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リーテック(RETech)/プロップテック(Prop Tech)とは?サービスや企業36選

リーテック(RETech)/プロップテック(Prop Tech)とは?サービスや企業36選

不動産関連の仕事に就いている人なら、「リーテック(RETech)」や「プロップテック(Prop Tech)」という言葉は、すでにおなじみかもしれません。しかし、一般的にはまだ浸透しているとは言えず、聞いたことはあるけど詳しいことは分からないという人も多いでしょう。
ただ、この「リーテック」によるサービスは現在急速に普及しつつあり、メディアでも扱われる機会が増えています。

本記事では、「リーテック(プロップテック)」について知りたいという人のために、その意味や注目される背景、具体的なサービスやその提供を行う企業などについて紹介していきたいと思います。

リーテック(RETech)/プロップテック(Prop Tech)の意味とは

「リーテック(RETech)」とは、「不動産」を意味する「Real Estate」と、「技術」を意味する「Technology」を組み合わせて作られた造語です。簡単に言えば、「テクノロジーを取り入れた不動産サービス」のことですが、この場合の「テクノロジー」とは、主に「ITなどの先端情報技術」を指します。「不動産テック」という呼ばれ方もします。

一方「プロップテック(Prop Tech)」も、意味合いとしては「リーテック」と変わりません。「Prop」は、「Property(資産)」の略語になります。
海外では、現在は「プロップテック」の名称で呼ばれることの方が多いようです。

「リーテック」を用いることにより、ユーザーの希望に沿った案件のすばやい提案や、不動産投資の効率化など、不動産に関わるあらゆる分野の問題解決に役立つと期待されています。

リーテック(プロップテック)が注目される理由

不動産仲介業者の負担増

リーテック(プロップテック)が注目を集めている背景には、「不動産業者にかかる負担が大きすぎる」という事情が関係しています。

売買や賃貸などの不動産取引においては、間に不動産業者が介在することが通常です。地域ごとの物件の特性や、値段の相場といった情報はほとんどが不動産業者に集中しているため、不動産取引に関わる人は、ほぼ例外なく不動産業者を介して取引を行うようになっています。

不動産業者は、そうした膨大なニーズに応えるとなると、マンパワーに頼らざるを得ません。しかし、今のように人材不足が常態化しつつある状況にあっては、今後業者の負担は増えこそすれ、減ることはないと見られています。こうした問題解決のために、リーテック(プロップテック)による業務の効率化が求められているわけです。

不動産取引の不透明性

リーテック(プロップテック)が注目されるのには、「不動産取引における透明性の低さ」という問題も関係しています。

不動産取引を行うには、法律や税務に関する専門的な知識が必要となることから、不動産業者などのプロに任せるケースがほとんどです。しかしそうなると、依頼者側は詳しい取引内容について把握しづらいため、「価格は本当に適正なのか」「不利な条件で契約させられたのではないか」などの疑問を持つ人も多くなります。

こうした不満の解消には、仲介業者を通さず情報を検索したり、直接売り手や買い手などとコンタクトを取れるようになることが必要ですが、リーテック(プロップテック)の普及でそうしたことが可能になると期待されています。

契約までのハードルの高さ

現状における「不動産契約成立までのハードルの高さ」も、リーテック(プロップテック)が求められる理由の1つとなっています。

不動産取引が契約成立に至るまでには、物件情報の確認にとどまらず、実際に現場に足を運んでチェックする必要なども生じるため、決して容易とは言えません。まして未完成の物件であれば、完成してからでないと部屋の実情は分かりませんから、契約のハードルはさらに上がります。このような事情は、不動産取引における大きな足かせとなっていました。

一方、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)といった技術を用いたリーテックの導入により、こうした問題の解決に役立つと期待されています。わざわざ出向いたりしなくても、物件の詳しい様子が分かりますし、未完成の物件の完成イメージも、具体的につかむことができます。

