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一般常識

「示唆」「教唆」「暗示」の意味と違い

「示唆」「教唆」「暗示」の意味と違い

「示唆」「教唆」「暗示」の意味と違い

「あることを他人に示したり働きかける」といった意味合いを持つ言葉は、いくつかあります。「示唆」「教唆」「暗示」の3語もその一種ですが、これらの違いは分かりづらく、使い分けに戸惑う人が多くなっています。
しかし、この3つの言葉は似ているようでいて、それぞれ他とは異なる個別の特徴を持ち、きちんと使い分けることができます。では、具体的にどのような点で区別できるのでしょうか。

今回は、「示唆」「教唆」「暗示」の3つの言葉の意味や違いについて、詳しく解説していきましょう。

「示唆(しさ)」とは

示唆

「示唆(しさ)」とは、「他のものごとによって、それとなく教え示すこと」という意味の言葉です。また、そのような教えについても言います。

「示」の字は「わかるように見せる」の意味を表し、「唆」の字は「その気になるよう仕向ける」「誘いかける」などの意味を表します。

「彼はいつも私に重要な示唆を与えてくれる」「実に示唆に富む談話だった」「あの言葉は、彼女の決意の強さを示唆していた」のように使われます。

「示唆」と「教唆」は、どちらも「他人にあることを示す」という点で似ていますが、詳しい内容は全く違います。「教唆」は後述するように、「そそのかす」という悪い意味合いでわれますが、「示唆」は「それとなく知らせる」という意味を示すのみで、「そそのかす」という意味は含みません。

「教唆(きょうさ)」とは

教唆

「教唆(きょうさ)」とは、「あることを起こすよう、教えそそのかすこと」という意味の言葉です。他人をけしかけて何かをさせることを言います。また、法律用語として「犯意のない他人をそそのかし、犯罪を行わせること」の意味も持ちます。

「教」の字は「おしえる」「みちびく」の意味を、「唆」の字は上記のように、「誘いかける」などの意味を表しています。

「Aは、Bに対しCへいやがらせするよう教唆した」「家から金を盗み出させるよう教唆した疑いが持たれている」のように使われます。

「示唆」との違いは、上で述べたように、「そそのかす」という否定的な意味合いでのみ使われる点にあります。ですので、「教唆に富む」「教唆を与えてくれた」などの使い方はされません。この点は要注意です。

「暗示(あんじ)」とは

暗示

「暗示(あんじ)」とは、「ものごとを明確には示さず、手がかりを与えてそれとなく知らせること」という意味の言葉です。また、そうした手がかりについても言います。

「暗」の字はこの場合、「表に見えない」を意味します。

「彼は事件の真相について、謎めいた言葉で暗示した」「このささいな出来事が、自分の将来を暗示するように思われた」のように使われます。「暗示」にはまた、「人の感情などが、言葉などの手段によって無意識のうちにある方向へ変化する現象」の意味もあり、「暗示にかかる」のように使われます。

「暗示」は、やはり「悪い意味で使われるとは限らない」という点で「教唆」とは違います。一方、「示唆」とはかなり似た意味を持ちますが、内容の具体性で区別できます。「示唆」が比較的具体性の高い伝え方であるのとは違い、「暗示」は伝え方があまり明確でなく、はっきり分かりづらいという特徴があります。

「示唆」「教唆」「暗示」の意味と違い

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