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一般常識

「九州地方」「北九州」「南九州」の違いとは

「九州地方」「北九州」「南九州」の違いとは

「九州地方」「北九州」「南九州」の違いとは

「九州地方」は、日本を8つの地域に分けた際の、西方に位置する地方を指します。一方、同じ地域において「北九州」「南九州」という区分も存在しますが、これらがどのように違うのかご存知でしょうか。こうした区分は知っていても、具体的な違いについてはよく知らないという人も多いかもしれません。

本記事では、「九州地方」「北九州」「南九州」の意味や違いについて解説していきますので、これらの使い分けが知りたいという人は参考にしてみてください。

「九州地方」

九州地方

「九州地方」とは、「日本列島を構成する九州島と、その周辺の島々(対馬、壱岐、五島列島、薩南諸島など)を含む地方」を意味する言葉です。具体的には、福岡、大分、佐賀、長崎、熊本、宮崎、鹿児島の7県ですが、これに沖縄県を含める場合も多く、「九州・沖縄地方」とまとめられることもよくあります。

「九州」の名称の由来は、律令時代の構成国にあります。この時代のこの地方は「西海道」と呼ばれていましたが、筑前、筑後、肥前、肥後、豊前、豊後、日向、大隅、薩摩の9国から成っていました。なお、この時代の琉球は令制国には含まれていないので、本来の定義からすると、沖縄県を「九州」に含めるのは間違いということになります。

「九州地方」は大きく北部と南部の2地域に分けられ、後述するように、それぞれで産業などの特徴において違いがあります。

「北九州」

北九州

「南九州」と対比される場合の「北九州」とは、「九州の北部地域」を意味します。一般的には、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分の5県を指すことが多くなっています。

一方、具体的な地名として使われる場合は、「福岡県北東部に位置する市」の意味になります。古くは「北九州」と言えば、「九州の北部」を指していましたが、「北九州市」の誕生後はこちらとの違いを明らかにするため、「北部九州」や「九州北部」と呼ばれることも多くなりました。
一般的な「北九州」の範囲は上記のようなものですが、実際にはケースによって違いがあります。例えば地質学などにおいては、中央構造線を境目として南北に分けられるようになっています。なお、九州を三分する場合には、「北九州」と「南九州」の間に「中九州」が置かれますが、この場合の「北九州」は、一般的に福岡、佐賀、長崎の3県を指します。

「南九州」

南九州

九州を分割する場合に使われる「南九州」とは、「九州の南部地域」を意味します。こちらも範囲についての明確な定義はありませんが、一般的には宮崎と鹿児島の2県を合わせた地域とすることが多くなっています。
「中九州」を加えて3分割される場合もほぼ同様の範囲ですが、実際は上記のように、場合によって具体的な境界は異なります。
一方、2007年に鹿児島県南部に誕生した「南九州市」との違いがわかりづらいとの理由で、「南部九州」や「九州南部」と呼ばれることもよくあります。

産業的には、「北九州」が工業を中心としているのに対し、「南九州」は農業を中心としている点が特徴です。また地形面では、平野が連続する「北九州」に対し、「南九州」は火山の分布が多い点も両者の違いになります。