しい意味や、使分けのポイントが知りたいところです。

そこで今回は、「俗人化」と「属人化」の意味や違いについて解説していきたいと思います。

「俗人化」とは

俗人化

「俗人化」とは、「ヒトが一般化すること」といった意味の言葉です。ひらたく言えば、「世間によくある考え方や行動をするようになること」といった意味になります。「俗人」とは、「世間一般の人」を意味する言葉です。

「俗」という字は、「ならわし」を意味する漢字ですが、「俗っぽい」「世俗」などとも言うように、「なみ」や「普通」「平凡」といった意味もあります。「俗人」もこちらの意味を含んでおり、「特筆すべきところのない、平均的な人物」といった否定的なニュアンスを持つのが特徴です。つまり「俗人化」とは、「何の特色もない、ありふれた人間になること」といった意味を持つことになります。

これに対し「属人化」は、全く意味が違います。詳しい意味や使い分け方については、以下で説明しましょう。

「属人化」とは

属人化

「属人化」は、主にビジネスにおいて使われる言葉です。意味は、「企業などで、ある業務を特定の人が担当しつづけ、それによってさまざまな弊害が出ること」といったものになります。「属人化の改善が望まれる」「属人化の解消には、人手不足が壁になっている」のように使われます。

「属人化」の「属人」とは、「人をもととして考えること」という意味の言葉で、法律用語では「属人主義」などと使われます。しかし、ビジネスにおける「属人化」は、ある業務を同じ人が担当しつづけることで、他の人が手が出せない状態になってしまうことなどを意味します。個人の能力だけに頼り、返って業務に支障が出やすくなることを指す言葉です。
このように、「属人化」と「俗人化」では、意味が全く違います。「業務の俗人化」などと使うのは間違いにあたりますので、注意しましょう。