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一般常識

「進行」「進捗」「進展」「進度」の意味と違い

「進行」「進捗」「進展」「進度」の意味と違い

「進行」「進捗」「進展」「進度」の意味と違いとは

「進行」「進捗」「進展」「進度」は、いずれも「ものごとが進むこと」に関する言葉です。どれも仕事などでよく目にしますが、それぞれの詳しい意味合いを言える人は、それほど多くないかもしれません。誤った使い方をしないためにも、個々の意味合いをしっかりつかんでおきたいところです。

今回は、この4つの言葉の意味や違いについて、詳しく見ていきましょう。

「進行」とは

進行

「進行(しんこう)」の意味は、主に3つあります。
1つは、「乗り物などが目的地に向かい前進すること」というもので、「電車が進行する」のように使われます。
もう1つは、「あらかじめ考えていた線でものごとが進むこと、また活動などを進めること」という意味合いで、「式は予定通りの進行を見せている」のように使われます。
3つ目は、「病状などが悪化すること」という意味合いで、こちらは「癌が進行している」のように使われます。

「進捗」などとの違いで言えば、「進行」は「ものごとが現状より前に進む」ことを表す点に特徴があります。良い方向にばかり進むとは限らず、悪い方向に進む際にも使われるのがポイントです。

「進捗」とは

進捗

「進捗(しんちょく)」とは、「ものごとがはかどること」という意味の言葉です。また、「官位などを進めのぼらせること」という意味もありますが、前者の方が使われる機会が多くなっています。「工事の進捗状況を確認する」「仕事の進捗について報告する」のように使われます。

「進捗」の「捗」という字は、「手」「歩く」の象形から成り、「はかどる」の意味を持ちます。

「進行」との違いは、「ものごとが順調に進んでいる」ことを表すという点にあります。「進行」は前述のように、良い方向にも悪い方向にも進むことを指しますが、「進捗」の場合は良い方向にのみ進むことを指すのが特徴です。ですので、「進行具合(状況)」というよりも「進捗具合(状況)」という方が、よりものごとがはかどっているニュアンスが出ます。

「進展」とは

進展

「進展(しんてん)」とは、「事態が進んで、新たな局面があらわれること」「ものごとが進歩・発展すること」という意味の言葉です。「事件は意外な方向へ進展した」「2人の関係には進展が見られない」「IT技術はめざましい進展を遂げた」のように使われます。

「進展」の「展」という字は、「衣服におもしを乗せて伸ばし広げる」などの象形から成り、「伸ばし広げる」の意味を持ちますが、「ころがる」「進む」といった意味もあります。

「進展」は、主にものごとがプラスの方面に進む際に使われる言葉で、この点は「進捗」と違いはありません。ただ、「進捗」が予定通りの方向へ進むことを指すのに対し、「進展」は思いがけないような新しい局面に入ることを指す点が異なります。使い分ける際は、この点をよく踏まえておきましょう。

「進度」とは

進度

「進度(しんど)」の意味は、「ものごとの進み方の程度」というものです。「はかどり具合」という言葉に置き換えることもでき、「進度が落ちている」「進度は今のところ問題ない」「進度に応じた報酬が用意されている」のように使われます。

「進捗」との違いが分かりにくいところですが、「進捗」が「すすみはかどる」ことを指すのに対し、「進度」は「はかどり具合」を指すという点が異なります。同じ意味合いを表す場合は、「進捗具合」などと表現する必要があります。一方、「進度」はすでに「具合」の意味合いを含んでおり、「進度具合」と表現するのは間違いとなるので、注意が必要です。