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一般常識

図る・計る・測る・量るの違い

図る・計る・測る・量るの違い

図る・計る・測る・量るの違いとは

日本語では、同じ言葉でも、異なる複数の漢字を当てる場合が多くあります。こうしたものは、文章を書く際に頭を悩ます原因の1つでしょう。「はかる」という言葉にも、いくつかの異なる表記が存在します。「図る」と「計る」、この場合はどちらの表記が正しいのかと、その都度、辞書やネットで調べたという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、比較的混乱しやすい「図る」「計る」「測る」「量る」の4つの違いについて、詳しく説明していきます。

図るとは

図るとは、ある計画を立てたり、その計画が達成されるように努めることを言います。何かの目的があって、その実現に向けた方策を考えたり、それを実行することを指す言葉です。くわだてるという言葉や、企図するという言葉と言い換えることもできます。

例えば、「彼は出世を図っている」「経営の合理化を図る」「事が有利に運ぶよう、便宜を図ってもらう」といった具合に使います。「図らずも」という表現もよく使われますが、この場合は、計画や予想と違う事態が発生したという意味になります。

図るは、「計る」や「測る」と同一の語源ではありますが、それらとは違い、計量や計測などの意味はありません。あくまでも、プランの立案や実行に関する言葉となっています。

計るとは

計るとは、数字で表せる単位を用いて、その数を数えるという行為のことです。主に時間などについて使うことが多いという点が、「測る」や「量る」との違いとなっています。

例えば、陸上競技でタイムを計測したり、時計で時刻やタイミングを確認する場合などに使います。この場合は、「100メートル走のタイムを計る」「目的地までの時間を計る」といった具合に使われます。「計」という漢字自体が、「かぞえる」という意味を持っています。

計るにはまた、「計画する」という意味もあります。「将来を計る」などという場合は、こちらの意味になります。一方、「被害は計り知れない」などという場合は、程度を推察するという意味の言葉となっています。

測るとは

測るもまた、数字によってあるものの規模を計測する行為を言います。「計る」との違いは、主に長さや深さについて言うという点にあります。具体的には、海底の深度や山の高さ、人間の身長、土地の面積などを計測する際に、「測る」の表現を用います。
例えば、「近くの池の深さを測った」「子供の身長を測った」「駅までの距離を測る」という具合です。こちらは、「測定」という言葉を思い浮かべると、分かりやすいでしょう。

「測る」のもう1つの使い方として、能力に関するものもあります。例えば、幅跳びなどの体力測定や、計算などのIQテストに関しても、「測る」の表記が用いられます。この点に関しても、「計る」や「量る」との違いに挙げられます。

量るとは

量るも、数字を用いた計測という点では、「計る」や「測る」と違いはありません。しかし、こちらは主に、重さや容積などについて使う言葉となっています。例えば、人間の体重や食べ物の重さ、ペットボトルの容積などを計測する際に、「量る」と表現するようになっています。
使用例としては、「ダイエットで毎日体重を量っている」「りんごひと箱の重さを量った」といった具合になります。「計量」という言葉に置き換えると、使い分けやすくなるでしょう。

量るには、もう1つ「推測する」といった意味があり、具体的には、「彼の気持ちは量りかねる」といった風に使います。この場合は、「推量」という言葉で考えると便利です。