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一般常識

「反対語」「対義語」の意味と違い

「反対語」「対義語」の意味と違い

「反対語」「対義語」の意味と違い

言葉に関する話題の中で、比較的よく耳にする単語に「反対語」というものがあります。「AとBは“反対語”の関係だ」のような具合に使われますが、その一方で「対義語」という単語も、これとよく似た使われ方をするようになっています。果たしてこの2つの語には、何か違いなどはあるのでしょうか。明確な区別のポイントがあるかどうかが知りたいところです。

今回は、「反対語」と「対義語」の意味や違いについて解説していきますので、両者の使い分けについて知りたい方は参考にしてみてください。

「反対語」とは

反対語

「反対語(はんたいご)」とは、「ある語と反対の意味を表す語」という意味の言葉です。文字通り、表す意味が互いに反対の関係に当たるので、「反対語」と呼ばれます。

たとえば「重い」という言葉の場合は、「軽い」が「反対語」に当たります。ほかに「反対語」の関係にある言葉の代表的な組み合わせとしては、「高い」と「低い」、「固い」と「柔らかい」、「早い」と「遅い」などがあります。「反対語」は1つとは限らず、「暖かい」に対する「寒い」「冷たい」などのように、複数当てはまる場合も多くあります。

また、誤解しやすい組み合わせも数多く見られます。たとえば「慎重」の「反対語」は、「大胆」ではなく「軽率」になります。

「反対語」と「対義語」の違いは、特にありません。基本的にどちらも同じように使うことができますが、「反対語」は表現として分かりやすいことから、一般的に使われる頻度も高めとなっています。

「対義語」とは

対義語

「対義語(たいぎご)」とは、「同一言語の中で、意味が正反対の関係にある語」という意味の言葉です。この場合の「義」の字は、「意味」を表しており、「意味が対になる」の意で「対義語」と呼ばれます。

「対義語」には、一方を否定すると必ず他方になる関係のもの(「男」と「女」など)や、程度の差を表すもの(「大きい」と「小さい」など)、1つの事柄を見方を変えて表現するもの(「売る」と「買う」など)といった種類があります。

「対義語」と「反対語」は、上で述べたように、特に意味の違いはありません。英語で表せば、どちらも「アントニム(antonym)」となります。場面に応じた使い分けも必要ありませんが、「対義語」はやや格式ばった言い方なので、一般的には「反対語」よりも使われる頻度は少なめとなっています。

「反対語」「対義語」の意味と違い

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