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「スキーム」の意味とは?使い方や例文、関連用語、プランとの違い

「スキーム」の意味とは?使い方や例文、関連用語、プランとの違い

スキームの意味とは?使い方や例文、関連用語、プランとの違い

スキームの意味

「スキーム」とは、英語の名詞「scheme」を元とする外来語です。「scheme」の意味は、「(注意深く練られて組織立った)計画」「案」「(政府や会社など公式な)事業計画」「体系」といったものです。またこの他に、「悪だくみ、陰謀」といった意味合いもあります。「形」や「輪郭線」などを意味する古代ギリシア語の「skhema」が語源となっています。

一方、日本で使われる場合の「スキーム」の意味は、「計画」や「枠組み」といったものとなっています。英語の場合のように、「陰謀」や「謀略」といった意味合いはありません。
「スキーム」の具体的な使い方については、以下の項目で見ていくことにしましょう。

スキームの使い方・例文

「スキーム」の日本における意味は、上で述べたように「計画」や「枠組み」といったものです。一般的に使われることは少なく、主にビジネスシーンや政治・経済の分野で使われる言葉となっています。
ビジネスシーンでは、「ビジネススキーム」や「事業スキーム」などという呼び方もされます。これは「事業の枠組み」を示すもので、例えばフランチャイズビジネスの仕組みなどがこれに当たります。フランチャイズビジネスの「スキーム」とは、「本部(フランチャイザー)の加盟店(フランチャイジー)に加わることにより、ノウハウなどの提供を受ける見返りとして、売り上げの一部をロイヤリティーとして支払う仕組み」になります。ビジネス用語としての使い方では、「○○スキーム」というように、名詞と組み合わせる使用法も多くなっています。「課金スキーム」「評価スキーム」などといった具合です。

政治経済の分野では、「スキーム」は「基本計画」や「基本構想」といった意味合いで使われます。こちらも「BBCスキーム(ASEAN域内の自動車産業を対象とする関税制度)」などのように使われます。

それでは、「スキーム」の詳しい使い方について、例文を挙げて説明していきましょう。

  • 例文:次期プロジェクトのスキームについて、早急にまとめるように
  • 例文:スキームの構築は、常に初期段階において行うのが望ましい
  • 例文:スキームで指摘を受けた箇所については、プレゼンに間に合うよう修正する

これらの使い方は、「スキーム」を単体で使う場合のものです。一方、前述のように前後に名詞を加える形で使用する場合もあります。以下のようなものが、その例です。

  • 例文:新しいサービスの開始に伴い、事業スキームの変更が必要になった
  • 例文:新規事業立ち上げに際し、新たなビジネススキームの確立に携わった
  • 例文:より正確な人事評価を行うために、評価スキームの導入を決定した

このように、「スキーム」はさまざまな言葉と組み合わせる使い方がよくされます。それについては、次項で細かく見ていきましょう。

スキームの関連用語

上では「スキーム」の意味や使い方について見ましたが、前述のように、他の言葉と組み合わせる使い方もよくされます。ここではそうしたものについて紹介していきましょう。

事業(ビジネス)スキーム

「事業スキーム」「ビジネススキーム」といった使い方は、すでに見たように一般的なものです。この場合は、分かりやすく言うと「事業の枠組み」といった意味合いで、「ビジネスモデル」と言い換えることもできます。

スキーム構築

「スキーム構築」は、文字通り「スキームを作り上げること」といった意味の言葉です。これもビジネスシーンでは広く使われるようになっています。

その他の用語

「スキーム」には、その他にも「評価スキーム」や「運用スキーム」「投資スキーム」「認証スキーム」「販売スキーム」など、さまざまな使い方があります。いずれも「計画」や「仕組み」「枠組み」を表しており、前の言葉と合わせることで、具体的な内容を示すようになっています。

スキームとプランの違い

「スキーム」の意味や使い方について見て来たところで、疑問に思うのが「プラン」との違いについてでしょう。どちらも同じような意味合いに見えますが、使い分ける理由はあるのでしょうか。

プランには「予定」の意味合いがある

「プラン(plan)」も「スキーム」と同様に、「計画」を表す言葉です。しかし、「プラン」には「予定」や「考え」といった意味合いも含まれているため、この言葉だと「まだ細部が固まっていない、構想段階の計画」といったニュアンスが出てしまいます。それに対し「スキーム」には、「予定」などの意味合いはありません。「具体的、体系的な計画」という意味合いが強くなっていますから、単に構想だけでなく、継続的な実行を伴う計画を指す場合は、「スキーム」の方を使うようになっています。

最後に

以上、「スキーム」の意味や使い方について紹介してきました。

「スキーム」は、「計画」や「案」を意味する英語の「scheme」から来た外来語です。英語では「陰謀」などの意味もありますが、日本では主にビジネス用語として、「計画」や「枠組み」を表すようになっています。「事業スキーム」「ビジネススキーム」などの使い方が一般的となっています。