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「パラ/パラレル」の意味とは?使い方や例文、対義語、関連用語

「パラ/パラレル」の意味とは?使い方や例文、対義語、関連用語

「パラ/パラレル」の意味とは?使い方や例文、対義語、関連用語

社会人になって間もない人の中には、会社で「~をパラで進めるように」などと言われて戸惑った経験を持つ人もいるかもしれません。この「パラ」は「パラレル」の略語ですが、そもそも「パラレル」とは何を指す言葉なのでしょうか。

今回は、ビジネス用語としての「パラ/パラレル」の意味や使い方などについて解説していきますので、仕事で使う際の参考にしてみてください。

「パラ/パラレル」の意味

ビジネスにおける「パラ/パラレル」とは

ビジネスにおいて使われる場合の「パラレル」とは、「複数の仕事を並行させて同時に進めること」を意味します。上記のように、「パラ」と略して使われることも多くなっています。例えばコンサルタントが2つのプロジェクトを抱えている場合、どちらか一方を優先させることなく、両方を同時に並行させる形で取り組むことが、「パラ/パラレル」と呼ばれる状況にあたります。もちろん、3つや4つの仕事を並行させる場合も、「パラ/パラレル」にあたります。

「パラレル」の由来

「パラレル」は、英語の「parallel」という単語をカタカナで表したものです。「parallel」は形容詞、名詞、動詞の3つの使い方がありますが、形容詞としては「平行の」「並列の」「並行する」などを意味し、「parallel lines(平行線)」のように使われます。名詞としては「平行線」「類似」などの意味を持ち、「Draw a parallel to this line(この線に平行線を引きなさい)」のような使い方をされます。一方動詞としては、「(~に)並行している」などの意味を持ち、「The road parallels the river(その道路は川に平行している)」のように使われます。

「parallel」の語源は、ギリシャ語で「~のそばに」を表す「para」と、「もう片方」を表す「hel」にあります。これらは結びついて「そばにもう片方があること」の意味になり、ここから英語の「parallel」が派生しました。

「パラ/パラレル」の使い方・例文

「パラ/パラレル」の意味について学んだところで、実際の使い方についても例文を挙げて見ていきましょう。ビジネス用語としての「パラ/パラレル」は、以下のように「パラレルで」あるいは「パラで」といった形で使われます。

例文:「編集プロダクションでは、1人が複数の案件をパラレルで進行させることは珍しくない」

例文:「今回2つのプロジェクトをパラレルで進めることになったので、スケジュール管理には細心の注意が必要だ」

例文:「このプロジェクトについては、東京と大阪でパラで進めていきます」

「パラ/パラレル」の対義語

ここで、「パラ/パラレル」の反対の意味の言葉についても紹介しておきましょう。「パラレル」の対義語は、「シリアル」になります。

この場合の「シリアル」は、英語の「serial」をカタカナにしたものです。「serial」の意味は、「連続的な」「一続きの」「一連の」といったものになります。また、「直列」の意味もあります。例えば「a serial number」という場合には、「一連の番号」の意味になります。

このように、「パラレル」が別々のものごとが並んで存在するさまを指すのに対し、「シリアル」はものごとが一つながりに存在しているさまを指す点で対照的となっています。
ちなみに、食べものの「シリアル」は「cereal(穀物)」のことで、上記の「serial」とは異なります。

「パラ/パラレル」の関連用語

「パラ/パラレル」には、いくつか関連した言葉があります。ここではそうしたものの意味について見ていきましょう。

パラレルワーク

「パラレルワーク」とは働き方の一種で、「2種類以上の仕事を同時に持つこと」を指します。つまり、いくつも仕事を掛け持ちしているような働き方のことです。この場合の「仕事」とは、いずれも「本業」と呼べるものであることが特徴で、いわゆる「副業」とは異なります。どちらかと言えば、「兼業」と近い概念であると言えます。
例えば、会社員として働くかたわら飲食店などのお店を経営したり、あるいは小説や漫画を描く、FXなどの投資を手がける、ユーチューバーとして活動するといった状況が、「パラレルワーク」の例になります。また、同時に手掛けるのはビジネスだけとは限らず、ボランティアやNPOといった社会貢献、学術研究などの活動も含みます。

パラレル通信

「パラレル通信」とは、通信方式の一種で、「複数のデータ信号をそれぞれの通信リンクで同時並列的に送るやり方」を指します。データを送信する回線や信号線が、2つ以上あるもののことです。これに対し、回線や信号線が1本しかないものは、「シリアル通信」と呼ばれます。「パラレル通信」は、「シリアル通信」に比べると通信速度が速く、かつ一時に送れるデータ量も多いというメリットがあります。

最後に

以上、「パラ/パラレル」の意味や使い方などについて、例文付きで紹介してきました。

このように、ビジネス用語としての「パラ/パラレル」は、異なる複数の業務などを同時に進行させる際に使われる言葉となっています。ビジネスシーンでは比較的よく使用されるので、社会人としてはしっかり覚えておきたいところです。また、最近は「パラレルワーク」という言葉もよく聞かれるので、こちらの意味についても踏まえておくと便利でしょう。