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一般常識

「刹那」「瞬間」「一瞬」の意味と違い

「刹那」「瞬間」「一瞬」の意味と違い

「刹那」「瞬間」「一瞬」の意味と違いとは

熟語の中には意味がよく似ているものが多くありますが、「刹那」「瞬間」「一瞬」の3つも、そうしたものの一種でしょう。これらの違いを細かく指摘できる人は、そう多くはないはずです。果たしてこの3つの言葉は、どうやって使い分ければよいのでしょうか。

今回は、「刹那」「瞬間」「一瞬」の意味や違いについて解説していきたいと思います。

「刹那」とは

刹那

「刹那」とは、「きわめて短い時間」という意味の言葉です。読み方は「せつな」で、「刹那の快楽に溺れる」「刹那的な生き方はもうやめた」「振り返ろうとしたその刹那、後ろの人とぶつかってしまった」のように使われます。「刹那的」や「刹那主義」という表現は、「先のことを考えず、その瞬間の充実だけを求める」といった意味合いでよく使われます。

「刹那」という言葉は、もともとは梵語(古代インドの言葉)に由来しています。かつてのインドできわめて短い時間を表す単位(1刹那=0.013秒ほど)として用いられたことから、現在の用法が生まれました。

「瞬間」や「一瞬」との違いは微妙なところですが、もともとの意味合いから考えると、「刹那」はこれらよりも短い時間を表すと言えます。3つの中では、もっとも時間的に短い表現ということになるでしょう。

「瞬間」とは

瞬間

「瞬間」とは、「またたきをする間」という意味の言葉で、「きわめて短い時間」を表します。「瞬間」の「瞬」という字は、「まばたきする」を表しています。また「瞬間」は、「あることをしたその途端」の意味も持ちます。読み方は「しゅんかん」で、「彼女を見た瞬間に恋に落ちた」「決定的瞬間を見逃した」「アルバムを開いた瞬間、昔の記憶が一気によみがえった」のように使われます。

「瞬間」は、上記のように「またたきの間」を表す言葉で、具体的な時間にすると、大体0.36秒ほどということになります。ですので、「きわめて短い時間」という意味では「刹那」と違いはないものの、あえて言えば、「瞬間」の方が時間が長いということになります。

「一瞬」とは

一瞬

「一瞬」とは、「一回またたきをする間の短い時間」を意味する言葉です。「瞬」の字は、上記のように「まばたきする」を意味しています。読み方は「いっしゅん」で、「今までの努力が、一瞬にして無駄になった」「あまりにも様子が変わっていたので、一瞬人違いかと思った」「一瞬目を離した隙に逃げられた」のように使われます。

「瞬間」との違いが分かりにくいところですが、「瞬間」が「ちょうどその時」「何かをした途端」の意味を含むのに対し、「一瞬」は「ごく短い時間」の意味しかない点で使い分けられます。例えば「ドアを開けた瞬間電話が鳴った」という表現はできますが、「ドアを開けた一瞬電話が鳴った」とは言わないといった具合です。