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「旧暦」「グレゴリオ暦」「ユリウス暦」の意味と違い

「旧暦」「グレゴリオ暦」「ユリウス暦」の意味と違い

「旧暦」「グレゴリオ暦」「ユリウス暦」の意味と違い

私たちの1年の生活サイクルに欠かせないのが「暦」ですが、一口に暦と言っても、さまざまな種類や呼ばれ方があります。「旧暦」「グレゴリオ暦」「ユリウス暦」といったものもその一種ですが、これらは果たしてどのように異なるのでしょうか。

今回は、これら3つの暦の意味や違いなどについて、詳しく解説していきたいと思います。

「旧暦」とは

旧暦

「旧暦」とは、文字通り「ふるい暦」を指す言葉ですが、日本で言う場合は、通常「明治6年(1873年)より前に使われていた暦」の意味になります。具体的には、弘化1年(1844年)から明治5年まで使われていた「天保暦」と呼ばれるものが、「旧暦」にあたります。それに対し、明治6年以降現在まで使われている暦については、「新暦」と呼ばれます。

「天保暦」は「太陰太陽暦」の一種で、月の運行を主な基準としつつ、それに太陽の動きも参考に取り入れた暦になります。この点は、後述する「グレゴリオ暦」「ユリウス暦」との最も大きな違いです。1ヵ月の日数が29あるいは30日と今よりやや短く、また、3年ほどに1度「閏月」が挿入され、その年は1年が13ヵ月になるなどの特徴があります。

「旧暦(天保暦)」は、現在では公的には使用されませんが、今でも伊勢神宮の頒布する「神宮暦」や、一般のカレンダーに記されることがあります。

「新暦」「旧暦」の意味や違い

「グレゴリオ暦」とは

グレゴリオ暦

「グレゴリオ暦」とは、ローマ教皇グレゴリウス13世によって1852年に制定された暦のことです。現在世界中で使われている「太陽暦」の一種で、日本では明治6年から採用され、今に至っています。日本で言われる場合の「新暦」は、通常「グレゴリオ暦」を意味することが多くなっています。

「グレゴリオ暦」においては、平年は1年が365日とされますが、400年間に97回ある「閏年」では、1年は366日となります。

「グレゴリオ暦(新暦)」と「旧暦」の主な違いは、「何を基準にして定められているか」という点にあります。上記のように、「旧暦」が月と太陽の動きの両方を基準とした「太陰太陽暦」であるのに対し、「グレゴリオ暦」は、太陽の運行のみを基準とする「太陽暦」である点で使い分けられます。

「ユリウス暦」とは

ユリウス暦

「ユリウス暦」とは、紀元前46年に制定された、「太陽暦」の一種にあたる暦を意味します。ローマの執政官ユリウス=カエサルが天文学者ソシゲネスを顧問とし、エジプト暦を改訂することで制定・実施しました。もともとは帝政ローマの暦でしたが、多くのキリスト教宗派に採用されたことで、広くヨーロッパに行き渡りました。

「グレゴリオ暦」は、「ユリウス暦」を改良することで作られた暦です。そのため、基本的な点については、両者に大きな違いはありません。ただ、「ユリウス暦」では閏年が400年に100回あるのに対し、「グレゴリオ暦」では前述のように97回となる点が異なります。

ちなみに、「太陽暦」を基準にした場合の「旧暦」は、「ユリウス暦」を指します。このように、「旧暦」が常に「天保暦」を指すわけではない点は要注意です。

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