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一般常識

「校正」「校閲」「添削」の意味と違い

「校正」「校閲」「添削」の意味と違い

「校正」「校閲」「添削」の意味と違いとは

「校正」「校閲」「添削」の3つの言葉は、いずれも文字や文章をチェックし、修正するといった作業を指します。しかし、この3語が使われる場面は、個々で異なっています。では、この3つはそれぞれどんな風に使い分けるべきなのでしょうか。

今回は、「校正」「校閲」「添削」の意味や違いについて解説しますので、使い分ける際の参考にしてみてください。

「校正」とは

校正

「校正(こうせい)」とは、「文字や文章を比べ合わせて、誤りがあったら正すこと」という意味の言葉です。「校」の字は「くらべる」「比較する」を表し、「正」は「ただす」を表しています。

一方、一般的に使われる場合の「校正」は、印刷工程の1つを指すのが通常です。活版印刷や写真植字の工程で仮刷りと原稿とを照らし合わせ、誤植や体裁の誤りがないか確認し、そうしたものがあった場合は訂正することを言います。「ゲラ刷りの校正がまだだ」「校正担当者に依頼する」のように使われます。

「校正」と「校閲」は、字面やイメージは似ていますが、詳しい作業内容は違います。「校正」の場合、「文字や体裁の誤り」についてチェックするのが特徴です。

「校閲」とは

校閲

「校閲(こうえつ)」とは、「調べ検討すること」という意味の言葉です。何かを検査することや、調査することを指します。「校」は上記のように「くらべる」を意味し、「閲」は「しらべる」「文書を比較して調査研究する」を意味しています。

一方、「校閲」もまた、一般的には書籍制作工程の1つを表すことが多くなっています。この場合の「校閲」は、「印刷物などを読み、内容の誤りを正したり、不足分を補うなどすること」を指します。「専門家の校閲を受ける」「校閲で人名の間違いを見つけた」のように使われます。

「校正」と「校閲」の違いは、分かりやすく言うと、チェックするのが「文字か内容か」という点にあります。「校正」が上記のように、主に「文字のミス」をチェックする作業であるのに対し、「校閲」は文章の矛盾や固有名詞の間違いなど、内容のミスについてチェックするという点で使い分けられます。

「添削」とは

添削

「添削(てんさく)」とは、「他人の書いた詩歌や文章、答案などを、語句を加えたり削るなどして、より良い形に改めること」という意味の言葉です。「添削」の「添」は「付け加える」を意味し、「削」は「全体からその部分を取り除く」を意味しています。「講師の添削を受けた答案が戻ってきた」「子供の作文を添削するアルバイトをしている」「添削された書は、すべて残してある」のように使われます。

「添削」は、このように「校正」や「校閲」とは意味がはっきり違います。「添削」は書籍など印刷物を作る工程ではなく、他人の文章や答案などについてお手本を示すために、それらに手を加えることを指しています。