社会人のためのビジネス情報マガジン

  • フェイスブック
  • ツイッター
  • RSS

一般常識

「根元」「根源」の意味と違い

「根元」「根源」の意味と違い

「根元」「根源」の意味と違い

「根元」と「根源」は、どちらも「こんげん」と読む熟語です。「問題の根元」「諸悪の根源」のように使われ、さまざまなところで目にするこれらの言葉ですが、一体どういった部分に違いがあるのでしょうか。使い分けのポイントが分からず、モヤモヤしているという人も多いでしょう。

そこで今回は、「根元」と「根源」の区別の仕方について知りたいという人のために、これらの意味や違いについてわかりやすく解説していきたいと思います。

「根元」とは

根元

「根元(こんげん)」とは、「ものごとの一番もとになっているもの」という意味の言葉です。「おおもと」や「根本(こんぽん)」と言い換えることもできます。「格差や不平等こそ諸悪の根元だ」「もっと根元的なところにメスを入れない限り、この問題は解決しない」のように使われます。また、「ものごとの始まり」という意味もあり、こちらは「この争いの根元は、1年前のささいなトラブルにある」のように使われます。

一方、「根元」という表記は「ねもと」と訓読する場合もありますが、この場合は「根本」の意味のほかに、「根のある部分」という意味も加わります。「植木の根元」という場合は、こちらの意味になります。

「根源」との違いは、基本的にありません。詳しいことについては、以下で説明しましょう。

「根源」とは

根源

「根源」とは、「ものごとのおおもと」という意味の言葉です。あるものごとを成立させる、一番もとのものについて言います。「もっと問題の根源にまでさかのぼって対処しないと、事態は改善しない」「私のことをまるで諸悪の根源みたいに言うのはやめてくれ」のように使われます。また、「事の起こり」という意味もあり、この場合は「根源にあたる出来事は不明だが、とにかく彼らはずっと反目している」のように使われます。

「根源」と「根元(こんげん)」は、上で述べたように、特に意味の違いはありません。どちらも同じ場面で使うことができ、それぞれの表記と置き換えることも可能です。つまり、使い分けは気にしなくてもOKということになります。ただ、「根元」には「ねもと」という読みもあり、その場合「根のある部分」の意味も含まれる点は、両者の違いと言えます。

「根元」「根源」の意味と違い

この記事が気に入ったら いいね!しよう

最新の情報をお届けします