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「弁解」「弁明」「釈明」の意味と違い

「弁解」「弁明」「釈明」の意味と違い

「弁解」「弁明」「釈明」の意味と違いとは

「弁解がましい人」などのように、「弁解」という言葉は普段よく耳にします。それに対し、よく似た言葉で「弁明」や「釈明」というものがありますが、この3つの細かな違いをご存知でしょうか。おそらく、たいていの人は首をひねる問題でしょう。

そこで今回は、「弁解」「弁明」「釈明」の意味と違いについて、詳しく解説していきたいと思います。

「弁解」とは

弁解

「弁解」とは、「言い訳をすること」という意味の言葉です。自分が行ったことについて、あれこれと言い開きをすることを言います。読み方は「べんかい」で、「彼は弁解の言葉をもごもごと口にした」「いまさら弁解しても始まらない」「弁解の余地がないほどひどいミスだ」のように使われます。

「弁解」の「弁」という字は、「言葉によってものごとがそうなった理由を説明する」の意味を持ちます。一方「解」の字は、この場合「疑問を解決する」などの意味を表しています。

「弁明」「釈明」との違いにあたる「弁解」の特徴は、内容があくまで言い訳にとどまる点にあります。「弁明」「釈明」の意味については後述しますが、自分の犯したミスや過誤を正当化しようとして、もっともらしく事情を述べ立てるのが「弁解」のポイントです。

「弁明」とは

弁明

「弁明」とは、「事情などを話して明らかにすること」という意味の言葉です。また、「他人の非難などに対し、申し開きをすること」という意味も持ちます。読み方は「べんめい」で、「彼はその場を離れた理由について弁明した」「弁明の機会を与えてほしい」「自分の取った行動については、きちんと弁明できる」のように使われます。

「弁明」の「明」という字は、この場合「疑問をあきらかにする」を意味し、「解明」などのように使われます。

「弁解」との違いは、内容が「ありのままの事実である」という点にあります。「弁解」の場合、上記のように話すのは単なる言い訳でしかありませんが、「弁明」は「起ったことそのままの事実」を話す点が、使い分けのポイントとなっています。

「釈明」とは

釈明

「釈明」とは、「自分の立場などについて説明し、相手に理解を求めること」という意味の言葉です。誰かから誤解や非難を受けた際、自分の置かれた立場などを理解してもらうため、事情を説明することを言います。読み方は「しゃくめい」で、「きちんとわかるように釈明してほしい」「釈明の機会をくださり、感謝します」などのように使われます。

「釈明」の「釈」という字は、この場合「ときあかす」「あきらかにする」を意味し、「解釈」のように使われます。

「釈明」と「弁明」は、「自分の立場などを明らかにするため事実を話す」点では違いはありません。ただ、「弁明」の主旨が「相手の誤解を解くこと」であるのに対し、「釈明」の場合は「相手の納得や了解を得ること」に重心が置かれる点が、微妙な違いとなっています。