就職・転職
間違った合格サインと不採用フラグ18選
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本当違う合格サインと不採用フラグ
「合格サイン」や「不採用フラグ」、または「お祈りフラグ」などとも呼ばれる面接の合否などが分かる人事担当者の仕草や対応。完璧とは言えないまでも仕草や対応からある程度の合否を予想することができると言われています。
確かに人事担当者も人間であるため、合格や不採用フラグを立てた相手にはそれなりの対応をしてしまうことはあります。
しかし、一般的に言われているそれらのサインやフラグが必ずしも全ての面接官に該当する訳ではありません。また、一般的に言われているものの中には間違っている物も含まれています。
ここでは本当はあまり関係がない合格サインや不採用フラグをご紹介していきます。
最後にアピールすることはありますか?
面接の最後に「最後にアピールすることはありますか?」や「最後に質問はありますか?」などと面接官から逆に質問されると不採用のサインと言われることがあります。そういった場合「このままだと不合格だけど最後のチャンス」などと言った意味があると言われていますが、そんなことはありません。
何十人、何百人と面接をこなし、優秀な人材、または自社に合った人材を探さなければならない面接官からしてみれば不採用と判断している方にわざわざそのようなチャンスを与えて時間をかける必要はありません。
面接官や状況にもよって違いますが、「それまでの会話で聞かせてもらったアピールポイント以外にも何かあれば聞きたい場合」や「こちらからの説明に不足の点があれば質問してください、と言った意味で聞かれる場合」がほとんどです。
面接官の雰囲気が良いと合格のサイン
面接官の雰囲気が良いと言うのもあまり関係がありません。
面接は求職者を判断する場ではありますが、求職者からしてみれば、面接官を通してその会社の雰囲気や対応を知れる場でもあります。
つまり「雰囲気の悪い面接官」といった印象を与えてしまえば、会社のイメージも悪く受け取られてしまう可能性があります。
そのため、面接官も不採用と決めていても雰囲気良く話すことがほとんどです。
特に近年は些細なことが原因でSNSやブログなどで誹謗中傷を書かれるケースも多いため、たとえ面接の途中で不合格と決まっても雰囲気や態度を悪くするような面接官はおらず、雰囲気が良いからといって合格のサインとも言えません。
就職活動や転職活動の現状を聞かれる
就職活動の現状を聞かれたからといって合格のサインとは言い切れません。会話の流れで聞いている場合はもちろん、面接官が最近の就職活動や転職活動の動向を知るために聞くこともあります。
人事として採用活動をする上で求人媒体などの代理店から最近の求職者動向や興味、最近流行りの面接方法などの情報をもらうことはできますが、実際の意見を聞ける場は面接の場を除くとほとんどないのが現状です。
もちろん、他社に渡したくない求職者には「内定承諾書を提出期限」など具体的な内容を聞くことはありますが、単に現状を聞かれたからといって合格のサインとは言い切れません。
予定よりも面接が早く終る
面接予定時刻よりも早く終わったからと言って不採用のサインとも限りません。もちろん、1時間予定の面接が5分で終われば不採用の可能性は限りなく高いと思いますが、5分や10分早く終わったからといて不採用のサインとは言えません。
面接の予約時間で合否が変わる
午前中だと受かりやすいとか、午後だと受かりにくい、と言ったように面接の予約時間で合否が変わることはまずありません。ただし、あまり良い表現ではありませんが、あまり良くない方が続いた後に普通の方と面接をすると良く見えてしまうことがあったり、反対に良い方が続いた後に普通の方と面接をすると悪く見えてしまうことはあります。
帰りにエレベーターまで見送られると不合格のサイン
これもあまり関係がありません。会社によって見送る位置は異なりますが、エレベーターや入り口などまで見送るのは社会人として基本的なルールやマナーです。
求職者が並び、次々と面接していくようなケースでない限り、求職者の方が来社された際には全ての求職者を必ずと言っていいほど見送るかと思います。
見送りのお辞儀が丁寧だと不採用サイン
これもまったく関係がないかと思います。面接官によっては採用者と不採用者に対してあからさまに態度を変える人がいないとは言えませんが、常識のある方であれば、常識のあるお辞儀をすることは社会人として当たり前だと言えます。
見送られない。見送りの際に会話がない
これも不採用のサインと言われることがありますが、必ずしも不採用とは限りません。
見送りの際に会話するかどうかは人によってかなり異なります。見送りは上記で記載したようにマナーであると同時に、出口までの道案内の意味や社内を勝手にウロウロされないためなどの理由で見送りを行います。
そのため、必ずしも会話があるとは限りません。
圧迫面接をされると不採用のサイン
最近は圧迫面接を行うことで不採用にした方がSNSなどで不評を書くことが多くなることから圧迫面接を行っている会社は少ないと思いますが、圧迫面接だから合格のサインや不合格のサインといったことはほとんどありません。
圧迫面接はあくまでのストレス耐性や感情のコントロールや対応力などを見抜くために行われますので、不採用にする方に圧迫面接に切り替えそう言った能力を確かめる必要はありませんので、まずありえないと言えます。
プライベートや趣味の話からする
