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クラウドファンディング75選

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クラウドファンディングサイト・サービス一覧
「クラウドファンディング」は、現在大きな注目を集めている新しい資金調達法です。詳しくは「クラウドファンディングとは?3種類のクラウドファンディング」に記載しましたが、簡単に言えば、「インターネットを通じて大勢の人から資金を募る」という方法で、「ソーシャルファンディング」や「CF」などとも呼ばれます。
アメリカで誕生したこの仕組みは、今や全世界に広がり、日本でも続々と新しいサービスが誕生しています。ここでは、さまざまなタイプに分かれる日本の主なクラウドファンディングサイトについて、種類ごとに分類して一覧にまとめました。クラウドファンディングに興味があるという人は、ぜひ参考にしてみてください。
総合型
まずは「総合型」のクラウドファンディングから見ていきましょう。
クラウドファンディングは、大きく分けて「購入型」「寄附型」「金融型」の3種類に分かれますが、「総合型」はこのうち複数の種類を同時に扱うプラットフォームを指します。多くは「購入型」と「寄附型」の2種類から成っており、代表的なサイトには「Readyfor」や「CAMPFIRE」「Makuake」などがあります。
「総合型」に分類されるクラウドファンディングサイトは、以下のようなものです。
Readyfor(レディーフォー)
「Readyfor(レディーフォー)」は、2011年に創業者の米良はるか氏が、アメリカ留学から帰国した後立ち上げたクラウドファンディングサービスです。2015年には流通額が10億円を突破するなど、現在国内トップクラスのクラウドファンディングサイトとして事業を展開しています。
「Readyfor」のプロジェクトは主に購入型、寄附型での実施となっており、扱うプロジェクトの種類は、全部で22種類に及んでいます。
2019年10月16日にはロゴとサービス表記を一新し、「想いをつなぐ金融機関」として生まれ変わっています。
CAMPFIRE(キャンプファイヤー)
「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」もまた、国内最大級の総合系クラウドファンディングサイトとして名前を知られています。活動をスタートしたのは211年で、連続起業家として知られる家入一真氏が立ち上げました。
創業以来2018年までの7年間で、19億円を超える資金調達を達成しています。「CAMPFIRE」は「購入型」サービスのほか、地域活性化を目的としたCAMPFIRE×LOCAL」や、「融資型」サービスの「CAMPFIRE Owners」などさまざまなプラットフォームを有しています。
GREEN FUNDING(グリーンファンディング)
続いてご紹介する「GREEN FUNDING(グリーンファンディング)」は、TSUTAYAグループが運営するクラウドファンディングサイトになります。
「GREEN FUNDING」は、「モール型」と呼ぶサービスをメインとしているのが特徴です。「モール型」とは、システムとページを企業に貸し出すというBtoBをベースとしたサービスで、「楽天」などのビジネスモデルに近い仕組みになっています。また「モール型」だけでなく、「購入型」クラウドファンディングサービスも同時に提供されています。
Makuake(マクアケ)
「Makuake(マクアケ)」は、1,000万円以上の資金調達に成功したプロジェクトが50件を超えるという、国内トップクラスの実績を誇るクラウドファンディングサービスです。
「Makuake」の成功例として有名なのが、2016年のアニメ映画「この世界の片隅に」で、小規模作品ながら異例の大ヒットを記録したことで知られています。扱うジャンルはスタートアップやファッション、テクノロジーなど全部で20種類にも及び、「購入型」と「寄附型(ふるさと納税型のみ)」の2つの仕組みが適用されています。
A-port(エーポート)
「A-port(エーポート)」は、朝日新聞社が主催するクラウドファンディングサイトとなっています。プロジェクトが掲載されるのはサイトだけでなく、新聞紙面やテレビ、オンラインメディアなど朝日新聞に関連した媒体でも取り上げられます。
「A-port」のタイプは「購入型」と「寄附型」の2種類があり、扱う項目は「アート」や「本」など全部で18種類です。新聞社が主催するサイトらしく、「ジャーナリズム」の項目が含まれるのも特徴となっています。
academist(アカデミスト)
「academist(アカデミスト)」は、アカデミスト株式会社が運営する学術系クラウドファンディングサイトです。2014年4月にスタートしたサービスで、日本で初めて研究費獲得に特化したクラウドファンディングになります。
サービス開始から2019年5月までの5年間で、109件のプロジェクト成立をサポートし、累計流通額は1億円以上にのぼります。
academist(アカデミスト)も「購入型」と「寄附型」の2種類があり、サポーターはどちらか選択することができます。また「ファンクラブ型」のシステムもあり、こちらは研究に対し月額の支援をするかわりに、進捗報告などを受ける仕組みとなっています。
アスレチック・ユニ・バース
「アスレチック・ユニ・バース」は、株式会社ザメディアジョン・エデュケーショナルが運営するクラウドファンディングサイトです。2015年4月からサービスを開始しました。日本初の「学生特化型」クラウドファンディングであり、全国の学生たちが主体となって、自分の住む町や国を良くしたいという思いを実現するために作られました。成立したプロジェクトは24件、累計500万円の支援金を集めましたが、事業は2019年12月27日をもって停止されており、現在サービスは行われていません。
