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一般常識

「官僚」「閣僚」「内閣」「政治家」の意味と違い

「官僚」「閣僚」「内閣」「政治家」の意味と違い

「官僚」「閣僚」「内閣」「政治家」の意味と違いとは

「官僚」や「閣僚」といった言葉は、ニュースなどでおなじみのものです。しかし、その具体的な意味や違いについては、あまり詳しく知らないという人も多いでしょう。また、「内閣」や「政治家」との使い分けについてもわかりにくいところです。

そこで今回は、「官僚」「閣僚」「内閣」「政治家」の4つの言葉について、その意味や違いを詳しく解説していきたいと思います。

「官僚」とは

官僚

「官僚」とは、広義には「役人」や「官吏」を意味する言葉です。一方、狭い意味としては、国家の行政事務を担い、国から給与を受ける人間を指します。一般的には、「国政に携わるような、上層の公務員」といった意味合いで使われています。ただ、具体的にどの立場の公務員を指すかについては、明確な定義はありません。
読み方は「かんりょう」で、「高級官僚」「キャリア官僚」「中央官僚」などのように使われます。

「官僚」の「官」と「僚」は、共に「役人」を意味する漢字となっています。

「官僚」と「閣僚」は、字面の印象は似ていますが、意味合いは違います。「閣僚」の意味については、以下で詳しく説明しましょう。

「閣僚」とは

閣僚

「閣僚」とは、「内閣を構成する各大臣」という意味の言葉です。いわゆる「国務大臣」のことで、日本においては、内閣総理大臣によって組閣あるいは内閣改造に伴い選任されます。
読み方は「かくりょう」で、「閣員(かくいん)」とも呼ばれます。「閣僚を任命する」「閣僚級協議」「防衛閣僚」などのように使われます。

「閣僚」の「閣」という字は、「高い建物」を意味する漢字ですが、この場合は「内閣」の略語になります。一方「僚」は、前述のように「役人」を意味しています。

「閣僚」は、身分の上では国家公務員であり、この点は「官僚」と違いはありません。しかし、「官僚」が「行政職員のうち政策決定に関係する上級公務員」を指すのに対し、「閣僚」は「内閣総理大臣から指名される内閣の構成員」を指す点に違いがあります。

「内閣」とは

内閣

「内閣」とは、「国家の行政権を担当する最高の合議機関」という意味の言葉です。英語の「cabinet」の訳語であり、政治的には通常「政府」と呼ばれています。読み方は「ないかく」で、「内閣総理大臣」「内閣総辞職」「第三次安倍内閣」などのように使われます。

「内閣」の語は、中国明帝国の時代、皇帝の補佐役が集まって協議する場所をそう呼んだことに由来しています。

「内閣」は、前述のように合議による意思決定を行い、行政権を行使する役割を持つ機関を指します。これに対し、「閣僚」は「内閣」を構成する各大臣を指しています。つまり、「組織名を指すか、その構成員を指すか」が、「内閣」と「閣僚」の違いになります。

「政治家」とは

政治家

「政治家」とは、「政治活動に従事する人間」という意味の言葉です。国会議員や地方議員などの、政治に関わることを専門的な職業とする人を言います。読み方は「せいじか」で、「彼の家は代々政治家の家系だ」「政治家の汚職が後を絶たない」「有権者に対する政治家の寄附行為は禁じられている」のように使われます。また、このような意味合いから転じて、「駆け引きの上手い人」の意味合いで使われることもあります。

「閣僚」は、総理大臣や民間から登用された者も含めて、全員「政治家」にあたります。一方、「官僚」は政治に携わる職業ですが、「閣僚」とは違い、「政治家」と呼ばれることはありません。この点は、使い分ける際に注意が必要です。