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「権利」と「権力」の意味と違い

「権利」と「権力」の意味と違い

「権利」と「権力」の意味と違いとは

「権利」と「権力」という言葉は、日常生活でもよく耳にするものです。しかし、それぞれの意味はよく知っているつもりでも、2つの違いについて説明しようとすると、意外に難しいことに気付くでしょう。一体この2つは、どのような点が異なるのでしょうか。

今回は、「権利」と「権力」の意味や違いについて詳しく解説したいと思います。

「権利」とは

権利

「権利」とは、「あるものごとを自分の意志で自由に行ったり、他人に要求したりすることができる能力や資格」という意味の言葉です。「発言する権利はこの場の誰にもある」「君に私の邪魔をする権利はない」のように使われます。

一方、法律における「権利」は、「法で保護された利益について、個人や団体に対し認められる活動の範囲」という意味を持ちます。この場合は、「店の権利を譲り受ける」「不動産の権利を失う」「特許の権利を侵害された」のように使われます。

「権利」の「権」という字は、「分銅(重り)」を表しており、「はかる」の意味を持ちますが、「勢い」や「力」の意味もあります。一方「利」の字は、「するどい」「役立つ」を意味していますが、「利益」「価値」の意味も持ちます。

「権力」との違いについては、下の項目で詳しく説明しましょう。

「権力」とは

権力

「権力」とは、「他人に対しあることを強制したり、服従させることができる力」という意味の言葉です。狭義には、国家や政府が国民に対して有する強制力を言います。「大統領の権力は絶大だ」「権力の濫用は許されない」「国家権力に対し歯向かう」のように使われます。

「権力」の「力」という字は、「ちから強い腕」の象形から成り、「腕力」を意味しますが、「影響や強制を及ぼす働き」の意味もあります。

「権利」と「権力」は、何かを選択できたり、裁量できる力を持つという点では違いはありません。ただ、「権利」が自分で自分のことを決める力や、他人に要求できる力を指すのに対し、「権力」は他人に対する一方的な強制力を指すという点が違います。こうした点を踏まえると、使い分けに迷うことがないでしょう。