購入型
続いて「購入型」クラウドファンディングについてご紹介していきます。
「購入型」とは、文字通り特定のモノを購入する形で支援を行うサービスになります。起案者は、商品開発やイベント、映像制作などのプロジェクトを提案し、サイトを通じて出資者を募ります。それを見て支援したいと思った人は、いくらかの金額を支払い、全体として目標金額に達すれば成功となります。その後、支援者に対し出来上がった商品やサービスが見返り(リターン)として贈られるという仕組みです。
「購入型」は最も多い形のクラウドファンディングで、国内では以下のようなサイトがあります。
MotionGallery(モーションギャラリー)
「MotionGallery(モーションギャラリー)」は、2011年に創業した購入型のクラウドファンディングサイトです。創業以来応援金額やコレクター(支援者)数は前年比200%を超える広がりを続け、現在までに30億円以上のファンディングと、2,500件以上のプロジェクトへの資金提供を達成しています。
「MotionGallery」の特徴は、映画や写真、アートなどクリエイティブ方面の企画支援を強く打ち出しているというところにあります。また手数料に関しても、国内最安の10%となっています。
COUNTDOWN(カウントダウン)
https://www.countdown-x.com/ja/
「COUNTDOWN(カウントダウン)」は、2012年9月にサービスを開始した国内のクラウドファンディングサイトです。
Googleの元CEOとして有名な辻野晃一郎氏が立ち上げました。国内のサイトですが、日本に限らず海外のサポーターからの支援も得られるのが特徴で、日本語と英語に完全対応した作りとなっています。「購入型」のサービスであり、資金調達を望むチャレンジャーがプロジェクト成功時に、あらかじめ用意したリターンを支援金額に応じてサポーターへ送るという仕組みになっています。
Kibidango(きびだんご)
「Kibidango(きびだんご)」は、2013年2月にスタートしたクラウドファンディングサイトです。数多い国内クラウドファンディングサイトの中でも、成功率80%ということで話題となっています。2013年創業とまだ若い企業ですが、発足2年後にはクラウドファンディングサイトの国内大手として認知されるに至っています。
2015年には、国内で初めてYouTubeの承認サイトに選出されました。また、手数料が10%とかなり低めであることも、「Kibidango」の特徴の1つとなっています。
未来ショッピング
https://shopping.nikkei.co.jp/
「未来ショッピング」は、日本経済新聞社が運営を手掛けるクラウドファンディングサイトです。「企業にイノベーションを。地方に活力を。」をスローガンとして、新しい商品やサービスを共創しています。「商品購入型」のサービスをメインとしており、購買機会の増加でより多くのユーザー獲得のチャンスが生まれます。また、約340万人の日経電子版データベースを活用したマーケティングにより、効率的な集客も望みやすくなっています。
BOOSTER(ブースター)
https://camp-fire.jp/booster-parco
「BOOSTER(ブースター)」は、パルコが運営する購入型クラウドファンディングサイトです。2018年6月には国内最大手クラウドファンディングの「CAMPFIRE」と業務提携を結んでおり、同年7月から共同運営をスタートさせました。それにより「ミレニアル世代」からの支持が拡大し、会員数も10倍に達するなどしています。
支援者の最低出資額は3,000円で、リターンとして商品やサービスが受け取れます。起案者の手数料は、20%となっています。
First Flight(ファーストフライト)
https://first-flight.sony.com/
「First Flight(ファーストフライト)」は、ソニー株式会社が運営するクラウドファンディング兼Eコマースサイトです。2015年7月に立ち上げられました。
ソニーが運営するサイトとあって、ソニーの新規事業のマーケティングの色合いが濃く、顧客との交流をメインの目的として作られました。ECも兼ねているので、サイトを通じて商品を購入することもできます。タイプは「購入型」で、リターンは商品またはサービスです。
+Style(プラススタイル)
「+Style(プラススタイル)」は、ソフトバンクグループが運営する購入型クラウドファンディングサイトです。ネットショップも兼ねているのが特徴で、IoT(Internet of Things=モノのインターネット)製品などを創出したい企業と、最新のIoT製品などを購入したい消費者をつなげることを目的としています。
企業が投稿した企画に対し、興味を持ったユーザーが自由に意見を述べ、それをもとに商品等を作り上げていくという仕組みとなっています。
GirlsYell(ガールズエール)
「GirlsYell(ガールズエール)」は、日本最大級のファッション&音楽イベント「GirlsAward」を開催している株式会社ガールズアワードが運営するクラウドファンディングサイトです。
2016年11月にリリースされた、まだ新しいサイトになります。「夢を叶えたい女性を支援するクラウドファンディングサービス」を謳っており、ダレノガレ明美や池田美憂など有名女性タレントのプロジェクトを掲載しているのも特徴です。タイプは「購入型」となっています。
WonderFLY(ワンダーフライ)
