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「卓越」「超越」「凌駕」の意味と違い

「卓越」「超越」「凌駕」の意味と違い

「卓越」「超越」「凌駕」の意味と違いとは

「何かが人より優れている」ことを表す言葉に、「卓越」というものがあります。一方それに似た言葉として、「超越」「凌駕」というものもありますが、この3つはどう違うのでしょうか。それぞれの使い分け方などが知りたいところです。

今回は、「卓越」「超越」「凌駕」の意味や違いについて詳しく解説していきましょう。

「卓越」とは

卓越

「卓越」とは、「群を抜いて優れていること」という意味の言葉です。能力や技術などが、他の人のレベルよりもかなり上にあることを言います。読み方は、「たくえつ」です。
「彼はサッカーにおいて卓越したテクニックを誇る」「彼女はヴァイオリンの演奏で卓越した技術を示した」のように使われます。

「卓越」の「卓」という字は、「人が朝の太陽より高い位置にあるさま」を表しており、「高く優れている」という意味を持ちます。「越」の字は、「遠方に離れる」を意味する漢字ですが、「ある基準を上回る」という意味もあります。

「超越」と意味合いは似ていますが、次のような点で違います。すなわち、「超越」が「一般とはくらべものにならないこと」を表すのに対し、「卓越」は「他の人と比べて優れていること」を表すという点です。

「超越」とは

超越

「超越」とは、「普通に考えられる程度をはるかに超えていること」という意味の言葉です。何かのレベルが、ずば抜けて高いことを指します。読み方は、「ちょうえつ」です。
「この機械の性能は、他のあらゆるものを超越している」のように使われます。

「超越」はまた、「ある枠などをはるかに超えていること」「あるものごとからかけ離れた境地にあること」という意味でも使われます。この場合は、「時代を超越した芸術」のような使い方になります。

「超越」の「超」は、「飛び上がる」を意味する漢字ですが、「一定の基準や範囲を上回る」という意味もあります。

「卓越」との違いは、上で説明したようなものです。つまり、「卓越」は相対的な優越性を示し、「超越」は絶対的な優越性を示すという点で使い分けることができます。

「凌駕」とは

凌駕

「凌駕」とは、「他をしのいで上に出ること」という意味の言葉です。何かを下に抑え、その上に浮上することを指します。読み方は、「りょうが」です。
「前作を凌駕する内容だ」「彼の実力はすでに私を凌駕している」のように使われます。

「凌駕」の「凌」という字は、「相手の上にのし上がる」を意味しており、「駕」の字は「追い越す」や「しのぐ」を意味します。

「超越」との違いは、「卓越」との場合と同様、「相対的に上位にある」ことを示す点にあります。一方「卓越」との違いは、「上に出る」ことに重点を置くという部分にあります。「卓越」は単に「他よりも上」であることを指しますが、「凌駕」は「のし上がって追い越す」ことに重きを置くところが特徴です。