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一般常識

「感服」「脱帽」「敬服」の意味と違い

「感服」「脱帽」「敬服」の意味と違い

「感服」「脱帽」「敬服」の意味と違いとは

「感服いたしました」や「敬服いたしました」など、「感服」「敬服」の言葉は日常でも頻繁に使われます。しかし、この2つの違いがどこにあるのかについては、正直よく分からないという人も多いでしょう。また、「脱帽」との違いについても難しいところです。

そこで今回は、「感服」「脱帽」「敬服」の3語について、その意味や違いを詳しく解説していきたいと思います。

「感服」とは

感服

「感服」とは、「深く感心して、尊敬や尊重の気持ちを抱くこと」という意味の言葉です。相手の言動に感じ入り、尊敬の念を抱くことを言います。読み方は「かんぷく」で、「あの人の的確な仕事ぶりには感服した」「感服するに足る立派な行いだ」のように使われます。

「感服」の「感」という字は、「物やことがらに触れて、心が動く」を意味しています。一方「服」の字は、この場合「心から従う」「慕う」の意味になります。

「感服」と「敬服」は、意味合いは非常に似ており、使い分けが難しいところです。ただ、両者には微妙な違いも存在します。「感服」の場合、主に他人の「行動や仕事、技術など」に対し感銘を受けた際使われるのが特徴となっています。

「脱帽」とは

脱帽

「脱帽」とは、「敬意を表して帽子を脱ぐこと」という意味の言葉ですが、その他に「相手に敬意を表すこと」の意味も持ちます。また、降参や服従の意を表する場合にも使われます。読み方は「だつぼう」で、「あの人の決断力には脱帽するしかない」「彼の負けず嫌いには脱帽だよ」のように使われます。

「脱帽」の「脱」は、「身につけていたものを取り去る」を意味します。「帽」の字は、もちろん「帽子」を意味しています。

「脱帽」と「感服」「敬服」の違いもまた分かりづらいところですが、こちらにも微妙なニュアンスの差があります。「脱帽」の場合、前述のように、「降参する」「負ける」という意味合いが含まれるのが特徴です。あくまで肯定的なニュアンスですが、こうした意味合いを含むのは、「敬服」や「感服」とのわずかな違いとなっています。

「敬服」とは

敬服

「敬服」とは、「感心して尊敬の念を抱くこと」という意味の言葉です。ある人に対し、心からの敬意を抱いて従うことを指します。読み方は「けいふく」で、「彼女の日頃の振る舞いには敬服せざるを得ない」「あの人の実直な人柄にはすっかり敬服した」のように使われます。

「敬服」の「敬」という字は、「相手をすぐれて価値のある人だと思い、礼を尽くす」という意味を持ちます。

「敬服」と「感服」は類似した言葉ですが、上で述べたように、微妙な意味合いの違いがあります。「感服」が前述のように、「その人の行いや技」などに対して感心し、尊敬することを指すのに対し、「敬服」は、「その人の性質や日頃の振る舞い」に感心し、尊敬することを指しています。