リーテック(プロップテック)の技術・テクノロジー

AI

リーテック(プロップテック)では、物件情報などの蓄積されたビッグデータをAI技術を用いて解析し、その結果をさまざまな分野で活用することができます。例えば市場分析においては、現時点で公開されている物件データからAIが価格を予測・算出し、物件の周辺情報や地域情報なども含めて指数化してくれます。そのため、不動産オーナーは売値の相場を、購入希望者は買値の相場を、それぞれ把握することが容易になります。また、AIによる「レコメンド機能」などは、売り手と買い手のマッチングの精度を上げるのにも役立ちます。

IoT

IoTとは「モノのインターネット」、すなわち製品とインターネットとの接続のことで、近年さまざまな分野で取り入れられていますが、リーテック(プロップテック)においても活用が進んでいます。例えば、スマートフォンなどのデバイスを用いて施錠や開錠を行う「スマートロック」の仕組みは、現在住宅やオフィス、民泊施設など幅広い場所で導入されています。スマートロックが導入されていれば、内見に際してわざわざ鍵の受け渡しの必要がなくなりますし、セキュリティの強化で不動産価値が上がるなどのメリットも得られます。

VR・AR

「VR(Virtual Reality)」は「仮想現実」と訳されますが、現実感のある仮想の世界を、専用の機器で体感することを指します。この技術はリーテック(プロップテック)においては、前述のように内見の場面で活用することができます。ゴーグルなどのデバイスで現場に行かずとも疑似内見ができますから、なかなか時間が取れない人などには便利です。

一方「AR(Augmented Reality)」は、現実の世界を仮想的に拡張する技術で、例えば3D空間に間取りを再現し、その中に家具などをレイアウトしてイメージを確認することも可能となります。

ブロックチェーン

「ブロックチェーン」は、ビットコインなど暗号資産の基礎技術として知られるテクノロジーです。ネットワーク上のコンピューターを複数つないでデータを共有・管理する仕組みで、耐改ざん性や透明性に優れるという特徴があります。すでに各分野に導入されていますが、リーテック(プロップテック)分野においても、ブロックチェーンを用いた不動産情報の管理が試みられています。

また、ブロックチェーン上で契約情報を記録することで、仲介業者を介さず自動的に契約を更新できる「スマートコントラクト」の仕組みも、近年注目を集めています。

リーテック(プロップテック)サービスや企業一覧

管理業務支援

「管理業務支援」は、不動産業者のさまざまな管理業務を効率化してくれるサービスです。主として「プロパティマネジメント」と呼ばれる業務のサポートを行いますが、BtoBとBtoCで様相が大きく異なる分野であり、プレーヤーによっても種類は多岐に渡ります。現在リーテック(プロップテック)業界にBtoB不動産事業に通じた人材が少ないことから、今のところBtoCのサービスの方が主流となっています。以下では、このカテゴリーの代表的な企業・サービスについていくつか挙げて見ました。

WealthPark

「WealthPark」は、「WealthPark株式会社」が提供する管理業務支援ツールです。管理会社と不動産オーナーをアプリでつなぐリーテック(プロップテック)で、不動産管理会社にはクラウド型システムを、オーナー側にはモバイルアプリやWebサイトを提供することにより、収支報告や売買提案といったやり取りがスムーズに行えるようになります。

https://wealth-park.com/en/business/

賃貸革命10

賃貸革命10

「賃貸革命10」は、リーテック(プロップテック)企業の「日本情報クリエイト株式会社」が提供している賃貸管理システムです。問い合わせや修繕、巡回についての管理から、入金や請求など家賃関連の管理機能も備わっており、煩雑な管理業務のミスやロスを抑えるのに役立ちます。

https://www.n-create.co.jp/pr/product/kakumei-chintai/

Park Direct

Park Direct

「Park Direct」は、月極駐車場の管理業務をサポートするリーテック(プロップテック)です。提供しているのは「株式会社ニーリー」で、申し込みや審査、契約などの業務を、すべてオンライン上で完結できるサービスとなっています。

