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一般常識

「伏線」「布石」の意味と違い

「伏線」「布石」の意味と違い

「伏線」「布石」の意味と違いとは

「伏線」という言葉は、漫画や映画、小説などでおなじみのものでしょう。一方、これと似た言葉に「布石」というものがありますが、両者の違いについては、いろいろ分かりにくい部分もあるのが実情です。

今回は、混同されて使われることも多い「伏線」と「布石」について、その意味や違いなどを詳しく解説していきたいと思います。

「伏線」とは

伏線

「伏線(ふくせん)」とは、「小説などの物語で、のちの展開に関連した事柄を、前の段階でそれとなくほのめかしておくこと」という意味の言葉です。また、そうしてほのめかした事柄についても言います。読み方は「ふくせん」で、「この漫画は伏線の張り方が巧みということで知られている」「前半の伏線が効いたおかげで、後半の展開がよりドラマチックになった」のように使われます。

「伏線」はまた、上の意味から派生して、「あとのことが上手くいくように、前もってそれとなく準備しておくこと」という意味も持ちます。この場合は、「相手が渋った時のために、伏線を張っておこう」のように使われます。

「布石」との違いは、主に「物語の後の展開に関するほのめかし」を指すという点にあります。後述するように、「布石」は「伏線」とは違い、こうした意味はありません。

「布石」とは

布石

「布石(ふせき)」とは、「将来のために配置しておく備え」という意味の言葉です。もともとは囲碁で使われていた用語で、序盤戦における要所要所への石の配置を指しますが、現在は前述の意味で使われることが多くなっています。「総裁選への出馬に備え、布石を打っておこう」「営業では、顧客の気を引き付けるために要所で布石を打っておくことが大切だ」のように使われます。

「布石」と「伏線」は、どちらも「未来のための準備」という意味を持つ点で違いはありません。しかし上記のように、「布石」は小説や映画など物語については使われないという点で、「伏線」と使い分けることができます。「布石」の語が使われるのは、通常は事業や計画、話し合いなどのことがらが主です。