一般常識
特長・特徴・特性・特質・特色の違い
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特長・特徴・特性・特質・特色の違いについて
「特長と特徴の違いは?」と聞かれるとなかなか難しいと思います。また、似た言葉に特性や特質、特色と言った言葉もあります。
しかし、それらは非常に似た言葉ですがそれぞれに違う意味があります。
ここではそれらの違いについてご紹介していきます。
特長
「特長」の「長」は「長所」の「長」と同じで「長けている」意味になります。
そのため特長とは他の物よりも優れている点を表す言葉で、悪い部分などは特長とは言い表しません。
- 彼の特長はコミュニケーション能力の高い所だ
- 最近のスマホはどれも同じで特長のある製品がない
- この車の特長はとにかく安いことだ
特徴
特徴とは他の物と違い目立つ点を表す言葉です。
「特徴」の「徴」は「しるし」と読み、他の物と分類するための印が「特徴」と言うことになります
つまり、上記の特長との違いは、良い点だけでなく悪い点も指す場合があることです。
「彼の髪は特徴的だ」と言えば良い意味で言っている場合もありますし、悪い意味で言っている場合もあります。
また、面接やエントリーシートなどで「あなたの特徴は?」と聞かれ、言葉通りに取るのであれば長所だけでなく短所も聞かれていることになります。
さらに「仕事のできない人の特徴」とは言えても「仕事のできない人の特長」とは言えません。
- 世界には様々な国があるが日本はその中でも特徴的な文化が多い国だ
- 会社の特徴は?と聞かれると悪い部分ばかり出てきてしまう
- 特徴のある人は好かれるか・嫌われるか極端に分かれやすい
特性
特性とはその物だけが持ち合わせている性質や能力を指す言葉です。
つまり、他にはないオンリーワンの部分し、他の人や物にも見られる特徴は特性とは言いません。
- 素材の特性を生かせるかどうかで料理の味が決まる
- 特性のあるメディアを作ることができれば運営は楽になる
- 海賊の王様を目指す彼は、泳げなくなる代わりに腕がゴムのように伸びると言う特性を手に入れた
特質
特質とは上記の「特性」と同じで他の物と違いその物だけが持っている性質や能力のことを表す言葉です。
- 笑うのは人間だけが持つ特質だ
- 日本人の特質には海外の方が絶賛する
- 商品の特質を生かした宣伝をできれば必ず反響があるはずだ
特色
特色とはその物の優れて目立つ点を表す言葉です。
つまり最初に紹介した特長と同じで優れた部分だけを指す言葉です。
ただし、人に対しては使われないと言った違いがあります。
- 田舎はどれも同じに見えるが、必ずその地方にしかない特色があるはずです
- このお土産はその地方の特色を生かしていない
- 特色豊かなこの絵は多くの人に認められている
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