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一般常識

「一新」「刷新」「更新」の意味と違い

「一新」「刷新」「更新」の意味と違い

「一新」「刷新」「更新」の意味と違いとは

「一新」「刷新」「更新」の3語は、何かを変える時によく使われる言葉です。また、いずれも「新」の字が入っていることから、使い分けに迷いやすいという特徴があります。果たしてこれらの言葉は、どのような点に違いがあるのでしょうか。

今回は、「一新」「刷新」「更新」の意味や違い、使い分けのポイントなどについて解説していきましょう。

「一新」とは

一新

「一新」とは、「すっかり新しくすること」という意味の言葉です。また、「全く新しくなること」の意味もあります。読み方は「いっしん」で、「気分を一新する」「顔ぶれが一新された」のように使われます。

「一新」の「一」は、「ひとつ」や「ものごとの最初」を意味する漢字ですが、この場合は「全部」の意味になります。「新」の字は、「以前のものと違っている」「以前のものと違った状態にする」を表します。

「刷新」との違いは、元の状態の良し悪しを問わないという点にあります。「刷新」は後述するように、元の状態に悪い点があることが前提となりますが、「一新」の場合はそうしたことは関係ありません。元がどういう状態かにかかわらず、単にすべての様子を新しくすることを指す点で、「刷新」と使い分けられます。

「刷新」とは

刷新

「刷新」とは、「弊害を除き去って、全く新しいものにすること」という意味の言葉です。それまであった悪い面を一掃し、事態を全く新しくすることを言います。読み方は「さっしん」で、「経営陣の刷新を図る」「これまでの顧客管理システムを刷新し、顧客情報を一元化した」のように使われます。

「刷新」の「刷」の字は、「取り除く」「拭い去る」などの意味を持ちます。

「一新」との違いは、上記のように「弊害の除去」が必須となる点にあります。例えば「人事の一新」という場合は、以前の顔ぶれに問題があったかどうかにかかわらず、単にメンバーが入れ替わったことを指しますが、「人事の刷新」という場合は、それまでの顔ぶれに何らかの問題があり、それを正すためにメンバーを入れ替えることを指します。

「更新」とは

更新

「更新」とは、「新しく改める(改まる)こと」という意味の言葉です。また、「データの内容などを最新のものにすること」や「契約期間の満了に際し、その契約をさらに継続させること」も指します。読み方は「こうしん」で、「世界記録を更新した」「ブログを更新する」「雇用契約の更新」などのように使われます。

「更新」の「更」の字は、「変える」「あらためる」などの意味を持ちます。

「更新」は、「内容を改める」という意味では「一新」「刷新」と違いありませんが、「改め方」については違いがあります。すなわち、「一新」「更新」が「内容を全く新しくする」ことを指すのに対し、「更新」はすべてを変えるとは限らず、一部だけ変える場合にも使われるようになっています。また、使われる対象についても、「一新」「刷新」がシステムや人事などについて使われるのに対し、「更新」は記録や記事、契約などについて使われるようになっています。