社会人のためのビジネス情報マガジン

  • フェイスブック
  • ツイッター
  • RSS

一般常識

「商材」「商品」の意味と違い

「商材」「商品」の意味と違い

「商材」「商品」の意味と違い

何となくの意味は分かっても、詳しいことについては不明という言葉がありますが、「商材」の語もそうしたものの1つではないでしょうか。よく「情報商材」や「美容商材」などの形で見かけるものの、「商品」との違いが今ひとつ分かりづらいところです。果たしてこの2つの言葉の違いはどこにあり、どのような基準で使い分けられているのでしょうか。

今回は、「商材」と「商品」の意味や違いについて解説していきますので、これらを使い分ける際の参考にしてみてください。

「商材」とは

商材

「商材(しょうざい)」とは、「商品」を売り手側から表現した言葉です。ビジネス目的で取り扱われる品物について言います。「新商材を投入する」「商材の代理店を募集する」「美容商材の卸売業」「無形商材の営業職を務める」「情報商材には注意が必要だ」などのように使われます。

「商材」の「商」の字は「あきない」「あきなう」を、「材」は「原料」や「たから(金銭などの価値のあるもの)」を意味しています。

上の説明でわかるように、「商材」と「商品」はほぼ同じ意味内容と言えますが、「商材」は売り手側から見た言葉である点が特徴となっています。ただ、実際には買い手側が使うケースも少なくありません。

また、「商材」の語は有形・無形問わず使えるものの、サービスに対してはほとんど使われない点も、「商品」との違いに挙げられます。

「商品」とは

商品

「商品(しょうひん)」とは、「商売で売る品物」を意味する言葉です。販売を目的とする財やサービスについて言います。「ネット通販で商品を購入する」「商品の入荷が追い付かない」「新商品の開発に行き詰っている」「本日の目玉商品」「温めていたアイデアの商品化が実現した」のように使われます。

「商品」の「品」の字は、「品物」「物品」を意味しています。

「商品」と「商材」は、基本的に同じ言葉と考えて差し支えありませんが、細かい違いもあります。「商材」が主に売り手側から見た言葉であるのに対し、「商品」は視点を問わず誰でも使うことができます。また、「商材」には普通サービスは含まれないのに対し、「商品」は金融や保険、旅行といったサービスを含む点も、両者の使い分けのポイントになります。

「商材」「商品」の意味と違い

この記事が気に入ったら いいね!しよう

最新の情報をお届けします