https://www.park-direct.jp/

仲介業務支援

続いて紹介するリーテック(プロップテック)のカテゴリーは、「仲介業務支援」です。
こちらは不動産売買や、賃貸に関する仲介業務をサポートするサービスになります。特に賃貸仲介の分野は、利益幅が小さく、かつ人手に頼る労働集約型という特徴があるため、業務の効率化を見込んだリーテックの導入が活発となっています。
ここでは、リーテックを用いた仲介業務支援システムを提供している企業と、そのサービスを3つ選んで見ていきましょう。

TRG(トラジ)

TRG(トラジ)

「TRG(トラジ)」は、「株式会社トリビュート」が提供している不動産業者マッチングアプリです。スマートフォン1台で全国の不動産営業マンとつながることができ、全国の営業マンの中から「売り手」と「買い手」を検索して、営業を行えるリーテック(プロップテック)となっています。

https://trg-group.jp/

スマート物確

スマート物確

「株式会社ライナフ」は、リーテック(プロップテック)企業として、不動産物件確認の自動応答システム「スマート物確」の提供を行っています。こちらのサービスは、精度の高い音声認識技術により、素早い物件特定が可能となっています。

https://www.smartbukkaku.net/landing/

ITANDI BB(イタンジ ビービー)

ITANDI BB(イタンジ ビービー)

不動産業者間サイト「ITANDI BB(イタンジ ビービー)」は、「イタンジ株式会社」が提供しているリーテック(プロップテック)サービスです。リアルタイムで情報が更新されるため、きめ細かい物件検索が可能で、そのまま内見予約も行えるようになっています。

https://lp.itandibb.com/

物件情報・メディア

不動産関連のメディアに関しても、リーテック(プロップテック)の潮流が押し寄せています。物件購入や賃貸などに際しては、まず物件についての知識や情報を得ることが必要になります。ひと昔前なら、不動産業者で聞いたり、情報誌を読むというのがその方法でしたが、現在はインターネットメディアで物件を探すのが当たり前となっています。
ここではそうした物件情報のインターネットメディアについて、主なサービスを3つ紹介しましょう。

Vacation STAY (バケーションステイ)

Vacation STAY (バケーションステイ)

「Vacation STAY (バケーションステイ)」は、「楽天LIFULL STAY株式会社」が運営する宿泊・民泊予約サイトです。民泊施設などを営んでいるホストと、泊まる場所を探したい旅行者などをつなぐリーテック(プロップテック)サービスとなっています。

https://vacation-stay.jp/

たのしいキッチン不動産

たのしいキッチン不動産

料理レシピのコミュニティサイト運営で知られる「クックパッド株式会社」も、リーテック(プロップテック)メディアを運営しています。「たのしいキッチン不動産」は、コンロ数、調理スペースの広さといったキッチンの充実度を測るスコアを目安に、「理想のキッチン」が備わった物件を探せるサービスとなっています。

https://cookpad-kitchen.com/

賃貸スモッカ

賃貸スモッカ

「株式会社じげん」は、ライフメディアプラットフォーム事業を展開している企業ですが、賃貸情報サービス「賃貸スモッカ」の運営も手がけています。こちらは、大手賃貸サービスに掲載されている物件情報をまとめてチェックすることができるサイトで、物件データベースの規模は、日本最大級の450万件となっています。

https://smocca.jp/

マッチング

「マッチング」とは、「組み合わせること」「一致させること」といった意味の言葉ですが、不動産においては、物件を売りたい(貸したい)オーナーと、買いたい(借りたい)消費者などの需要と供給をつなぐことを指します。こうした不動産のマッチングサービスも、リーテック(プロップテック)においては続々誕生しており、サービスの種類も多様な範囲に及んでいます。
ここでは、主な企業とサービスを3つ選んで以下に挙げて見ました。

SPACELIST(スペースリスト)

