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「外来語」「カタカナ語」「和製英語」の意味と違い
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「外来語」「カタカナ語」「和製英語」の意味と違いとは
現代の日本語には、さまざまな国の言葉が入り込んでいます。そうした言葉を表す際に、「外来語」や「カタカナ語」、「和製英語」などの語が使われますが、これらはそもそもどう違うのでしょうか。それぞれの詳しい意味を知ることで、その違いや使い分け方が分かるはずです。そこで今回は、「外来語」「カタカナ語」「和製英語」の意味と違いについて解説していきたいと思います。
「外来語」とは
「外来語」とは、「他の言語から借用した語で、現在は自国語と同じように使用されているもの」といった意味の言葉です。「借用語」とも呼ばれます。日本語における「外来語」は、広義には漢語も含みますが、一般的には英語やドイツ語など、欧米諸国の言語から取り入れられた語を言います。
「外来語」の具体例としては、次のようなものが挙げられます。「アルバイト(ドイツ語で「労働」の意」「インターネット」「カスタマー」「キャッシュ」「クリスマス」「ダイエット」などで、他にも数多くあります。また、意外なところでは、「カッパ:合羽(元はポルトガル語)」や「じゅばん:襦袢(元はアラビア語)」なども、「外来語」に含まれます。
「カタカナ語」との違いは分かりにくいところですが、次の項目で詳しく説明しましょう。
「カタカナ語」とは
「カタカナ語」とは、文字通り「カタカナで表記される語」という意味の言葉です。漢字やひらがなではなく、カタカナのみで表される語を指します。具体例としては、「ジェンダー」「フィーリング」「エンジニア」「キャビネット」「メタボリックシンドローム」などが挙げられます。
「カタカナ語」と「外来語」の違いは、上で述べたように分かりにくいものです。実際に、「カタカナ語」は多くの場合で「外来語」について使われるようになっています。しかし、「外来語」が元の言葉をそのまま日本の表記に移したものであるのに対し、「カタカナ語」は「和製英語」も含むという違いがあります。「和製英語」の意味については、次の項目で見てみましょう。
職場でよく使われるカタカナ語・ビジネス用語集400選(まとめ)
「和製英語」とは
「和製英語」とは、「日本で英単語をつなぎ合わせたり変形させるなどして作った語」という意味の言葉です。本来の形とは違う、日本で独自に作られた英語風の言葉を指します。具体的には、「アニメ」「アイスコーヒー」「インテリ」「ゴールデンウイーク」「ガッツポーズ」などが「和製英語」にあたります。
このように、「和製英語」は日本で独自に作った英語風の言葉を指すので、表記だけを日本語に変えた「外来語」とは、意味が違います。また、「カタカナ語」は「外来語」も含むという点で、やはり「和製英語」とは区別できます。こうした点に気をつけると、それぞれの使い分けがしやすくなるはずです。
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