HOME>ビジネス用語>「引き合い」の意味とは?使い方や例文

ビジネス用語

「引き合い」の意味とは?使い方や例文

「引き合い」の意味とは?使い方や例文

「引き合い」の意味とは?使い方や例文

日常生活でもよく使われる「引き合い」という言葉ですが、ビジネスシーンで使われる場合には、やや独特の意味合いになります。社会人になりたてなどの人は、職場での使われ方に戸惑うこともあるかもしれません。

そこで今回は、ビジネス用語としての「引き合い」の意味や使い方などについて、詳しく解説していきたいと思います。

「引き合い」の意味

ビジネスにおける「引き合い」とは

ビジネスシーンで使われる場合の「引き合い」は、後述するような一般的な意味合いも持ちますが、多くの場合「売買や貸借の条件の問い合わせ、またはその注文や取引」あるいは「仲をとりもつこと、紹介」といった意味になります。また、「証拠や参考として例に出すこと」の意味も持ちます。ビジネスシーンで幅広く使われますが、特に営業では頻繁に登場するビジネス用語となっています。「引合い」や「引合」とも書かれます。

一般的な「引き合い」の意味

一般に使われる場合の「引き合い」とは、「ひきあうこと」「互いに引っ張り合うこと」という意味の言葉です。一方と他方が、物理的・比ゆ的に何かを引っ張り合っている状態を指します。また、上で触れた「例に挙げる」という使い方も一般的なものです。

「引き合い」の成り立ち

「引き合い」という言葉は、動詞「引く」の連用形「引き」と、動詞「合う」の連用形「合い」を組み合わせた言葉です。「引く」は「手繰り寄せる」「手前に動かす」「誘い込む」「例としてあげる」などの意味を持ち、「合う」は「よく調和する」「2つのものが一致する」などの意味を持ちますが、この場合は動詞の連用形に付く接尾語としての役割になり、「互いにある動作をすること」を表します。

「引き合い」の使い方・例文

「引き合い」の意味について学んだところで、実際の使われ方についても見てみましょう。ここではビジネスシーンにおける「引き合い」の使い方を、ケースごとに例文を挙げて紹介していきます。

取引の依頼や問い合わせ、注文に関する場合

「意味」の項目でも述べたように、ビジネス用語としての「引き合い」は、「売買などについて問い合わせすること」という意味でよく使われます。取引前の段階で、条件などについて確認することを言い、営業ではこうした問い合わせが来ることを「引き合いを受ける」といった言い方で表現します。また、「注文が来ること」についても「引き合い」と言いますが、この場合は「引き合いが強い」「引き合いが殺到する」「引き合いが絶えない」などのように表現されます。
では、具体的な使い方を例文で示してみましょう。

例文:「前回の商品のヒットを受けて、今回の新商品についても引き合いが殺到している」

例文:「この商品は、東南アジア方面での引き合いが強い」

例文:「○○社から取引についての引き合いを受けたので、返答メールを送っておいた」

例文:「知り合いのAさんは、優れた事務のスキルで各社からの引き合いが絶えない」

仲介や紹介に関する場合

これも上で述べたように、「引き合い」には「仲介」「紹介」の意味もあり、人や会社同士の仲をとりもつ際に使われます。この場合は、「引き合わせる」と動詞の形になることが多い点が特徴です。これも使い方を例文で見てみましょう。

例文:「Bさんに引き合わせていただいたおかげで、××社と良い関係が築けました」

例文:「お客様に上司を引き合わせる際は、名前はもちろん、地位や自分との関係もはっきり伝えることが大事だ」

過去の事例に関する場合

「引き合い」は、前述のように一般的に「例に挙げる」という意味合いでよく使われるようになっていますが、これはビジネスシーンでも同様です。あることを説明する時、参考として過去の事例を挙げる際などに使われます。では、こちらの使い方の例文を紹介してみましょう。

例文:「過去の成功例を引き合いに出すことで、今度の工事計画の有効性が示せる」

例文:「部下に注意する際は、自分の失敗を引き合いに出すことで説得力を持たせられる」

「引き合い」の類語・言い換え表現

ここまで「引き合い」の意味や使い方などについて見てきましたが、別の表現で言い換える際には、どんな言葉が当てはまるのでしょうか。ここでは、「引き合い」の類語についていくつか紹介しましょう。

注文

「注文」は、「ある物品の製造や配達などを依頼すること、またその依頼」といった意味の言葉です。また、「人に依頼したりする際などにつける条件」の意味合いもあります。「売買の注文を受ける」「ファンの注文に応えた作品」のように使われます。

照会

「照会」は、「問い合わせて確かめること」という意味の言葉です。「身元照会のために勤め先に連絡した」「予約中の取引状況に関する照会」のように使われます。

最後に

以上、「引き合い」という言葉の意味や使い方などについて紹介してきました。

このように、「引き合い」はビジネスシーンでは、主に「問い合わせ」や「取引」、「仲介」、「例を挙げる」といった意味合いで使われています。例文で示したように、「引き合いが強い」や「引き合いがある(受ける)」、「引き合いが殺到する」などの言い回しがよくされるようになっていますので、これらの表現を頭に入れておくと、ビジネス会話で混乱せずにすむでしょう。