SPACELIST(スペースリスト)

「SPACELIST(スペースリスト)」は、「株式会社PAX」が運営する賃貸物件検索サイトです。物件のオーナーと、その物件を借りたい・買いたい人をつなげるリーテック(プロップテックサービスで、ユーザーは興味のある物件のオーナーから直接話を聞いたり、場合によっては金額などについて交渉もできるシステムとなっています。

https://spacelist.jp/

イイタン コンシェルジュ

イイタン コンシェルジュ

「イイタン コンシェルジュ」は、「ヒトワークス株式会社」が提供するリーテック(プロップテック)サービスです。「エリア」「不動産取引の種類」「悩み(リノベーションや相続など)」の条件を入力することで、希望の取引に見合った担当者を探すことができるという、斬新なマッチングサイトとなっています。

https://agent.iitan.jp/

テナンタ

テナンタ

「テナンタ」は、リーテック(プロップテック)企業の「株式会社テナンタ」が運営する、店舗専門のマッチングサイトです。店舗を専門に扱う不動産会社と、店舗物件を探しているユーザーとをつなげるサービスで、ユーザーは一度専用ページを作っておけば、後は希望に近い物件情報が自動的に届く仕組みとなっています。

https://www.tenanta.jp/

IoT

続いて紹介するリーテック(プロップテック)のカテゴリーは、「IoT」です。
こちらは前述のように、インターネットと接続された製品のことですが、近年は不動産分野にもさまざまなIoTデバイスが取り入れられています。家電製品とインターネットとの連携が代表的ですが、その他にも鍵(スマートロック)のシステムなども、着々と普及が進んでいます。
この項目では、IoTのサービスを展開している企業を3つ挙げて紹介していきましょう。

SpaceCore(スペース・コア)

SpaceCore(スペース・コア)

「株式会社アクセルラボ」は、リーテック(プロップテック)企業として、スマートライフ・プラットフォーム「SpaceCore(スペース・コア)」の提供を行っています。こちらは不動産業者と居住者・オーナーのためのサービスで、ホームIoTの設置と専用のアプリの使用により、エアコンなどの設備のオートメーション化や遠隔操作が可能な「スマートホーム機能」などを備えています。

https://space-core.jp/

Qrio Lock

Qrio Lock

「Qrio Lock(キュリオロック)」は、「Qrio株式会社」が提供している、スマートロックのリーテック(プロップテック)サービスです。スマートロックは、スマートフォンで鍵の操作ができるシステムですが、「Qrio Lock」は工事不要で取りつけ可能な点や、独自技術による正確なハンズフリー解錠・オートロックなどの特徴があります。

https://qrio.me/smartlock/

Nature Remo(ネイチャーリモ)

Nature Remo(ネイチャーリモ)

「Nature 株式会社」は、「Nature Remo(ネイチャーリモ)」の提供を主に行っているリーテック(プロップテック)企業です。「Nature Remo」は、家電の操作をスマートフォンで行えるリモコンで、遠赤外線方式のリモコンなら、メーカーなどの条件に関係なく使えるようになっています。また、外出先からの操作や、声による操作も可能です。

https://nature.global/nature-remo/

VR・AR

リーテック(プロップテック)のカテゴリー、続いては、「VR・AR」について紹介しましょう。
こちらのカテゴリーは、VR・ARの機器を活用したサービスが中心となりますが、それだけに限らず、VR・AR化を行うためのデータ加工に関連したサービスについても含まれます。代表的なのが、先にも触れた疑似内見のサービスですが、そのほかにもさまざまな種類があります。
以下では、「VR・AR」分野で事業を展開している企業やサービスについて、具体的に見ていきましょう。

spacemotion株式会社

spacemotion株式会社

「spacemotion株式会社」は、リーテック(プロップテック)企業として、エレベーター内プロジェクター「エレシネマ」の事業を展開しています。こちらはプロジェクターを使ってエレベーター内に映像を投影するメディアで、天気やニュース、エンタメなどのコンテンツのほか、オーナーからのお知らせといった情報も上映可能となっています。