「WonderFLY(ワンダーフライ)」は、大手航空会社のANA(全日空)が手掛ける購入型クラウドファンディングサイトです。2016年10月に誕生した、まだ新しいサービスになります。
「WonderFLY」の最大の特徴は、クラウドファンディングを行うプロジェクトをコンテスト形式で決めるという点にあります。事前のテーマに沿って応募された複数のプロジェクトの中から、審査に勝ち残ったものだけがクラウドファンディングを行える仕組みです。
楽天クラウドファンディング
https://event.rakuten.co.jp/campaign/rproduce/
「楽天クラウドファンディング」は、その名の通り楽天株式会社が提供するクラウドファンディングサービスです。楽天に出店している店舗が実施するところが特徴となっています。店舗側は、新商品開発などのプロジェクトへの資金を募ることができ、ユーザーはそれらへの支援を行うことで、商品やサービスといったリターンを得ることができます。応援に際しては、楽天のポイントで支払うことも可能です。また、購入額に応じたポイントの付与なども受けられます。
FAAVO(ファーボ)
「FAAVO(ファーボ)」は、地域活性に特化したクラウドファンディングサイトです。日本の各地域を盛り上げるために立ち上げられた、「ふるさとクラウドファンディング」専門のサイトとなっています。全国に54の支部があり、それぞれの支部で地域ごとのプロジェクトを立ち上げ、その資金を募る仕組みです。こうした仕組みは、他のクラウドファンディングサイトには見られません。タイプは「購入型」で、支援者はふるさと納税と同様に、地域応援の目的で商品やサービスを購入するようになっています。
zenmono(ゼンモノ)
「zenmono(ゼンモノ)」は、2013年5月にスタートしたクラウドファンディングサイトで、「モノづくり」に特化したサービスになります。町工場などモノづくりに関わる企業や個人のために生まれたサイトで、資金調達はもちろん、デザイナーやマーケターといった人材、量産時の製造で協力してもらえるメーカーなども調達できるという点が、最大の特徴となっています。
また、期間内に目標金額が集まらなかった場合でも、継続してサイト内に掲示できるシステムです。
ENjiNE(エンジン)
「ENjiNE(エンジン)」は、2016年2月にリリースされたクラウドファンディングサイトです。特徴は、世界初の「チケット購入型」クラウドファンディングサイトという点になります。タイプとしては「購入型」に含まれますが、対価の提供を「チケット」という形にしている点が独特で、支援者はそのチケットを商品やサービスに引き換えたり、チケット自体を流通させることもできます。それにより、友人や知人にチケットをプレゼントしたり、他人に再販するなども可能になり、ユーザーへの接触機会が増えるという利点があります。
moonshot(ムーンショット)
「moonshot(ムーンショット)」は、2014年4月にサービスを開始した購入型クラウドファンディングサイトです。特徴は、「仲介手数料が無料」という点で、これは国内のクラウドファンディング業界でも初めての試みとなっています。仲介にかかる手数料がないため、プロジェクト達成時でも、決済手数料の5%しかかかりません。また、支援募集終了後に成功したプロジェクト(500万円未満)に関しては、3営業日以内での振込を実施している点も特徴となっています。
UNEEDZONE.jp(ユニゾンジェーピー)
「UNEEDZONE.jp(ユニゾンジェーピー)」は、2013年8月からサービスをスタートさせたクラウドファンディングサイトです。こちらのサイトの特徴は、アニメやゲーム、アーティストなどサブカル系のプロジェクト支援に特化しているという点にあります。成立プロジェクトの約半分は100万円以上の資金調達に成功しており、特に2015年の「Dies Irae アニメ化プロジェクト」においては、9,600万円に及ぶ支援金を集めました。これは、国内のアニメ関連のクラウドファンディングにおいては1位の金額です。
machi-ya(マチヤ)
「machi-ya(マチヤ)」は、株式会社メディアジーンと株式会社新東通信が2016年から共同で運営をスタートさせたクラウドファンディングサイトです。2019年1月からは、運営を「CAMPFIRE」のプラットフォーム上に移行させています。
特徴は、デジタル家電、小物などのガジェット関連のプロジェクトに特化している点になります。これまで累計で2億円以上の資金調達を実施しており、成功率は80%に及びます。
muevo(ミュエボ)
「muevo(ミュエボ)」は、株式会社muevoが運営するクラウドファンディングサイトです。こちらのサイトは、「新しい音楽体験を提供するファン参加型ミュージック・プラットフォーム」を謳っており、アーティストとファンをつなぐサービスとなっています。支援者は、サイト内で購入したキャンペーンの制作過程を「活動報告」という形で受け取ったり、特定のグッズや体験などの特典を得ることができます。また、さまざまな個性的なアーティスト、音楽の情報が得られる点も特徴です。
PigooFactory(ピグーファクトリー)
「PigooFactory(ピグーファクトリー)」は、2015年にサービスを開始したクラウドファンディングサイトです。その特徴は、アイドル、声優、ライブイベントに特化しているという点にあります。支援者は、応援したいプロジェクトに資金を提供することで、音源やステージなどの制作過程に携わることができます。また、プロジェクト成功後には、グッズや体験などの特典も得られます。応援するアイドルを直接支援と言った形で関われるというのが、「PigooFactory」の利点となっています。
ドメスチック!
