一般常識
「食料廃棄(食品廃棄物)」「食品ロス(フードロス)」の意味と違い

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「食料廃棄(食品廃棄物)」「食品ロス(フードロス)」の意味と違いとは
昨今大きな問題となっているテーマとして、「食料廃棄(食品廃棄物)」というものがあります。日本でも毎日大量の食べ物が捨てられていますが、同じような事態を表す言葉として、「食品ロス(フードロス)」というものを聞いたことがある人も多いでしょう。果たしてこの2つの言葉には、どういった違いがあるのでしょうか。
今回は、「食料廃棄」と「食品ロス(フードロス)」の意味と違い、使い分け方などについて解説していきましょう。
食料廃棄とは(食品廃棄物とは)
「食料廃棄(食品廃棄物)」とは、「まだ食べられるのに捨てられている食料」という意味の言葉です。食品の廃棄については、可食部以外であったり、腐敗したりして食べられないものも含まれますが、この場合は本来食べることができるのに、期限切れなどの理由で捨てられてしまうものを指します。「食品廃棄」とも言い、英語では「Food Waste」と呼ばれます。
「食料廃棄(食品廃棄物)」は、世界的に見ると、毎年約13億トンほど発生しているとされています。これは世界の食料生産量の、およそ3分の1にものぼる量です。日本では、国内の食料消費全体の3割にあたる、2,759万トンの食品が捨てられています(2016年度)。
「食品ロス(フードロス)」との違いや使い分け方については、以下で見てみましょう。
食品ロスとは(フードロスとは)
「食品ロス(フードロス)」の定義は、「国連食糧農業機関(FAO)」によると、次のようなものとされています。すなわち、「食べ物の量的、もしくは質的な価値(栄養価や経済価値など)が減少すること」というものです。しかし、これは定説というわけではなく、いまだ議論の対象となっており、さまざまな団体が独自の定義用いているのが現状です。
一方、日本での使い方では、「食品ロス(フードロス)」は「まだ食べられるのに捨てられる食品」という意味合いとなっています。つまり、日本においては、実質的に「食品ロス(フードロス)」と「食料廃棄」の違いはないと言えます。ですので、「食料廃棄」の意味合いで「食品ロス」という言葉を使っても、間違いではありません。
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