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一般常識

インターチェンジ(IC)・ジャンクション(JCT)・ランプの意味と違い

インターチェンジ(IC)・ジャンクション(JCT)・ランプの意味と違い

「インターチェンジ(IC)」「ジャンクション(JCT)」「ランプ」の意味と違いとは

道路に関する話題でよく耳にするのが、「インターチェンジ」や「ジャンクション」「ランプ」といった言葉です。これらは普段何気なく聞いているものの、詳しい意味合いは良く知らないという人も多いでしょう。果たしてこの3つは、それぞれどういう風に使い分けられているのでしょうか。

今回は、「インターチェンジ」「ジャンクション」「ランプ」の意味と違いについて解説したいと思います。

「インターチェンジ(IC)」とは

インターチェンジ(IC)

「インターチェンジ」は、一般的に「高速道路や自動車専用道路と普通道路をつなぐ出入り口用道路」を意味する言葉です。英語で「交換する」「互いにやり取りする」を表す「interchange」に由来しています。「インター」や「IC」などとも呼ばれ、東京都を中心に走っている首都高速においては、「出口」「入り口」とも呼ばれます。「次のインターチェンジで高速を降りる」「降りるはずのインターチェンジを通り過ぎてしまった」のように使われます。

「インターチェンジ」は、通常は高速道路等と普通道路に立体交差する形で連結しています。連結の形状によって、「ロータリー型」や「ダイヤモンド型」、「クローバーリーフ型」などの種類に分けられます。

「ジャンクション」などとの違いや使い分け方については、以下で見てみましょう。

「ジャンクション」とは

ジャンクション

「ジャンクション」とは、「高速道路などの合流地点」を意味する言葉です。やはり英語から来た外来語で、「連結」や「接合」を意味する「junction」に由来しています。「JCT」や「JT」と呼ばれることもあります。「両国ジャンクション」や「昭和島ジャンクション」などのように使われます。

「ジャンクション」と「インターチェンジ」の違いは、「インターチェンジ」が主として高速道路と普通道路の結節点を指すのに対し、「ジャンクション」は複数の高速道路の結節点を指すというところにあります。その一方で、両者に構造的な面での違いはほどんどなく、法令による区別もないことから、高速道路の結節点を「インターチェンジ」と呼ぶ例も見られます。

「ランプ」とは

ランプ

「ランプ」は、英語の「ramp」を元とする外来語で、「高さの異なる2つの道路や建物の階をつなぐ斜道、傾斜路」を意味しています。一般的には、「インターチェンジにおける傾斜路」という意味合いで使われています。正式な呼び方は、「ランプウェイ」になります。「このインターチェンジの出口ランプは、補修工事のために夜間は閉鎖される」のように使われます。

このように、「ランプ」は通常高速道路と普通道路をつなぐ傾斜路を指しており、「インターチェンジ」の一部にあたります。その一方で、分岐が少なく単純な構造の出入り口については、「インターチェンジ」ではなく「ランプ」の呼称が使われる場合もあります。

インターチェンジ(IC)・ジャンクション(JCT)・ランプの意味と違い

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