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「視野」「視座」「視点」の意味と違い

「視野」「視座」「視点」の意味と違い

「視野」「視座」「視点」の意味と違いとは

「視野がせまい」などのように、「視野」という言葉は日常でもよく使われます。その一方で、「視座」や「視点」という言葉もたびたび目にします。これら3つの言葉はよく似ていますが、はたしてどのような点が異なるのでしょうか。その違いはなかなか分かりづらいところです。

そこで今回は、「視野」「視座」「視点」の意味と違い、使い分けのポイントなどについて解説していきたいと思います。

「視野」とは

視野

「視野」とは、「視覚の広がり」という意味の言葉です。眼球を動かさずに一点を見つめる時、その一点を中心として視覚の及ぶ範囲を言います。読み方は「しや」で、「視野が開けた」「何かが視野を遮った」のように使われます。
「視野」にはまた、「ものごとを考えたり判断したりする範囲」という意味もあります。この場合は、「視野の狭い人間にはなるな」「広い視野でものを見るべきだ」のように使われます。

「視野」の「視」の字は、「一点に視点を集中させて見る」「目で見る」の意味を持ちます。「野」の字は、この場合「区分したその1つ」を意味しています。

「視座」や「視点」との違いになる「視野」の特徴は、「どこまでを見るのか」を表す点にあります。それぞれの詳しい違いについては、以下で見ていきましょう。

「視座」とは

視座

「視座」とは、「ものを認識する立場」という意味の言葉です。ものごとを見る姿勢や、立場を言います。読み方は「しざ」で、「経済優先の視座による発言」「視座を高く保つことが、仕事においては大切だ」のように使われます。

「視座」の「座」は、「家」「すわる」の象形から成り、「すわる場所」「席」を意味する漢字です。

「視野」との違いは、「どこから見るか」を表す点にあります。「視野」がものごとを見る「範囲」に関する言葉なのに対し、「視座」はものごとを見る「場所(高さ)」に関係している点が特徴です。つまり、「視座」が動けばものを見る範囲にも影響するので、「視野」も変わることになります。

「視点」とは

視点

「視点」とは、「視線の注がれるところ」という意味の言葉です。物を見る際に、目の焦点が合う一点を言います。読み方は「してん」で、「視線が定まらない」のように使われます。
「視点」にはまた、「ものを見たり考えたりする立場」という意味もあります。この場合は、「彼は独特の視点で世の中を見ている」「視点を変えることで、言い考えが浮かぶこともある」のように使われます。

「視点」の「点」は、「小さく黒いしるし」を意味する漢字ですが、この場合は「特定の場所」といった意味になります。

「視野」や「視座」との違いは、「注目する部分」を表す点にあります。「視野」は前述のように、ものごとを見る「範囲」を指しますが、「視点」はその中で、「もっとも注意を注ぐポイント」を指します。これらの点を踏まえると、3つの使い分けをしやすくなるはずです。