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一般常識

「押入れ」「クローゼット」の意味と違い

「押入れ」「クローゼット」の意味と違い

「押入れ」「クローゼット」の意味と違い

生活する上で欠かせない場所はいくつもありますが、「収納」もその1つでしょう。その点「押入れ」は馴染み深い存在ですが、同じようなスペースで「クローゼット」と呼ばれるものもあります。どちらも衣服や寝具をしまっておくという点で同じ機能を持つ両者ですが、どこかに違いなどはあるのでしょうか。使い分けのポイントについて知りたいという方も多いと思います。

今回は、「押入れ」と「クローゼット」の意味や違いについて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

「押入れ」とは

押入れ

「押入れ(おしいれ)」とは、「日本家屋において、寝具や家財道具などの物をしまっておく場所」を意味する言葉です。ふすまで仕切られた空間で、上下2段に分かれているのが通常です。サイズについては住宅によってさまざまですが、一般的には間口が一間(約182㎝、)、奥行きが半間(約91㎝)、高さが230㎝程度となっています。

「押入れ」が庶民の家屋に設えられるようになったのは、江戸時代からです。それも幕末ごろで、一般に広く普及したのは明治以降とされています。

「押入れ」と「クローゼット」は、どちらもさまざまな物を収納する点で本質的に同じものですが、細かい違いもあります。「押入れ」の場合は和室に設えられ、ほとんどは横長で上下2段に分かれた構造になっている点が特徴となっています。

「クローゼット」とは

クローゼット

「クローゼット」とは、英語の「closet」のカタカナ表記です。「クロゼット」と書かれる場合もあります。「closet」の意味は、「寝具・衣類・道具などを収納するための空間」というもので、この点は日本語においても変わりません。

「クローゼット」の構造は、複数の面に分かれているタイプや、幅広のタイプ、奥行きが広いタイプなど、いくつかの種類があります。人が中に入って動ける「ウォークインクローゼット」というタイプもあります。サイズについても、ケースによってかなり変わってきます。

「クローゼット」と「押入れ」は、上記のように、本質的な違いはあまりありません。ただ一般的な区別として、「押入れ」は寝具を、「クローゼット」は衣類を中心にしまうことが多いといった指摘はできます。

また、「クローゼット」は主に洋室に設えられ、タイプやサイズもさまざまなものがあるなどの点で「押入れ」と使い分けることも可能です。

「押入れ」「クローゼット」の意味と違い

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