https://spacemotion.co.jp/

内覧くん

内覧くん

「内覧くん」は、「株式会社 アイプラン」が提供している不動産向けVR内覧システムです。仲介・賃貸物件の空間を体感できるシステムで、未完成の物件の空間も、細部に至るまでイメージできるようになってます。また、マップとの連動で立地や距離感も体感できるほか、ドローンによる映像で、高層階の眺めも確認できます。

https://nairankun.com/

Kitchen × webAR

Kitchen × webAR

住宅設備機器の販売などを行う「株式会社サンワカンパニー」は、システムキッチンのWebAR「Kitchen × webAR」を提供してます。こちらはWebブラウザ上でARが使える技術で、事前にURLを共有しておけば、スマホなどのデバイスで部屋をかざすことにより、検討中のキッチンについて3Dで確認できる仕組みとなっています。

https://www.sanwacompany.co.jp/shop/app/pages/ar/

スペースシェアリング

リーテック(プロップテック)のカテゴリーには、「スペースシェアリング」というものも含まれます。こちらは、短期~中・長期で不動産や空きスペースをシェアするサービス(もしくはそうしたマッチングを行うサービス)で、複数人でモノをシェアする「シェアリングエコノミー」の一種にあたります。不動産分野においては、ノマドワーカーの拠点や、企業のサテライトオフィスなどとしても活用されています。
こちらのカテゴリーについて、以下で代表的な企業やサービスを挙げて見ました。

HafH

HafH

「HafH(ハフ)」は、「株式会社 KabuK Style(カブクスタイル)」が提供している定額制住み放題サービスです。こちらのサービスに登録したユーザーは、国内外に存在する拠点を、定額料金で好きなだけ使用することができます。2021年4月時点で、36ヵ国507都市、735施設で利用が可能となっています。

https://www.hafh.com/

LivingAnywhere Commons

LivingAnywhere Commons

「LivingAnywhere Commons」は、不動産情報の提供を行っている「株式会社LIFULL」が運営するリーテック(プロップテック)サービスです。全国各地にコミュニティの拠点を持ち、メンバーは月額2万5千円で、それらを自由に使用・宿泊することができます。各拠点にはコワーキングスペースやネット環境もそろっているので、サテライトオフィスとして使うことも可能です。

https://livinganywherecommons.com/

TIMEWORK

TIMEWORK

「TIMEWORK合同会社」は、リーテック(プロップテック)企業として、ワークスペースシェアリングプラットフォーム「TIMEWORK」の運営を行っています。加盟施設は北海道から沖縄まで全国100ヵ所以上に及んでおり、予約不要のオープンスペースなら1分単位で、予約スペースの場合は、15分単位での使用が可能となっています。

https://portal.timework.co.jp/

リフォーム・リノベーション

続いて紹介するリーテック(プロップテック)のカテゴリーは、「リフォーム・リノベーション」です。こちらは「リフォーム・リノベーション(老朽化した建物を新築の状態に戻すこと)の企画・設計・施工や、Webプラットフォーム上でリフォーム業者のマッチングを提供するサービス」と定義されます。こうしたサービスを利用することで、自分好みのデザインづくりや、最適な建築家選びがしやすくなります。
ここでは、「リフォーム・リノベーション」関連の主な企業やサービスを3つ挙げて見ていきましょう。

