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「戦争」「紛争」「内戦」の意味と違い

「戦争」「紛争」「内戦」の意味と違い

戦争・紛争・内戦の意味と違いとは

ニュースや新聞を見ていると、「戦争」や「紛争」、「内戦」に関する話題を目にすることが多くなっています。ところでこの「戦争」「紛争」「内戦」という言葉は、具体的にどういった状態を指すのでしょうか。多くの人にとっては、その違いが分かりにくいところでしょう。

そこで今回は、「戦争」「紛争」「内戦」の意味と違い、使い分け方などについて解説したいと思います。

戦争とは

戦争

「戦争」とは、「軍隊同士が武器を用いて争うこと」という意味の言葉です。ある国家が他国に対し、自己の目的を遂げようとして武力を行使するような闘争状態を指します。国際法においては、一方の宣戦布告によってその状態が発生し、当事国間には「戦時国際法」が適用されることになります。「本日をもって、○○国と戦争状態に突入した」「隣国との戦争が長引いている」「戦争だけは避けなくてはならない」のように使われます。

「戦争」はまた、上の意味から派生して、「激しい争いや競争」の比喩としても使われます。例えば「交通戦争」「受験戦争」「視聴率戦争」といった具合です。

「紛争」などとの違いについては、以下で見てみましょう。

紛争とは

紛争

「紛争」とは、「事がもつれて争うこと」という意味の言葉です。社会において個人や集団同士の間に成立している均衡関係を、動揺させたり緊張させるような行為を指します。「労使紛争」「国際紛争」「紛争解決の努力」のように使われます。「紛争」の「紛」の字は、「みだれる」「もつれる」などを表しています。

上のような広義の「紛争」には、「戦争」も含まれますが、あらそいの規模の違いで使い分けることもあります。例えば「フォークランド紛争」は、1982年にイギリスとアルゼンチンの間で起きた武力衝突を指しますが、戦闘が3ヶ月と比較的短かったことから、日本では「紛争」の呼称で呼ばれています(アルゼンチン側は「戦争」と呼称)。それに対し、あらそいが恒常化するなどの場合は、「戦争」と呼ばれることが多くなっています。

内戦とは

内戦

「内戦」とは、「国内における戦い」という意味の言葉です。一国内において、同じ国民同士が行う戦争を言います。「内乱」と呼ばれる場合もあります。「ついに内戦が勃発した」「長期間の内戦で国土は荒廃している」のように使われます。

「内戦」もまた、大きな意味では「紛争」の一種です。しかし、狭義の「武力衝突」の意味で使う際には、「内戦」は国内のみの争いを指し、「紛争」は一国内にとどまらない争いを指すという違いがあります。

一方、「戦争」とは「国家間のあらそいではない」という点で異なりますが、同一国内でのあらそいでも他国が介入したり、各勢力が暫定的に国家とみなされるなどの場合は、「戦争(ベトナム戦争や南北戦争など)」と呼ばれるようになっています。