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一般常識

「映える」と「栄える」の意味と違い

「映える」と「栄える」の意味と違い

映える・栄えるの意味と違い

「映える」と「栄える」は、どちらも「はえる」と読む言葉です。意味合いとしてもよく似ていますが、こまかい使われ方には違いがあります。では、具体的にどういった違いがあるのでしょうか。使い分けのポイントも知りたいところです。

そこで今回は、「映える」と「栄える」の意味や違いについて、詳しく解説したいと思います。

映える

映える

「映える」の主な意味合いは、2つあります。

1つは「光を受けて照り輝く」というもので、太陽などの光線を受け、物体が輝いて見えるさまを言います。この場合は、「夕陽に映える山々」「朝日に映える水面」のように使われます。

もう1つの意味合いは、「周囲のものとの対比によって、一段と美しさが際立つ」というものです。あるものが他のものと比べられることで、その美しさが一層引きたって見えることを言います。この場合は、「グレーのスーツに赤のネクタイが映える」「周囲の緑に白い建物が映える」のように使われます。

「映える」の「映」という字は、「太陽」と「盛り上がる」を表す象形から成っています。これは「光を受けて、そのものの色彩が盛り上がってはっきり見える」ことを意味しており、そこから「はえる」を指す漢字として成立しました。

「栄える」との違いについては、以下で見てみましょう。

栄える

栄える

「栄える(はえる)」と「映える」は、辞書においては同じ意味の言葉とされています。
しかし、新聞などでは使われ方に違いがあります。「栄える」の表記が使われるのは、主として何かが立派に見えるときです。具体的には、「これは栄えある勝利だ」「栄えない役割に甘んじる」のように使われます。

「栄える」の「栄」という字は、「たいまつを組み立てた」象形から成っており、そこから「さかんに輝く=さかえる」を意味する漢字として成り立ちました。

「映える」との使い分けでは、光線や美しさに関係する場合は「映える」を、繁栄や栄光を表す場合は、「栄える」を使うと覚えておくとよいでしょう。