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一般常識

河川敷(かせんじき?かせんしき?)の意味と読み方の違い

河川敷(かせんじき?かせんしき?)の意味と読み方の違い

「河川敷(かせんじき)」「河川敷(かせんしき)」の意味と読み方の違い

「河川敷」とは、「河道(河川の水が流れるところ)と堤防を合わせた区域」という意味の言葉です。「敷」とは「敷地」の略で、文字通り「河川の敷地」を指します。河川法によって河川の一部と規定された区域であり、増水時に達する川幅の最大限をとって設けられています。「河原・川原(かわら)」と意味の違いはないと考えて問題ありません。

「河川敷」の読み方には、「かせんじき」と「かせんしき」の2種類があります。結論から言うと、どちらを使っても間違いではありません。テレビやラジオなどの放送においても、「かせんじき」「かせんしき」の両方の読み方を認めています。

「河川敷」という言葉は昭和30年代から巷で使われだしたもので、法令用語でもないため、もともと放送では「かわら」と言い換えられていました。しかし、その後使用例が増えて一般化したことから、昭和57年9月の放送用語委員会で使用を認める決定がされます。その際、読み方として「かせんじき」「かせんしき」の両方が採用されました。
読み方が2種類になったのには、官庁・大学などでそれぞれの読み方が同程度の割合で使われていること、「敷」の字の他の用例を見ても、「しき」と「じき」を区別する明確な法則が見当たらないことなどの理由があります。国語辞書においても、記載される読み方に一貫性はなく、それぞれで異なるのが実状です。

漢字入力の際も、どちらを用いても「河川敷」と変換できます。もちろん、意味においても「かせんじき」と「かせんしき」が表す内容に違いはありません。

河川敷(かせんじき?かせんしき?)の意味と読み方の違い

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