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一般常識

「光景」「風景」の意味と違い

「光景」「風景」の意味と違い

「光景」「風景」の意味と違い

「○○な光景を目にする」のように、「光景」という言葉は日常でもよく使われます。一方、これとイメージがよく似ているのが、「風景」という言葉です。どちらも「景色」や「情景」といった意味で使われますが、両者は全く同じような性格の言葉なのでしょうか、それともどこかに使い分けのポイントがあるのでしょうか。

今回は、「光景」と「風景」の意味や違いについて解説していきますので、両者の使い分けが気になる方は、参考にしてみてください。

「光景」とは

光景

「光景(こうけい)」とは「日のひかり」という意味の言葉ですが、通常は「目に見える景色」や「ある場面の具体的なありさま」の意味で使われます。「眼下に広がる壮大な光景に目を奪われた」「勝者と敗者が笑顔で握手を交わすのは、感動的な光景だった」「惨憺たる光景を目にして、思わず立ちすくんだ」のような使い方をされます。

「景」の字は、「見渡される地上のありさま」や「日の光、ひかげ」などの意味を持ちます。

「風景」とは「景色」や「情景」の意味を持つ点で共通しますが、使われ方には多少の違いがあります。「光景」は、人を感動させたり、刺激したりする情景についてよく使われる言葉です。良い意味でも悪い意味でも、記憶に残るようなインパクトの強さがある点が、「光景」の特徴と言えます。

「風景」とは

風景

「風景(ふうけい)」とは、「目に映る自然の様子」「景色」という意味の言葉です。「美しい山々の風景を写真に撮る」「都会では見られない自然の風景に見入る」のように使われます。また、「ある場面の情景・ありさま」という意味もあり、この場合は「幼い子供たちが仲良く遊ぶほほえましい風景」「人通りの少ない街は、正月の見慣れた風景だ」のように使われます。

「風」の字は、この場合「目に映る広い範囲の眺め」の意味になります。

「光景」とは同じような意味を持ちますが、上記のように使われ方はやや違います。「風景」の場合は「団欒の風景」や「風景写真」などと言うように、落ち着きや静けさ、日常などを感じさせるものについてよく使われる点が特徴です。「災害で変わり果てた街の風景」のように、刺激的な場面で使えないこともありませんが、一般的には違和感が感じられるようになっています。

「光景」「風景」の意味と違い

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