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一般常識

係わる(係る)・関わる(関る)・拘わる(拘る)の違い

係わる(係る)・関わる(関る)・拘わる(拘る)の違い

係わる(係る)・関わる(関る)・拘わる(拘る)の違いとは

係わる(係る)とは

係わる(係る)という言葉は、他人やものごとに対して、何らかの関係を結ぶことを言います。

係わるという字の「係」は、人を表す部分と、手で糸をかける様子を表す部分から成っています。つまり、「係」の字は、人間同士を(糸で)つなぐこと、またはそのつながり自体を表しています。
ここから、他人とコミュニケーションを取ったり、イベントに参加するという意味の「係わる」という言葉が生まれました。

一方、文章を書く際に、係わると関わるのどちらを使うべきかについて、頭を悩ます人も多いでしょう。この2つの違いについては、次の項で詳しく説明します。

関わる(関る)とは

関わる(関る)とは、何らかのものごとや人と関係を持つことを言います。「尊厳に関わる」「組織の立ち上げに関わる」などと言った具合に使います。

関わるの「関」は、「関所」や「要所」といった意味の他に、「関係する」「与る(あずかる)」といった意味があります。つまり、係わるの「係」と同じ意味を持つことになります。
実際に、係わると関わるという言葉には、意味の上で違いはありません。ですので、「参加する」「関係する」という意味で使う場合には、基本的にどちらの表記も使用することが可能です。

ただし、公文書やテストなどで使う場合には、「関」の字を選ぶ方が無難です。その理由は、「係わる」という読みは、常用漢字の読みには含まれないことにあります。常用漢字は、公の文書や新聞などで使われるためのものですから、こうした場合は、関わるを使った方が良いと言えます。

拘わる(拘る)とは

「かかわる」は、「係わる」や「関わる」とは別に、「拘わる(拘る)」という表記をする場合もあります。この場合は、先の2つの表記とは、多少意味に違いが生じます。
拘わるの「拘」は、鉤(かぎ)を引っかけて何かを留める様を表しており、そこから「とらえる」「とどめる」といった意味合いが生まれました。つまり、「拘わる」と書く場合には、何かに執着したり引っかかったりといった、心を無理矢理捉えられているというニュアンスが強いと言えます。拘るのもう1つの読みが、「こだわる」であることからも、その点は明らかです。

まとめ

このように、「かかわる」と読む表記には、「係わる」「関わる」「拘わる」の3つがあります。

「係わる」は、人間やものごとに対して何らかのつながりを持つことを表しており、この点は「関わる」とまったく同義となっています。そのため、基本的には、どちらの言葉で表しても間違いではありません。その一方で、学校のテストや公文書などに使用する場合は、常用漢字にある「関わる」を使うのが、無難となっています。ですので、どちらか迷った場合は、「関わる」と書くのがおすすめです。

もう1つの表記である「拘わる」は、他の2つとは多少意味するところが異なります。「何かと関係する、交わる」という点では同じですが、拘わるの場合は、こだわりや執着のニュアンスをより強く感じさせるようになっています。