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「ロープレ」の意味とは?使い方や例文

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「ロープレ」の意味とは?使い方や例文
「ロープレ」という言葉は、一般的にはあまりなじみがないかもしれませんが、ビジネスシーンでは比較的よく聞かれるものです。特に営業職や接客業では、重要な意味を持っています。
今回は「ロープレ」の意味や使い方について解説しますので、まだあまり詳しくないという人は、ぜひ参考にしてみてください。
「ロープレ」の意味
「ロープレ」は、上記のように営業職などでよく使われる言葉です。ここでは「ロープレ」の意味と、その目的や由来について紹介しましょう。
「ロープレ」とは
「ロープレ」とは「ロールプレイング」の略語で、ビジネスシーンでは主に、営業職や接客業などの研修法の1つとして使われています。仕事における仮想の役割や場面を設定し、疑似的に営業や接客を体験するという手法で、これにより同様の状況への対処法を学ぶことができます。なるべく現実に近い状況を設定するやり方や、実在の問題をテーマとして取り組むやり方など、いくつかの種類があります。「営業ロープレ」や「接客ロールプレイング」などとも呼ばれます。
「ロープレ」の目的
会社で「ロープレ」を行う主な目的は、社員のスキルアップにあります。営業や接客の疑似体験をすることで、社員個人の課題点を明確にし、それによって各人のスキルを向上させようという狙いがあります。当然のことながら、社員それぞれの営業スキルは、会社全体の利益にも直結してきます。そのため、個人のスキルアップを通じて、会社全体のレベルアップを図ろうという狙いもあります。
「ロープレ」の由来
「ロープレ(ロールプレイング)」の語源は、英語の「role-playing」です。「role-playing」の「role」は、「役割」を意味しています。「playing」は動詞「play」の現在分詞で、「遊ぶ」などの意味を持ちますが、この場合は「芝居で役を演じること」の意味になります。つまり、「role-playing」という言葉は、「ある役割を演じること」を意味することになります。
「ロールプレイ」の手法自体は、ビジネスシーンに限らず幅広い分野で使われています。例えば外国語の習得や、心理療法などのケースです。ちなみにゲームにおける「ロールプレイング」も、基本的にこの意味と変わりはありません。参加者が各自割り当てられた役柄(キャラクター)を担当し、ゲームを進めていくため、この名前が付いています。
「ロープレ」の使い方・例文
「ロープレ」の意味は上記のようなものですが、続いては実際の用法について見ていきましょう。ビジネス用語としての「ロープレ」の使い方は、以下の例文のようになります。
例文:「テレアポに苦手意識があったが、ロープレによって克服することができた」
例文:「新人時代に先輩とロープレを繰り返したことが、今の成果につながっている」
例文:「接客には自信があったが、ロープレを通じて課題点があぶりだされた」
例文:「人前で話すことが苦手なら、まずは営業ロープレで慣れておいた方がいい」
例文:「ロープレでは、常に緊張感を保つことが重要だ」
「ロープレ」導入のメリット・デメリット
ここまで「ロープレ」の意味や使い方について見てきましたが、最後に「ロープレ」を導入するメリットとデメリットについて紹介しておきましょう。
メリット
「ロープレ」のメリットとしては、「具体的な課題を明確にできる」ということがあります。基本的な知識は1人でもある程度学べますが、実際のウィークポイントなどについては、体験を通じてでないとなかなか分かりません。課題点が明らかになれば、それを克服する練習などもしやすくなります。また、上の例文でも挙げたように、話すこと自体に慣れることができるというメリットもあります。
デメリット
デメリットとしては、「緊張感に欠けることもある」という点が挙げられます。身内で行うことから、ややもするとなあなあの空気になりがちです。また、常に同じやり方をしていると、新たな課題が見つけにくいという難点もあります。

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