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「グローバルスタンダード」の意味とは?使い方や例文

「グローバルスタンダード」の意味とは?使い方や例文

「グローバルスタンダード」の意味とは?使い方や例文

「グローバルスタンダード」という言葉は、ほとんどの人が一度は耳にしたことがあるでしょう。では、その内容についてはどうでしょうか。大まかな意味は分かるものの、詳しい内容は自信がないという人も、意外に多いかもしれません。

そこで今回は、「グローバルスタンダード」の意味や使い方について、例文付きで解説していきたいと思います。

「グローバルスタンダード」の意味

「グローバルスタンダード」とは

「グローバルスタンダード」とは、「世界的な共通の基準」を意味する言葉です。特定の国や地域の中だけでなく、世界的な規模で通用する基準や規格を言います。さまざまな分野で使われますが、特に企業活動や経営手法、企業の意思決定の仕組みなどについて使用されることが多くなっています。日本語で「世界標準」と呼ばれることもあります。

ここ数十年の通信技術や金融システムの発達に伴い、経済がどんどんボーダーレス化するにあたって、企業活動も国際的なルールの下で行う必要性が高まりました。「グローバルスタンダード」は、そうした統一ルールを指して使われるようになっています。

ただ、「グローバルスタンダード」の具体的な内容については、はっきりした定義はありません。現在「グローバルスタンダード」と認められているのは、世界市場で最も影響力のある慣行やシステムで、ほとんどの場合欧米型(特にアメリカ)のものとなっています。一般的に、情報公開や意思決定の透明性、経営者や社員の自己責任などが求められる傾向が強いという特徴があります。

「グローバルスタンダード」の由来

「グローバルスタンダード」は、1990年代後半の日本で使われるようになった言葉です。この時代の日本は、少し前にバブル経済が崩壊しており、山一証券の破綻に代表されるような、日本的経営の非効率性などの問題に直面していました。「グローバルスタンダード」という言葉は、こうした日本の古い殻を破り、新たに国際的な仕組みに目を向けるという意味で多用されるようになった経緯があります。

「グローバルスタンダード」の使い方・例文

「グローバルスタンダード」の意味について知ったところで、実際の使い方についても見てみましょう。ビジネス用語としての「グローバルスタンダード」は、以下の例文のように使われます。

  • 例文:「グローバルスタンダードな製品づくりを心掛けないと、国際市場では通用しない」
  • 例文:「グローバルスタンダードに照らしてみると、このシステムはもう古い」
  • 例文:「グローバルスタンダードといっても、実質的にはアメリカンスタンダードだ」
  • 例文:「グローバルスタンダードに則って、これからは英語を社内公用語とする」
  • 例文:「国民一人一人がグローバルスタンダードの視点を身につけないと、日本はどんどんガラパゴス化するばかりだ」

「グローバルスタンダード」の英語

「グローバルスタンダード」は和製英語

「グローバルスタンダード」は、そのまま英語にすると「global standard」となりますが、実際の英語では、こうした表現はほとんどされません。「グローバルスタンダード」は、「世界標準」という言葉を元に作った和製英語で、ほぼ日本でのみ使われています。ですので、実際の英会話でこの語を使っても、意味がうまく伝わらない可能性があります。ちなみに、「global」は「地球規模の」「世界的な」を意味し、「standard」は「標準」「規格」などを意味します。

「グローバルスタンダード」の英語表現

では、「グローバルスタンダード」を英語で表す場合、どんな表現が当てはまるのでしょうか。

「グローバルスタンダード」の英語表現としては、「international standard」がこれに相当します。「international standard」は「国際規格」という意味の言葉ですが、実質「グローバルスタンダード」と同じ内容を表しています。

「グローバルスタンダード」と「デファクトスタンダード」

「グローバルスタンダード」と似た言葉に、「デファクトスタンダード」というものがあります。この2つはどう違うのでしょうか。

「デファクトスタンダード」とは、「事実上の標準」という意味の言葉です。英語では「de facto standard」と表記されますが、「de facto」はラテン語で「事実上」を意味しています。国際規格は通常ISOなどの標準化機関等によって決められますが、「デファクトスタンダード」と呼ばれるものはこうした機関の認定によらず、市場の評価などに基づいて「結果的に国際標準化された」ものを指します。

例えばあるメーカーの製品が広く普及し、ごく一般的に使われるようになると、追随するメーカーもその仕様や規格に合わせた製品づくりをするようになることがよくあります。具体例を挙げると、「WindowsOS」や「QWERTY配列のキーボード」、「Blu-ray」といったものが、「デファクトスタンダード」に当たります。

「グローバルスタンダード」の関連語

「グローバルスタンダード」に関連する言葉には、さまざまなものがあります。ここでは、そうした言葉の意味や使い方について紹介していきましょう。

グローバリゼーション

「グローバリゼーション」とは、「社会的・経済的な活動が、国家や地域などの境界を超えて地球規模で広がる現象」という意味の言葉です。「グローバル化」とも呼ばれます。例えばある企業が製品を自国以外の国で生産し、販売は世界各地で行うといった活動が、「グローバリゼーション」にあたります。

  • 例文:「わが社もグローバリゼーションの波に積極的に乗るべきだ」

グローバリズム

「グローバリズム」とは、地球全体を1つの共同体として捉える考え方のことです。国家や地域の枠組みを超え、経済や文化などについて地球規模の仕組みを導入しようとする姿勢などを指します。「地球主義」とも呼ばれます。

  • 例文:「グローバリズムに対する反感は、各国で急速に高まりつつある」

グローバルエコノミー

「グローバルエコノミー」は、「地球規模の経済」という意味の言葉です。国境を超えた貿易や投資などのほか、国際間の観光や娯楽も含まれます。「グローバル経済」とも呼ばれます。

  • 例文:「グローバルエコノミーの加速に伴い、移民の数も激増している」

最後に

以上、「グローバルスタンダード」の意味や使い方などについて、いろいろと紹介してきました。

「グローバルスタンダード」は、単なるビジネス用語にとどまらず、日常でも盛んに使われるようになっています。それだけに、正しい意味を把握して、きちんとした使い方を心掛けたいところです。ただ、実際には和製英語ですので、日本以外ではあまり通用しません。この点はよく注意してください。