「ドメスチック!」は、「クラウドファンディングサービスを利用したアイドル応援型プラットフォーム」です。つまり、「アイドル応援」に特化したクラウドファンディングサイトと言うことができます。
元はアイドル事務所でもある株式会社DiDoverCorporationが運営していましたが、現在は株式会社創豊に引き継がれています。支援者は気になるプロジェクトを選んで購入することにより、お気に入りのアイドルの活動を支援し、企画などへの参加もできるという仕組みになっています。
KitchenStarter(キッチンスターター)
「KitchenStarter(キッチンスターター)」は、2015年7月からサービスを開始したクラウドファンディングサイトで、日本で初めて飲食に特化したクラウドファンディングとして話題となっています。カフェや料理店を始めたい、新しい商品を開発したいという事業主はサイトを通じて資金を募り、それに共感したサポーターは、支援によって割引などのリターンを得ることができます。プロジェクト成立時には20%の手数料が発生しますが、掲載に関する手数料は無料となっています。
MIRAI SHUFUND(ミライシュファンド)
「MIRAI SHUFUND(ミライシュファンド)」は、ミライシュハン株式会社が運営するクラウドファンディングサイトです。こちらのサイトは「日本の酒」に特化している点が特徴となっており、日本酒などの日本の酒とその文化(酒器、映像など)を盛り上げることを目的としています。クラウドファンディング成立のノウハウや商品企画のマーケティング、ブランディングに至るまで、幅広くサポートしてくれる点も特徴です。現在は海外での物流・倉庫も整備中で、近い将来には、直接海外にもネット販売が可能となる予定です。
FUUDO(フウド)
「FUUDO(フウド)」は、株式会社アソビエが運営するクラウドファンディングサイトです。2018年スタートと、まだ誕生したばかりのサイトになっています。「食」の生産者を応援するクラウドファンディングで、農家や漁師などを支援することにより、リターンとして収穫(食)を得られるという仕組みです。起案者側としては、資金を広く募ることにより、「安全な食べ物を作りたい」「伝統野菜を守りたい」「日本にはない作物を作りたい」といった要望を叶えることができます。
ALLEZ! japan(アレ!ジャパン)
「ALLEZ! japan(アレ!ジャパン)」は有限会社サイバービジョンコンサルティングが運営するクラウドファンディングサイトで、2013年3月にサービスをスタートさせました。こちらのサイトは、アスリートの支援に特化している点が特徴となっています。アスリートは「ALLEZ! japan」を通じ、遠征費や合宿費、競技機材の購入費といった費用を集めることができます。一方支援者側は、アスリートへの支援の見返りとして、サイン入りのTシャツやプライベートレッスンの受講権などを入手できるようになっています。
Sportie FUND
「Sportie FUND(スポーティーファンド)」は、2012年12月にサービスを開始したクラウドファンディングサイトです。その名の通り、スポーツ分野に特化したクラウドファンディングとなっています。スポーツ分野における資金調達支援を目的としており、さまざまなスポーツ団体や個人アスリート、スポーツ施設などが、ファンやサポーターから資金を募るという仕組みになります。支援者側は、支援した金額に応じてオリジナルグッズなどの特典や、御礼のメールなどを受け取ることができます。
ドリームレイジング
「ドリームレイジング」は、株式会社ドリームレイジングが運営するクラウドファンディングサイトです。2016年の1月にサービスを開始しました。「地域密着型クラウドファンディング」を標榜しており、いろいろな新しいことにチャレンジする人の夢の実現を手助けすることを目的としています。地域活性化のためのプロジェクト、音楽や映像などアート分野のプロジェクト、飲食店など食分野のプロジェクトといった、さまざまなジャンルのプロジェクト支援を手掛けています。
ACT NOW(アクトナウ)
「ACT NOW(アクトナウ)」は、株式会社ACT NOWが運営する購入型クラウドファンディングサイトです。「地域活性化」と「自己実現」を目的としており、北海道を拠点としている点が特徴となっています。またインターネット上のやりとりに限らず、定期的な交流会の実施などを通じ、実世界での交流とクロスレファレンスを重視している点も、他のクラウドファンディングとは一線を画しています。
さらにプロジェクト成功時の手数料は10%と、他サイトに比べ低めとなっています。
MY HERO(マイヒーロー)
https://camp-fire.jp/channels/myhero
「MY HERO(マイヒーロー)」は、株式会社マイヒーローが運営する購入型クラウドファンディングサイトです。2013年8月にスタートした、日本最大級のスポーツ特化型クラウドファンディングサービスになります。選手や団体の活動資金を募り、アスリートの未来をつくることを目的とする、「スポーツプロジェクト専用募金箱」を標榜しています。プロジェクトはすべてダイレクト支援型となっており、目標額に達成したかどうかを問わず、集まった資金はすべて企画者に支払われるようになっています。
iikuni(いいくに)
「iikuni(いいくに)」は、2013年にスタートした「鎌倉特化型」クラウドファンディングサイトで、鎌倉市に関する案件に限定している点に特徴があります。鎌倉をよくするためのアイデアを支援するサイトであり、鎌倉在住の人はもちろん、他の地域に住んでいる人も自由にプロジェクトを立ち上げることができます。達成率が93%と、他のプラットフォームに比べ成功しやすいという特徴もあります。
Spotlight(スポットライト)
「Spotlight(スポットライト)」は、株式会社アーブが運営する購入型クラウドファンディングサイトです。2014年7月にスタートしたサービスで、モノづくりに特化している点が特徴となっています。ロボットやウェアラブル端末、伝統工芸品などの「モノづくり」にプロジェクト対象を絞っており、ガジェットの発明家や、企業の面白いアイデアの実現などをサポートする役割があります。起案者は資金調達以外にも、企画段階から需要についての事前調査といったマーケティングを行えるメリットもあります。
LOCAL GOOD YOKOHAMA(ローカルグッドヨコハマ)
