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一般常識

「ピラフ」「パエリア」「リゾット」の違い

「ピラフ」「パエリア」「リゾット」の違い

「ピラフ」「パエリア」「リゾット」の違いとは

世界各地には多くのお米を使った料理がありますが、日本でもポピュラーな洋風のお米料理に「ピラフ」「リゾット」「パエリア」などがあります。いずれも生米を炒め、スープで炊き上げるという製法はほぼ同じものです。
このように作り方は似ているものの、見た目も味も違う別のお米料理。といっても各自イメージはできても、その違いをはっきり説明するのは難しいのではないでしょうか。

今回は、それぞれの違いや特徴を解説していきます。

「ピラフ」とは

ピラフ

「ピラフ」とは、生米をバターで炒めた後、ブイヨンなどのスープと一緒に水気がなくなるまで炊くフランスの炊き込みご飯です。トルコ料理「ピラウ」が発祥で、フランスに伝わり、「ピラフ」へと発展しました。日本では生米ではなく、炊いたご飯を炒めるケースもあります。

具材も様々なものが使われ、カレー粉を入れてカレーピラフにするなど、比較的自由にアレンジできる料理です。

後述するように、「パエリア」とは、お米を炒めた後、スープで炊き上げるといった作り方は共通していますが、発祥の国も見た目も違います。「ピラフ」は炊き込みご飯風、「パエリア」は黄色いご飯の料理です。「リゾット」は「ピラフ」「パエリア」とは違い、スープと一緒に楽しむご飯料理です。

「パエリア」とは

パエリア

「パエリア」は、生のお米や具材をオリーブオイルで炒め、魚介系スープに香辛料のサフランを加え、炊き上げた黄色をしたお米料理です(お米は炒めない場合もあり)。「パエリア」はスペイン料理ですが、その起源については、「ピラフ」がスペインに伝わり発展したとも、アラブ人によってスペインで発明されたともいわれています。

具材は白身魚やムール貝など魚介類が中心ですが、鶏肉など山の幸を使うこともあります。
具材を混ぜ合わせて炊き込む「ピラフ」に比べて、「パエリア」は具材が大ぶりで、米の上に並べて煮詰めていきます。しっかり具を味わうのも「パエリア」の特徴です。

「パエリア」とは、バレンシア語(スペイン東部)で「フライパン」を意味する言葉。本場では、平底の浅い丸形で、両側に取っ手がついたフライパン「パエリア鍋」で作ります。

「ピラフ」と「パエリア」は、似たようなお米料理ではありますが、色の違いで見分けることができます。

「リゾット」とは

リゾット

「リゾット」とは、生のお米を炒め、白ワインとスープで煮立てて雑炊風にしたイタリアのお米料理です。「ピラフ」や「パエリア」との最大の違いは、水分が残されていること。「リゾット」は、「ピラフ」や「パエリア」のように水分をすべて飛ばさず、スープを残してお米と一緒に味わいます。見た目は西洋風の雑炊ですが、日本の雑炊よりもさらっとしています。

「リゾット」とは、最高の米料理を意味する「リーゾ・オットティモ」の略。「ピラフ」または「パエリア」が伝わり発展した説やイタリア伝統の麦料理とアジアの米の文化が合わさって誕生した説など発祥には諸説あります。

このように、製法が共通した洋風のお米料理といっても、「リゾット」はイタリア、「ピラフ」はフランス、「パエリア」はスペインと、発祥の国も異なる別の料理です。「ピラフ」が洋風の炊き込みご飯といえるのに対し、「パエリア」は大きめのもしっかり味わう黄色いご飯の料理。細かい製法で言えば、基本的には炒めるときに「ピラフ」はバター、「パエリア」はオリーブオイルと使い分けています。「リゾット」は、スープも一緒に味わう料理です。