プライベートなどの話から入る行為はアイスブレイクと呼ばれ、面接では相手の緊張をほぐすために行います。また、営業マンが営業先などでも本題と関係ない話から入るのも同じ目的で使用されます。もちろん、終始そう言った話だけで終わってしまった場合には不採用のサインである可能性もありますが、はじめからプライベートや趣味の話から入ったからと言って不合格のサインとは言えません。
厳しい質問がないと合格のサイン
これもあまり関係がありません。
他の求職者に対して返答に困るような厳しい質問を必ず行っているのにも関わらず、あなただけにはしなかったとなれば不合格のサインの可能性は否定できませんが、他の面接者に対して厳しい質問をしたかどうかが分からない限りはどちらとも言い切れません。
メモをとっていない
メモをとっていないからといって不採用のサインとは限りません。特に30分程度の面接であればあまりメモを取らず、終わった後に要点をメモすることがあります。
また、履歴書などに似たようなことが書いてある場合にもわざわざメモをとることはありません。
特に、新卒などの転職者とくらべて選考回数が多い場合、初期面接では「ある程度コミュニケーションが取れること」や「協調性があること」だけを重視してふるいにかける場合もありますので、メモをとっていなかったからといって必ずしも不採用になる訳ではありません。
(電話ではなく)合否の結果は書類にてご連絡します。と言われたら不採用
人事担当者にとって採用活動の中でもかなりの時間を費やすのが求職者への連絡です。
面接も時間を取られるため大変な業務ではありますが、求職者への連絡は「連絡がつかなければ何度もかけ直さなければならないこと」や「かけられる時間が日中に限られてしまうこと」、「日中は面接などがあるためかける時間がないこと」、「(転職者)お昼休憩や夕方など連絡が可能な時間が他の求職者と重なりやすく、かけられる相手に限りがあること」などから非常に手間がかかります。
もちろん、人事や採用担当者が何人もいるような会社であれば業務を分担することも可能ですが、やはり、何人もいれば採用人数も応募者数も増えるため負担は大きくなります。
そのため、郵送はもちろん、メールなどを活用した方が連絡はしやすいこともあり、合否に関係がなく文書で送る場合が多くなります。
また、採用業務の一部である電話連絡を外部のコールセンターなどに依頼している会社もいますので、「電話にて合否の連絡をする」と言った場合でも必ずしも合格のサインとはいいきれません。
その場で日程調整を行わないと不採用
その場で日程調整を行えばさすがにその面接は合格ということになりますが、しなかったからと言って不採用サインとは限りません。
採用計画の立て方は会社によって異なりますが、新卒採用であれば過去の説明会への参加率や各段階での面接合格率、内定後の辞退率などを考慮して、最終的に採用したい人数から逆算していきます。
そして上記を1回として採用人数の多い場合などは2回、3回と事前に計画しておき、最終的に採用目標人数に達しなければ上記のスケジュールを1回、2回と追加していきます。
※上記の数値や割合はあくまでもイメージです。
そのため1時面接で通せる人数がある程度決まっており、面接希望者全員に合った上で優秀な上位の数人または数十人に連絡を行います。
そのため、必ずしもその場で日程調整を行うとは限りません。
もちろん、会社によってやり方が違う場合もありますし、何千人採用のような場合には1次面接ではコミュニケーションや身だしなみなど最低条件をクリアしていればとりあえず合格とし、その場で日程調整をすることもあります。
逆質問などでこちからの質問に対しての反応があっさりしていると不採用サイン
逆質問の回答があっさり=不採用サインとは言い切れません。
特に新卒の場合、「先輩社員とお話する機会はありますか?」「配属先の部署はどこになりますか?」「入社前に学んでおくべきことは何ですか?」などある程度、質問のパターンが決まってきます。毎回同じ質問をされていれば面接官も最も分かりやすく、短く、的を得た回答が必然的にできるようになり、求職者へはあっさりとした回答に聞こえてしまう場合もあります。
もちろん、意味の分からない質問をして面接官が回答に困ったり、非常識な質問をして面接官が回答できない場合には不採用のサインとなる可能性は大いにあります。
質問が多いければ合格のサイン
求職者の発言に対して突っ込みどころがなければ次々に質問しければ会話が続かないケースもあるため、単に質問数だけを考えるなら合格のサインとは言い切れません。
求職者の1つの発言に対してさらに深掘りするような質問が多ければ合格サインの可能性はありますが、脈略のない質問が続くようであれば、むしろ不採用サインの可能性もあります。
面接官が自身のプライベートな話をしてくる
これも合格のサインと言われることがありますが、一概には言えません。あくまでも会話の流れ上してくることもあれば、緊張をほぐすために話すこともあります。また、求職者との会話が弾まず間が持たなくて出てしまうこともあります。
当たり障りのないプライベートな話をしたからといって合格のサインとは言い切れません。
志望動機を聞かれないと不採用
志望動機をあえて聞かない会社もあります。特別な思いのある方は別として多くの人は入社してもいない会社に特別な思いがあることはほぼ皆無です。また、何人も面接している面接官からしてみれば、毎回同じような志望動機を聞き続けるよりも別の質問をして、その人の能力や適正などを判断したいといった面接官も多くいます。
もちろん、志望動機を聞くことが悪い訳ではありません。同じような志望動機を言う方が多い中、特別な思いがある人もいますし、動機は同じでも相手に分かりやすく、上手に話をできる人もいるため必ず聞く面接官もいます。
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