「LOCAL GOOD YOKOHAMA(ローカルグッドヨコハマ)」は、横浜がかかえるさまざまな問題について解決していこうという目的を持ったウェブサイトです。2014年10月にローンチされました。横浜の社会課題に関するデータが見れるほか、クラウドファンディング機能も備えられており、地域課題解消へのプロジェクトを立ち上げたり、支援することができます。これまで成立したプロジェクトには、若者の就業を支援する「バイターン(バイト+インターン)実施プロジェクト」などがあります。
LOCAL GOOD FUKUOKA(ローカルグッドフクオカ)
「LOCAL GOOD FUKUOKA(ローカルグッドフクオカ)」は、特定非営利活動法人AIPが運営するウェブサイトで、「LOCAL GOOD YOKOHAMA」と同様に地域の問題を解決することを目的としています。2015年5月からサービスを開始しました。こちらもクラウドファンディング機能を備えており、地域の課題解決に向けたプロジェクトを作成・支援することが可能です。これまで達成されたプロジェクトには、「サザエさん像再建募金」などがあります。
LOCAL GOOD KITAQ(ローカルグッドキタキュウ)
「LOCAL GOOD KITAQ(ローカルグッドキタキュウ)」は、一般社団法人ソシオファンド北九州が運営するウェブサイトです。こちらもやはり、北九州が抱えるさまざまな問題を解決するためのサイトとして作られました。地域のデータやできごとなどを確認できるほか、クラウドファンディング機能も備えています。しかし、利用数の低下や他のクラウドファンディングサイトの台頭などもあり、2019年2月1日をもって各サービスの停止を決定しています。
MOTTAINAIもっと
「MOTTAINAIもっと」は、伊藤忠商事株式会社がミュージックセキュリティーズと共同で運営する購入型クラウドファンディングサイトです。ノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイ氏が感銘を受けた日本語「MOTTAINAI(もったいない)」の考え方を基盤として、地域から発信する新しいアイデアや製品を多くの人に知ってもらおうという目的があります。プロジェクト案件の発掘には、全国信用協同組合連合会との提携を通じ信用組合がサポートしているほか、特色あるプロジェクトは毎日新聞で掲載・発信もされるようになっています。
夢チューブ
https://chunichi-yume.en-jine.com/
「夢チューブ」は、中日新聞が運営するクラウドファンディングサイトです。中部エリアを中心に、地域活性化につながるチャレンジを応援するのが目的となっています。タイプは「商品購入型」で、支援者は商品やサービスを予約購入することにより、起案者に出資する形となります。中部エリアで245万部を発行する中日新聞が運営することから、高い信頼性を持つのが特徴です。また新聞だけでなく、約600万PVを誇る「中日新聞CHUNICHI Web」からも誘導できるため、幅広い層にリーチできるメリットもあります。
カナエンサイ夢
https://kanaensaiyume.en-jine.com/
「カナエンサイ夢」は、中国新聞が運営する商品購入型クラウドファンディングサイトです。スタートは2018年2月と、まだ始まって間もないサービスになります。広島エリアを中心として、地域活性化につながる挑戦を応援するのが目的のサイトです。中国新聞の読者を中心に広く出資者を募る仕組みで、自社資金やリスクをできるだけ抑えて新しい事業にチャレンジすることができます。中国新聞も広島県全域で広く読まれていることから、やはり高い信頼感があるのが特徴となっています。
LINKSTART(リンクスタート)
https://greenfunding.jp/linkstart
「LINKSTART(リンクスタート)」は、西日本新聞社が運営するクラウドファンディングサイトです。西日本新聞は、福岡県を中心に九州で幅広く読まれる新聞になります。そのためこちらのサイトは、「九州発信の夢」を発掘して応援する「九州発のクラウドファンディングサイト」となっています。こちらも「購入型」のサービスであり、支援者は出資の見返りとして商品やサービスを受け取れます。出資には「All-or-Nothing」方式が採られており、期間内に目標金額に達しなかった時は、全額が支援者に返金される仕組みです。
harebutai(ハレブタイ)
https://greenfunding.jp/harebutai
「harebutai(ハレブタイ)」は、上毛新聞とグリーンファンディングが共同で運営するクラウドファンディングサイトです。上毛新聞は、群馬県を中心として読まれている地方新聞になります。こちらもやはり、地域を活性化させるプロジェクトを発掘して支援することを目的として作られました。掲載される案件に関しては、群馬県に関するものか、もしくは群馬県内でのプロジェクトに限られています。やはり「商品購入型」で、支援者は出資する金額に応じて商品などのリターンを受け取れます。
FAN AKITA (ファンあきた)
https://fan-akita.sakigake.jp/
「FAN AKITA(ファンあきた)」は、株式会社秋田魁新報社が運営する購入型クラウドファンディングサイトです。秋田魁新報は、秋田県を中心として発行されている日刊新聞になります。「FAN AKITA」もまた、秋田県に関するプロジェクトや地域の課題を解決するプロジェクトの立ち上げ・支援を目的として作られています。サイトの名称は、「秋田ファン」と秋田を盛り上げる「ファン=扇」としての役割に由来しています。
山形サポート
https://www.yamagata-np.jp/yamasapo/
「山形サポート」は、山形新聞社が荘内銀行との連携を核に、山形銀行、山形県、きらやか銀行、READYFORとパートナーシップを結んで開設したクラウドファンディングサイトです。「地域創生の推進」を目的としており、山形県内のプロジェクト実行者と全国の資金提供者のかけ橋とするために作られました。これにより、山形県内のプロジェクト実行者は広く全国から資金を募ることができます。「購入型」サービスで、プロジェクト達成のあかつきには、支援者に商品やサービスが返礼として贈られます。
にいがた、いっぽ