リノベ不動産

リノベ不動産

「リノベ不動産」は、「株式会社 WAKUWAKU」が運営しているリーテック(プロップテック)サービスです。こちらは全国に「中古購入+リノベーション」という住宅購入法を広めるためのネットワークで、家づくりのコンサルティングから、デザイン・施工、そして実際に住むところまで、ワンストップでのサポートを行うサイトとなっています。

https://renovefudosan.com/

ジブンハウス

ジブンハウス

リーテック(プロップテック)企業の「JIBUN HAUS.株式会社」が運営する「ジブンハウス」は、デザイン規格住宅ブランドとして、スマートフォンでの家づくりサービスを提供しています。スマホやタブレットでモデルラインナップの中から好きな間取りやオプションを決める「スマートカスタム」により、従来にない簡単さで家づくりを行うことが可能となっています。

https://jibunhouse.jp/

SuMiKa

SuMiKa

「SuMiKa」は、リーテック(プロップテック)企業の「INCLUSIVE株式会社」が運営している家づくりのWebサービスです。1,000人以上の建築家が登録しており、予算や場所、工期などの条件に合わせて選んだ建築家とともに、リノベーションを行っていくことができます。

https://sumika.me/

価格可視化・査定

続いて見ていくリーテック(プロップテック)のカテゴリーは、「価格可視化・査定」です。
こちらはさまざまなデータを用いて、不動産価格や賃料の査定、またその将来見通しなどを行うサービスになります。従来不動産の価格査定は、専門の知識や経験などが必要な分野ですが、近年はリーテックの浸透で、誰でも比較的簡単に価格査定できるようになりつつあります。
以下の項目では、「価格可視化・査定」カテゴリーに関連する企業やサービスを3つ挙げて見ました。

株式会社タス

株式会社タス

「株式会社タス」は、トヨタグループに属するリーテック(プロップテック)企業です。短時間で精度の高い不動産評価が可能なサービス「タスマップ」の提供を行っています。こちらは初期投資が不要で誰でも簡単に使えることから、多くの金融機関や不動産業者に導入されています。

https://corporate.tas-japan.com/

プライスマップ(ホームズ)

プライスマップ(ホームズ)

「株式会社LIFULL」は、運営する不動産・住宅情報サイト「ライフルホームズ」の中で、「プライスマップ」というサービスを提供しています。こちらはマンションの参考価格が地図上で把握できるというリーテック(プロップテック)サービスで、48万棟、470万戸ものマンション価格を知ることができます。

https://www.homes.co.jp/price-map/

FANTAS check

FANTAS check

「FANTAS check」は、「ファンタステクノロジー株式会社」が提供しているワンルームマンション買い取り査定サービスです。AIによって買い取り相場や販売相場などのビッグデータを解析し、リアルタイムで適正価格を算出できるリーテック(プロップテック)サービスとなっています。

https://fantas-check.com/

クラウドファンディング

こちらで紹介するのは、リーテック(プロップテック)の「クラウドファンディング」カテゴリーです。「クラウドファンディング」は、Webサイトを介して不特定多数の人から資金を募る仕組みのことですが、リーテックの場合は複数投資者から資金を集め、不動産へ投融資を行う(もしくは不動産事業を目的とした資金需要者と提供者をマッチングさせる)サービスを指します。
以下では、その代表的なサービスを3つ挙げて見ていきましょう。

CREAL(クリアル)

CREAL(クリアル)

「クリアル株式会社」は、不動産投資クラウドファンディングサービス「CREAL(クリアル)」を運営しています。こちらは、情報の積極的な提供によって投資に透明性を持たせてあるため、納得した上で投資判断ができる点が特徴のリーテック(プロップテック)サービスです。

https://creal.jp/

OwnersBook

OwnersBook

「OwnersBook」は、2014年に誕生した、国内初の不動産特化型クラウドファンディングです。運営企業の「ロードスター株式会社」は、東証マザーズに上場しています。「貸付型」と「エクイティ型」の2種類の案件がありますが、前者の案件はすべて不動産のプロによって厳選されたもので、しかも全案件不動産担保付きとなっていきています。

https://www.ownersbook.jp/

FANTAS funding

FANTAS funding

「FANTAS funding」は、前述のリーテック(プロップテック)企業「ファンタステクノロジー株式会社」の運営による不動産投資型クラウドファンディングです。運営企業は空家を再生する事業を手がけていることから、再生した空家をファンド化することにより、可能な限り低リスクでの空家投資を実現しました。それにより、投資と社会貢献の両立が図れるようになっています。

