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一般常識

「エキスパート」「スペシャリスト」「プロフェッショナル」「ベテラン」の違い

「エキスパート」「スペシャリスト」「プロフェッショナル」「ベテラン」の違い

エキスパート・スペシャリスト・プロフェッショナル・ベテランの違い

「その道に秀でた人」といった意味で使われる言葉には、いくつかの種類があります。「エキスパート」や「プロフェッショナル」などがそれですが、こうした言葉は、あまり細かい違いを意識せずに使ってしまいがちです。しかし実際には、それぞれに固有の意味やニュアンスの違いがあり、使い分けることもできます。

今回は、「エキスパート」「スペシャリスト」「プロフェッショナル」「ベテラン」という4つの言葉の違いについて、詳しく解説してきます。

エキスパート

「エキスパート」は、英語の「expert」から来ている言葉です。「expert」の意味は、「熟練者」「専門家」といったものになります。もう少し詳しく言うと、ある特定の分野で経験や実績を積み、高い技術を持つようになった人を指しています。「あの人は設計のエキスパートだ」などのように使います。

「エキスパート」という言葉の特徴は、単なる専門家ではなく、十分な経験や実績を積んでいるという点にあります。ですから、その道の専門教育などを受けていても、経験や実績が伴わない場合は、「エキスパート」とは呼ばれません。この点は、「スペシャリスト」との大きな違いに挙げられます。

スペシャリスト

「スペシャリスト」も、英語の「specialist」を元とする外来語です。「specialist」の意味は、「専門家」や「専門医」などになります。ある特定の分野を専門とする人であり、一般の人が持たないような特殊な技能を有する人を言います。「彼は国際金融法のスペシャリストだ」などのように用います。

「専門家」という点では、上で説明した「エキスパート」と同様ですが、ある点で違いがあります。その違いとは、「エキスパート」のように経験や実績を問わないという点です。「スペシャリスト」は、教育や訓練によって専門家の地位を得たものを指しており、経験が浅い場合でも「スペシャリスト」と認められるようになっています。

プロフェッショナル

「プロフェッショナル」も、やはり「professional」という英語が元となった外来語です。「professional」の意味は、「専門的な」「専門職の」「プロの」といったものになります。もう少し細かく説明すると、ある分野において優れた技能を持ち、そのことで生計を立てているような人物、と言うことができます。

「プロフェッショナル」の特徴は、「意識の高さ」や「知識の横断性」にあると言えます。仕事に対する確固とした哲学を持ち、顧客のニーズに合わせた商品やサービスの提供を第一とするような、高い意識を持つ人物を「プロフェッショナル」と呼ぶことが多くなっています。また、「スペシャリスト」などと違い、その分野以外の知識や経験が豊富であることも、「プロフェッショナル」のニュアンスには含まれます。

ベテラン

「ベテラン」もやはり、英語の「Veteran」を語源とするカタカナ言葉です。本来の「Veteran」の意味は、「老兵」や「退役軍人」といったものになります。日本ではこの意味から転じ、主に「熟練者」や「古参」などの意味で使われています。「あの人はタクシードライバーとしてかなりのベテランだ」などのように使われます。

「エキスパート」との違いに関して言えば、技術や技能が熟達しているとは限らない、という点が挙げられます。単に経験の長さだけでも「ベテラン」と呼ばれることが多く、この点は熟練度の高さが定義に含まれる「エキスパート」との、大きな違いとなっています。