「にいがた、いっぽ」は、新潟日報社が運営するクラウドファンディングサイトです。同社の創業140年記念事業として実施されたサービスで、2017年5月に開設されました。県内地銀3行やミュージックセキュリティーズと連携して運営されています。やはり地域振興を目的としており、プロジェクトは新潟にゆかりのあるものばかりが選ばれています。こちらも「購入型」クラウドファンディングで、期限内に募集金額に達したプロジェクトは、支援者に商品やサービスのリターンが贈られる仕組みです。
チェッカーフラッグ
「チェッカーフラッグ」は、株式会社オートバックスセブンが運営するクラウドファンディングサイトです。既存の概念にとらわれない自由で魅力ある製品・サービスの提供や、企業として挑戦する人を応援しようという目的から作られました。「チェッカーフラッグ」は「購入型」のサービスで、支援者はプロジェクトが成功した場合、商品やサービスをリターンとして受け取ることができます。「All-or-Nothing」方式が採られており、プロジェクト未達成の際は返金が受けられます。
Kanatta(カナッタ)
https://kanatta-crowdfunding.com/
「Kanatta(カナッタ)」は、株式会社Kanattaが運営する購入型クラウドファンディングサイトです。2017年12月に開始したサービスで、「女性による女性のためのクラウドファンディング」という点が特徴となっています。小さな夢の実現から法人化・事業拡大まで、女性が輝ける仕組みとコミュニティを提供するプラットフォームです。プロジェクトの立ち上げにはコンシェルジュのサポートもあり、さらに月一回の女子会コミュニティに参加して、ブランディングについて学べるなどのメリットもあります。
Cerevo DASH(セレボ ダッシュ)
「Cerevo DASH(セレボダッシュ)」は、ネットワークカメラ「CEREVO CAM」の開発などで知られる株式会社CerevoがCAMPFIREのクラウドファンディングシステムを利用し展開しているクラウドファンディングサイトで、2012年3月にサービスを開始しました。こちらのサイトは、ガジェットに特化している点が特徴となっています。プロジェクトオーナー(起案者)は、自身が考えたガジェットのアイデアを公開することにより、それを欲しいと思う人の支援を集めて商品化の資金を得ることができます。一方支援者は、プロジェクト成功のリターンとして、そのガジェットを受け取ることができます。
FUNDIY(ファンディー)
「FUNDIY(ファンディー)」は、携帯コミック「まんが王国」を手掛ける株式会社ビーグリーが運営するクラウドファンディングサイトです。アニメ・コミックの分野で知名度の高いビーグリーですが、「FUNDIY」はそれ以外のプロダクトデザインやファッション、映像、写真、演劇など幅広い分野をカバーしています。とはいえ、やはり、アニメやコミックといったテーマのプロジェクトが大半を占めているようです。タイプは「購入型」で、支援者はプロジェクト独自のプレミアムなリターンが得られるようになっています。
AthleteYell(アスリートエール)
「AthleteYell(アスリートエール)」は、一般社団法人アスリートエールが運営するアスリート支援のためのサイトです。アスリートの競技資金難や、PRをサポートするのが目的のオンライン後援会となっています。
その中の「スポーツファンディング」というクラウドファンディング機能は、競技資金を統括的、継続的に調達することを目指したシステムになっており、特徴としては、リターンを必要とする「購入型」であること、持続的な資金提供を募っていること、金額に関わらず、入金があり次第資金提供が成立することなどがあります。
micromecenat(マイクロメセナ)
「micromecenat(マイクロメセナ)」は、オフィス・ド・アッシュ(Office de H)が運営するクラウドファンディングサイトで、現代アートに特化したサービスです。「メセナ」とは「芸術文化を擁護する人」を意味するフランス語で、ローマ時代に実在し、詩や芸術を擁護したことで知られる人物「マエケナス」から来ています。「購入型」のサービスであり、支援者はリターンとして、アーティストの制作の秘密や作品への優先的なアクセス、作品の部品といったものを受け取ることができます。
つくろう!日本の手仕事の未来
http://sp.trip.kyoto.jp/savethecraft/01/index.html
「つくろう!日本の手仕事の未来」は、「婦人画報」がプロデュースするクラウドファンディングプロジェクトです。後継者不足や材料難などの理由から存続の危機に瀕している、日本の貴重な工芸品とその作り手を守ろうという目的を持った、「日本の手仕事」に特化したサービスとなっています。支援者は数千円ほどからの支援により、職人の仕事を支えることができ、その見返りとしてその工芸の記念品やイベントツアーなどの見返りを受け取れる仕組みです。
寄附型
続いてご紹介するのは、「寄附型」クラウドファンディングです。
「寄附型」とは、文字通り「寄附」を目的としたクラウドファンディングサービスになります。社会貢献を主な動機としており、災害支援やボランティア活動、学術研究といったものへの募金の場を提供しています。
支援者は寄附という形で社会貢献できるだけでなく、税制上の優遇措置も受けることができます。基本的に見返りはありませんが、手紙などの形でお礼を返すプロジェクトもあります。
主な「寄附型」のサイトは、以下のようなものです。
JAPAN GIVING(ジャパンギビング)
「JAPAN GIVING(ジャパンギビング)」は、株式会社 LIFULL Social Fundingが運営する寄附型クラウドファンディングサイトです。社会の役に立ちたいという支援者と、資金を必要とする非営利団体「NPO」をつなぐサービスとなっています。
災害被災者支援などを中心として、子供の教育やスポーツ、動物など、幅広い分野でのプロジェクトを支援することができます。「寄附型」ですが、支援者にお礼を返せる「ギフト」の機能もあります。また、支援者が自らプロジェクト支援のためのプロジェクトを作成するなども可能となっています。
Readyfor Charity(レディーフォーチャリティー)
「Readyfor Charity(レディーフォーチャリティー)」は、「Readyfor」から派生した寄附型クラウドファンディングサイトです。「Readyfor」のサービス開始時から、認定NPO法人や自治体などの社会性に富んだプロジェクトの掲載を行う中で、「資金を寄附として受け取りたい」「支援者に税制優遇を受けてもらいたい」とのニーズが高まったことで立ち上げられました。