https://www.fantas-funding.com/

ローン・保証

続いては、「ローン・保証」カテゴリーのリーテック(プロップテック)について見ていきましょう。このカテゴリーは、「不動産取得に関するローン、保証サービスを提供、仲介、比較をしているサービス」と定義されています。住宅ローン選びや手続きなどは、多くの人にとって面倒なところですが、リーテックの活用で、慣れない人でもスムーズな検討が可能となっていきています。
ここでは、「ローン・保証」のカテゴリーに属する主なサービスを3つ挙げてみました。

iYell(イエール)

iYell(イエール)

「iYell(イエール)」は、リーテック(プロップテック)企業の「iYell株式会社」が運営する住宅ローンプラットフォームです。ユーザーは、このサイトで専門家の提案などを受けることにより、最適な住宅ローンの入手が可能になります。また、さまざまな企業が使えるよう開放されたプラットフォームであることから、住宅ローンを提供する金融機関などの業務効率化にも役立ちます。

https://iyell.co.jp/

WhatzMoney

WhatzMoney

「WhatzMoney株式会社」は、リーテック(プロップテック)企業として、住宅ローンサポートのサービスを行っています。住宅ローンに精通したスペシャリストによる最適な金融機関の選定や、借入に必要な手続きのサポートなどを受けることができます。

https://whatzmoney.co.jp/

スムーズ(smooth)

スムーズ(smooth)

「スムーズ(smooth)」は、「株式会社スムーズ」が提供している、賃貸初期費用の後払いが可能なリーテック(プロップテック)サービスです。敷金や礼金などは運営企業が一時的に負担し、その後ユーザーが分割で支払っていく仕組みとなっています。引っ越し後6ヵ月で分割払いする場合は、サービス利用料や手数料はかかりません。

https://smooth.jp/

不動産情報

最後に紹介するリーテック(プロップテック)のカテゴリーは、「不動産情報」です。こちらのカテゴリーは、「物件情報以外の、不動産に関連するデータを提供・分析するサービス」にあたります。例えば公開されている価格・掲載期間などの不動産情報をもとに、売買・賃貸物件の㎡あたりの単価や流動性の測定を行うサービスなどが、これにあたります。それでは、
こちらのカテゴリーに属する代表的なサービスについて、3つ挙げて見ていきましょう。

AKIDAS(アキダス)

AKIDAS(アキダス)

「AKIDAS(アキダス)」は、「空き家活用株式会社」が運営する空き家活用データシステムです。現地調査によって全国の空き家・空き地がデータベース化されており、個人所有の空き家物件4万5千件以上から検索して所有者とコンタクトを取ることができます。不動産業者はもちろん、そのほかの業者でも無料から活用できるリーテック(プロップテック)サービスです。

https://aki-katsu.co.jp/about-akidas/

Propre Japan

Propre Japan

「株式会社Propre Japan (プロパー ジャパン)」は、リーテック(プロップテック)企業としてグローバル不動産情報データベースの開発受託や、日本における不動産データベースの提供などを行っています。AIを活用した投資向け物件情報サービス「propCAST」や、不動産ビッグデータの活用で、法人のさまざまな課題解決をサポートする「B Solution」などのサービスを提供しています。

https://propre-japan.com/

REMETIS

REMETIS

不動産情報管理・分析プラットフォームの「REMETIS(レメティス)」は、リーテック企業の「RESTAR株式会社」が運営を行っています。法人向けのサービスで、一元管理された大量の不動産・地理情報に、ワンクリックでアクセスすることができます。さらに、社内のすべての情報を地図に紐づけてデータベース化できることから、埋もれた情報の活用もしやすいという特徴があります。

https://www.remetis.jp/

全22種類のX-Tech(〇〇Tech)まとめ

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