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「素質」「資質」「気質」の意味と違い

「素質」「資質」「気質」の意味と違い

素質・資質・気質の意味と違いとは

字面の印象がよく似ているために、混同しがちな言葉はたくさんあります。「素質」「資質」「気質」という3つも、つい意味を混同しがちですが、実際にはこまかいニュアンスや意味合いは異なります。では、具体的にどういった違いがあるのでしょうか。

今回は、「素質」「資質」「気質」の意味と違いについて詳しく解説していきましょう。

素質とは

素質とは

「素質」とは、「人が生まれつき持っている性質」という意味の言葉です。特に、将来すぐれた能力を発揮するもととなるような性質や能力を言います。精神的、身体的特性の両方について言われ、さまざまな分野で使われる言葉となっています。似た言葉としては、「才能」や「素養」などがあります。
具体的には、「彼女はピアニストの素質がある」「彼にはピッチャーの素質がたっぷりだ」「一流の俳優になるには、やや素質が足りない」のように使われます。

「素質」の「素」という字は、「初め」や「根本」という意味とともに、「原料」「性質」といった意味を持ちます。一方「質」は、「中身」や「内容」、「生まれつきのたち」といった意味があります。

「資質」などとの違いについては、以下で見てみましょう。

資質とは

資質とは

「資質」の意味は、「生まれつきの性質や才能」といったものです。訓練や教育によらず、人が生まれつきに持っているさまざまな良い特性を指しています。こちらも精神的、身体的両方の特性について使われ、幅広い分野に用いられるようになっています。同じ意味の言葉としては、「天性」や「資性」などがあります。
使い方としては、「彼女はアーティストとしての資質に恵まれている」「彼はリーダーとしての資質は十分だ」のようになります。

「資質」の「資」という字は、「たから」や「もと」などの意味とともに、「生まれつきのたち」という意味を持ちます。

「資質」と「素質」との違いは分かりにくいところですが、「素質」の方が、能力的にはまだ未確定というニュアンスが強くなっています。また、「資質」は一般的な職業や地位にもよく使われるという点も、「素質」との違いに挙げられます。

気質とは

気質とは

「気質」とは、簡単に言うと、「気だて」という意味の言葉です。その人が生まれつき持つ、心理的、感情的なある傾向を言います。「性格」と似ていますが、「性格」が後天的に環境からの影響を強く受けるのに対し、「気質」はそれ以前から持ち合わせているという点が異なります。具体的には、「彼女はむずかしい気質をしている」「彼は穏やかな気質を持った人だ」のように使われます。

「気質」の「気」という字は、「生命や意識、心などの状態や動き」といった意味を持ちます。

このように、「気質」という言葉は「その人の生まれつきの気性」を指しており、「才能」を表す「素質」や「資質」とは、使われ方が違います。