HOME>一般常識>「勲章」「褒章」の意味と違い

一般常識

「勲章」「褒章」の意味と違い

「勲章」「褒章」の意味と違い

「勲章」「褒章」の意味と違いとは

「勲章」と「褒章」は、どちらもニュースなどでよく聞く言葉でしょう。いずれも「国から与えられる立派な賞」というイメージがありますが、どのような違いがあるかについては、わかりにくい部分が多くなっています。

そこで今回は、「勲章」と「褒章」の意味や違い、使い分けのポイントについて、詳しく解説していきたいと思います。

「勲章」とは

勲章

「勲章(くんしょう)」とは、「国家や公共に対する勲功などを表彰して、国から授与される記章」を意味します。「記章」とは、バッジやメダルなどの「記念に与えられるしるし」のことです。日本においては、「大勲位菊花章」「桐花大綬章」「旭日章」「瑞宝章」「宝冠章」などの種類があります。

「褒章」とは、いくつかの点で違いがあります。「勲章」の場合、個人の長年にわたる功績・業績に対し与えられるもので、「期間」が重視されるのが特徴です。そのため、叙勲の対象は基本的に70歳以上となっています。また、法人などの団体には与えられない点も、「褒章」との違いになります。

「勲章」を授与される人の例としては、病院長や企業経営者、保育士、消防団員などが挙げられます。

「褒章」とは

褒章

「褒章(ほうしょう)」とは、「ある分野において立派な功績などがあった人々を表彰するために、国から与えられる記章」を意味する言葉です。日本では、「紅綬褒章」「緑綬褒章」「黄綬褒章」「紫綬褒章」などの種類があります。

「褒章」と「勲章」は、どちらも「栄典」と呼ばれる制度の1つです。「栄典」は、国家や社会に功労のあった人への表彰として与えられる栄誉のことで、天皇の国事行為として授与されます。ただ、「勲章」が上記のように、「長年の功績」を表彰して与えられるのに対し、「褒章」は期間や年齢などを問わないという違いがあります。また、「勲章」は主に「国家に功績のある個人」を対象とするのに対し、「褒章」は「社会や文化などに貢献した個人・団体」を対象とする点も、両者の使い分けのポイントとなります。

「褒章」を授与される対象には、スポーツ選手やボランティア従事者、人命救助をした人、公益のために私財を寄付した者などが挙げられます。