システムは「Readyfor」と同様なので、以前から同サイトを利用していたという人にとっては、利点の多いサービスとなっています。
Good Morning by CAMPFIRE
https://camp-fire.jp/goodmorning
「Good Morning(グッドモーニング)」は、「CAMPFIRE」が2016年10月に立ち上げた「ソーシャルグッド特化型」クラウドファンディングサイトです。「ソーシャルグッド」とは「社会にいいこと」の意味であり、社会問題に向き合い、その課題解決を目指す人の支援を目的としています。また単なるプラットフォームにとどまらず、「よりよい社会の実現」を目指し、非営利団体やメディアとの共同プロジェクトなどに取り組んでいる点も特徴となっています。
エフバイジー(F×G)
「エフバイジー(F×G)」は、地域特化型のクラウドファンディングサイトである「FAAVO」から派生したサービスで、2016年にスタートしました。ふるさと納税に特化している点が特徴です。
「FAAVO」の場合は「購入型」でしたが、こちらは「寄附型」のクラウドファンディングとなっています。「エフバイジー」はふるさと納税という仕組みを、より地域に寄り添って利用できるようにしており、自治体の取り組み(コト)に注目することで、それらを応援したいという共感の気持ちを地域へ届けられるサイトを目指しています。
GiveOne(ギブワン)
http://www.giveone.net/cp/pg/TopPage.aspx
「GiveOne(ギブワン)」は、公益財団法人 パブリックリソース財団が運営する寄附型クラウドファンディングサイトです。「だれもが所得の1%を寄附する社会」の実現を目指しており、「Invest in the Future !」を合言葉としています。NPO単位のさまざまなプロジェクトが記載されており、支援者はそれらの中から、自分の関心にマッチするものを選んで寄附を行うことができます。
実際の寄附に関しては、クレジットカードとネット銀行で行う仕組みとなっています。
ガバメントクラウドファンディング(GCF)
https://www.furusato-tax.jp/gcf/?header
「ガバメントクラウドファンディング(GCF)」は、株式会社トラストバンクが運営するふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」が提供するクラウドファンディングサービスです。
ふるさと納税制度を活用して行うクラウドファンディングで、自治体が抱える問題解決のため、ふるさと納税の寄附金の使い道を具体的にプロジェクト化(子育て支援や産業振興など)し、それに共感した人から寄附を募るという仕組みになっています。
「使い道を指定して寄付する」という点が、通常のふるさと納税と異なる点です。
金融型
最後に、「金融型」のクラウドファンディングサイトをご紹介していきます。
「金融型」は、簡単に言えば投資を目的としたサービスになります。資産運用の希望を持つ個人が、サイト上に掲載された案件に投資し、分配金などのリターンを得る仕組みです。
起案者は銀行などの金融機関を通さずに融資を募ることができ、支援者は少額からの資産運用が可能になるというメリットがあります。
主な「金融型」のクラウドファンディングサイトには、以下のようなものがあります。
KAIKA(開花)
「KAIKA(開花)」は、株式会社KAIKAが運営する金融型クラウドファンディングサイトです。株式会社KAIKAの拠点がある山口県を中心として福岡や広島の地域を活性化するビジネスの創出や、新商品開発などについて支えようという目的があります。
個人投資家は事業者に対し資金を提供することで、分配金や特典などを得られるとともに、その地域の活性化も手助けできる仕組みとなっています。
SBIソーシャルレンディング
https://www.sbi-sociallending.jp/
「SBIソーシャルレンディング」は、2011年3月からサービスを開始したクラウドファンディングサイトです。「ソーシャルレンディング」とは「貸付型クラウドファンディング」のことで、資金を借りたい企業と、お金を貸して運用したい人をマッチングするサービスを指します。
「SBIソーシャルレンディング」は銀行などを運営するSBIグループに属しており、成立ローン額は390億円を超えるなど、ソーシャルレンディング業界では2位に位置しています。比較的歴史が浅く、基盤が不安定な会社が多いとされるソーシャルレンディング業界では、資本の安定性などで一線を画するサイトとなっています。
FUNDINNO(ファンディーノ)
「FUNDINNO(ファンディーノ)」は、2016年にスタートした「株式投資型」クラウドファンディングサイトです。「株式投資型」クラウドファンディングとは、店頭有価証券の発行により、インターネットを通じて多くの人から小額ずつ資金を募るという仕組みを指します。
「FUNDINNO」を運営する株式会社日本クラウドキャピタルは、2016年10月に国内初の第一種少額電子募集取扱業者として登録承認され、株式投資型クラウドファンディング業務を開始しました。2019年11月現在で、累計応募金額は24億円を超えています。
OwnersBook(オーナーズブック)
「OwnersBook(オーナーズブック)」は、ロードスターキャピタル株式会社が運営するクラウドファンディングサイトです。タイプとしては、「ソーシャルレンディング」に当たり「オーナーズブック」は、不動産案件に特化しているのが特徴です。
サイトに掲載される案件には、全て不動産の担保設定がされており、借り手企業に不測の事態が起こった場合でも、貸し倒れなどの心配が低いという利点があります。また、運営会社が不動産のバックグラウンドを持つ点も、高い信頼性につながっています。
クラウドバンク
「クラウドバンク」は、日本クラウド証券が運営するクラウドファンディングサイトです。こちらも「ソーシャルレンディング」に分類されるサイトになります。
「クラウドバンク」の特徴は、多様なテーマのファンドを扱っているという点にあります。他のソーシャルレンディング業者が単一のテーマを扱うことが多い中、「クラウドバンク」の場合は不動産事業や再生エネルギー事業、企業のM&A支援など、ユニークなファンドが多数そろっています。
