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一般常識

「速攻」「速効」「即効」「即行」の意味の違い

「速攻」「速効」「即効」「即行」の意味の違い

「速攻」「速効」「即効」「即行」の意味の違い

「そっこう」という言葉を聞くと、思い浮かべる漢字は人それぞれでしょう。「速攻」は比較的よく使われる表記ですが、「速効」や「即効」といったものもあります。これらの言葉は、もちろんそれぞれに意味の違いがあります。
今回は、「速攻」「速効」「即効」「即行」という4つの「そっこう」の意味の違いについて、詳しく解説していきます。

速攻とは

「速攻」とは、「すばやく攻める」という意味の言葉です。スポーツなどにおいて、相手に守る時間を与えないほど機敏に動き、攻撃することを指します。「速」は「はやい」「すみやか」を表し、「攻」は「相手を撃つ」「せめる」を表します。「あのチームは速攻が得意だ」「あの選手は速攻を持ち味とする」「速攻が効いて守備が乱れた」のように使われます。

「速攻」が使われるのは、相手と直接競い合うスポーツやゲーム、戦争などにおいてです。こうした対面する相手の陣地を奪ったり、点を争う競争において、時間をかけずに最大の目的を遂げることを指すようになっています。そのため、体操やフィギュアスケートのような競技では、「速攻」という言葉が使われることはありません。

「速攻」という言葉はこの他に、俗語として「すぐに」という意味で使われることもあります。
「速効」などとの違いについては、以下で見ていきましょう。

速効とは

「速効」とは、「効き目が早く現れること」という意味の言葉です。薬などの効果が、時間をかけずに確認できることを指します。「速」は前述のように「はやい」を表し、「効」は「ききめ」「機能を発揮した結果」を表します。「速効性がある」「速効型インスリン」などのように使われます。

「速効」は「速攻」と読みは同じですが、使われ方はまったく違います。「速効」が使われるのは、主に医学や歯学、農学などの分野です。例えば「速効性肥料」などという場合は、撒いてすぐに効果が出る肥料を指します。このように、「速効」は限られた分野で専門的に使われる言葉なので、日常で使われる場面はそれほど多くありません。

即効とは

「即効」とは、「すぐに効き目が現れること」という意味の言葉です。あるものの効果が、素早く発揮されることを指します。「効」は前述のように「ききめ」を表し、「即」は「すぐ」「ただちに」を表します。「この薬は即効性がある」「鎮痛に即効がある」「即効性のある対応策だ」などのように使われます。

「即効」という言葉は、「速効」と混同しがちですが、両者の使われ方には違いがあります。「速効」は前述のように、医学や農業で専門的に使われる用語です。それに対し「即効」は、それ以外の一般用語として使われるようになっています。ですので、薬以外でもトレーニングや政策など、幅広い分野で「即効」という言葉は使われています。

即行とは

「即行」とは、「すぐ行うこと」という意味の言葉です。何らかの行動を、即座に実行することを言います。「即」は「すぐに」を、「行」は「おこなう」を意味します。「プランの即行を迫った」「災害対策の即行」「即行を期す」などのように使われます。

「即行」のもう1つの意味は、「すぐさま」「ただちに」というものです。これは、上記の「速攻」の2番目の意味合いと違いはありません。そのため、「急いで帰宅した」という場合は、「速攻で帰宅した」「即行で帰宅した」の両方の表記が使われます。ただし、こちらは俗語での使い方になるので、公式に使うことはできません。