maneo(マネオ)
「maneo(マネオ)」は、2008年にサービスを開始したクラウドファンディングサイトです。日本初のソーシャルレンディングサイトであり、同じ業界の中では最大手となっています。
これまでの実績も大きく、成立したローンの総額は、累計で1,400億円を超えています。掲載されている案件数も多く、豊富な種類のファンドがそろっている点も特徴です。利回りは5.0~8.0%と、特別高いわけではありませんが、運営実績や健全な財務体制から、多くの人に選ばれるサイトとなっています。
クラウドクレジット
「クラウドクレジット」は、2014年6月からサービスを開始したクラウドファンディングサイトです。分類としては「ソーシャルレンディング」に当たりますが、海外の案件を主に取り扱っているのが特徴になります。
特に、新興国の事業支援ファンドやマイクロファイナンス(小規模金融=貧しい人々への小口の融資提供)案件などの、公共事業的色合いの濃い案件を多く取り扱っています。
社会貢献とともに高い利回りも期待できることから、累計募集金額が150億円を突破するなど、現在非常に高い人気を誇るサービスです。
トラストレンディング
https://www.trust-lending.net/
「トラストレンディング」は、2015年11月にサービスを開始したクラウドファンディングサイトで、ソーシャルレンディングを業務としています。
日本国内の不動産を担保としたローンファンドを数多く組成しており、高い年利回りで人気を博してきました。しかし、2018年に実体のない案件で融資を募ったことが発覚すると、同年12月に行政処分を受け、2019年3月には第二種金融商品取引業免許を取り消される結果となっています。そのため現在のところ、実質的な業務は停止状態にあります。
Sony Bank GATE
https://moneykit.net/visitor/sbg/
「Sony Bank GATE」は、ソニー銀行が運営する投資型クラウドファンディングサイトです。2017年8月からスタートしたサービスで、国内銀行による初めての投資型クラウドファンディングサービスとして注目を集めました。
「Sony Bank GATE」の特徴は、「特定事業の売り上げによって分配金が変わる」という点にあります。これは「ファンド型」と呼ばれるシステムのせいで、投資家が受け取る分配金は、投資した事業の売上によって変動するようになっています。そのため、想定したより多くの分配金を受け取る可能性がある一方で、元本割れになってしまう可能性もあります。
セキュリテ
「セキュリテ」は、ミュージックセキュリティーズ株式会社が運営するクラウドファンディングサイトです。「セキュリテ」は、分類としては「投資型」に含まれますが、「インパクト投資」を主としている点に特徴があります。「インパクト投資」とは、経済的な価値と社会的な価値の双方を追求する投資のことで、投資家は出資を通じ、経済的なリターンだけでなく地域の課題解決などの役割も負うことになります。そのため、一般的なソーシャルレンディングに比べると、利回りが若干低いという特徴もあります。
finan=sense
「finan=sense(ファイナンセンス)」は、2016年にスタートしたクラウドファンディングサービスで、デザインオフィスのnendoと投資会社のミュージックセキュリティーズが共同で運営するサイトになります。名前の由来は、Finance(金融)+Sense(感性)から来ています。
資金調達と商品開発などのデザインという2方面から事業者をサポートするサービスで、nendoが商品のデザインやブランディングを担当し、ミュージックセキュリティーズを通じて資金調達を行うという仕組みになっています。
GoAngel(ご縁ジェル)
「GoAngel(ご縁ジェル)」は、DANベンチャーキャピタル株式会社が運営するクラウドファンディングサービスです。2017年9月スタートで、「FUNDINNO」に続き国内2番目に設立された「株式型」クラウドファンディングサービスになります。
「株式型」クラウドファンディングは、前にも述べたように、資金調達を望むベンチャー企業と未公開株を買いたい投資家をマッチングするサービスとなっています。2019年11月には「CAMPFIRE」に買収され、CAMPFIREグループ内で運営を継続することとなりました。
TATERU Funding(タテルファンディング)
https://www.tateru-funding.jp/
「TATERU Funding(タテルファンディング)」は、株式会社TATERU(旧インベスターズクラウド)が運営するクラウドファンディングサイトです。同社が施工・運営する国内アパート物件への投資を目的とした、不動産投資型クラウドファンディングになります。
小口からの出資が可能で人気を集めていましたが、2018年に顧客の預金残高改ざんという不祥事が発覚し、2019年11月に不動産特定共同事業に関する廃業届を提出、2020年1月31日もってサービス停止という事態になっています。
LCレンディング
「LCレンディング」は、LCホールディングス株式会社の100%子会社である株式会社LCレンディングが運営するクラウドファンディングサイトです。分類としては、資金需要者と多数の個人投資家をマッチングさせる「ソーシャルレンディング」にあたります。
LCレンディングは、不動産担保付きファンドが多いのが特徴です。また、親会社のLCホールディングスを中心として形成される「ロジコムグループ」の一員にあたり、母体がしっかりしているぶん比較的信頼性が高いとされています。
プレリートファンド(Pre Reit Fund)
https://www.prereitfund.co.jp/
「プレリートファンド(Pre Reit Fund)」は、プレリートファンド株式会社が運営する、ソーシャルレンディング型のクラウドファンディングサイトです。不動産案件に特化したサービスですが、ほかの不動産特化型ソーシャルレンディング事業者と異なる点は、リート(不動産投資信託)に上場する前の不動産案件を掲載しているという部分になります。
「リートの前段階」という意味で、「プレリート」の名前が付いています。最終的にリートへ売却することが目標となっており、ヘルスケア施設やホテルなどの、成長市場の案件を多く取り扱っています。

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