まとめ
面接官から読み取れる15の不採用サイン(不採用フラグ)
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面接官を見れば分かる不採用サイン(不採用フラグ)
就職活動や転職活動で最もドキドキするのが面接の合否が出るまでの時間。面接の初期段階であれば次の面接に進めるかどうかが気になりますし、最終面接であれば採用になるか不採用になるか気になって眠れないこともあります。
最終的な結果がどうなるは別としても仮に不採用と早めに気づければ、残念ではありますが無駄な期待をする必要はありませんし、別の会社へ気持ちを早めに切り替えることも可能です。
また、面接官も人間であるため面接途中で不採用フラグが立ってしまえば、100%とは言い切れないものの仕草や会話からある程度の感触が分かってしまうことがあります。
ここでは、面接官から読み取れる15の不採用サインを紹介していきます。
※不採用フラグとは人事担当者が不採用と判断した状態のこと。
確率の高い不採用サイン
人事担当者も求職者に気づかせるためにわざと不採用サインを出す方はほぼ皆無と言っていっても過言ではありません。しかし人事担当者も一人の人間であるため面接中に不採用と決まれば仕草や会話に出てしまう場合もあります。ここでは不採用サインの中でもかなり確率の高い不採用サインをご紹介していきます。
面接時間が早く終わった
人事担当者は1日に何人もの求職者と面接します。朝の9時からお昼休憩を1時間はさみ、定時の18時まで30分おきに面接しても1日に会える求職者の数は、最大でも16人しか会うことができません。仮に1人1時間の面接であれば、1日に10人も会うことはできません。
さらに、人事担当者の仕事は面接だけでなく、次の面接の日程調整や合否の連絡、次の説明会の企画など様々な業務を同時にこなさなければなりません。そのため、面接の合間を縫って連絡などの業務をこなします。
そのため、面接で会った方を面接の途中で不採用と判断してしまえば、面接時間を早く切り上げ、面接以外の業務をこなすことができます。つまり面接の予定時間より早く終わった場合にはかなり高い確率で不採用のサインと言えます。
30分の面接予定が5分早く終わった程度では不採用のサインとは言えませんが、面接時間が半分の15分より早く終わるようであれば不採用である可能性はかなり高いと言えます。
選考フローについての説明がない
求人サイトや渡された資料に選考フローの記載がない場合に限られますが、面接時に選考フローの説明がない場合にも不採用のサインである可能性はかなり高くなります。
上記でも記載したように人事担当者は求人活動を行っている期間はかなり多忙を極めます。そのため、不合格と判断した相手にわざわざ選考フローの説明を詳しくすることはほぼありません。無駄に説明を行い選考フローについて求職者から質問があれば、面接時間が長引いてしまいます。
面接官の反応がそっけない
面接官からの質問に回答しても対応がそっけなかったり、脈略なく会話が進んでいく場合も不採用サインの可能性はかなり高いといえます。
求職者の回答が的を得ていなければ、いくら話を掘り下げても面接官にとってプラスの判断材料が見つかることはありません。また、志望動機や自己PRなども同様でいくら求職者が寝ずに考えたPRであっても面接官が求めている答えや納得のいく答えでなければ、話を深掘りする必要はありません。
こちら側が質問しても反応が薄い場合も同様です。的を得ていない質問やすでに不採用フラグが立ってしまっている場合も、面接官はわざわざ真剣に回答してくれない可能性は高くなります。
面接官からの質問が少ない
面接官は求職者がどんな方なのか?会社に会うのか?続けてくれるのか?などを短時間で判断する必要があります。そのため、様々な質問をする必要があります。
しかし、上記でも説明したように面接途中で不採用フラグが立つようであれば、わざわざ深く知る必要はありません。そのため必然的に質問も少なくなります。
「質問が多い=合格のサイン」とは言い切れませんが、質問が多い場合には面接官が求職者に対して興味を持っていることは確かです。
仕事に関係のない話が大半
面接で好感触だったにも関わらず不採用になるケースで最も多いのがこのパターンです。
共通の趣味などの話で終始盛り上がった場合、求職者にとっては好感触に感じやすいですが、面接官は面接時間までの暇つぶしに過ぎない場合があります。
面接はあくまでのその方が会社に必要な人材かどうかを判断する場所になります。
そのため共通の趣味などの話から判断できるのはその方が得意としている分野におけるコミュニケーション能力ぐらいです。
もちろん、仕事に関係のない話が出たから不採用サインと決めつけられませんが、面接時間の半分以上が仕事と関係の話であれば不採用である可能性は高くなります。
メモを取らない
メモを取らない場合も不採用である可能性が高いと言えます。面接官に好印象を持たれてば次のステップに進んでいくことなり、最終的には絞られた中で採用となる人材を決めなければなりません。
その時、合格にするか不採用にするかの判断は面接などで得られた情報をもとに決められるため、合格者のその時知り得た情報についてメモをとっておく必要があります。
特に求職者が多い会社の場合や面接時間が長い場合はメモをとっておかないと面接でどんな情報を得られたのか一人ひとり正確に覚えていることは難しくなります。
しかし面接の途中で不採用フラグが立ってしまえばわざわざメモをとる必要はなくなります。
ただし、最終面接などで決定権を持っている社長や役員の方と面接する場合は別です。不採用か採用かはその方が決めますのでわざわざメモをとる必要がありません。仮に最終面接に残った求職者が多くても、横にいる人事担当者などがメモをとりますので社長などがメモをとることは非常に稀です。
合否の連絡予定日に連絡がない
合否の連絡予定日に連絡がない場合も不採用の可能性はかなり高いと言えます。
内定者や次の面接に来ていただきたい合格者は人事担当者にとって逃したくない、または競合会社に取られたくない求職者です。
そのため合否の連絡予定日になっても連絡をしないと言ったことはまずありません。
もちろん、約束である予定日に連絡がないのは会社としてあまりよい対応とは言えませんが、採用か不採用で考えればやはり不採用サインである可能性は高いと言わざるを得ません。
ただ、最終面接後の場合には可能性は低いですが採用となるケースがあります。例えば採用枠が1人だとして、最終的に2人の求職者が候補に上がった場合、より優秀である方にまず連絡を入れます。もちろん、その方から断られる可能性がありますのでその方の最終決断を聞いた上で2人目の合否が決定することがあり、連絡が1~2日程度遅れる可能性があります。
きついダメ出し
新卒の方であれば志望動機や自己PR、転職者であれば、スキルや職務経歴などに対してきついダメ出しが出るようであれば、不採用サイン。というよりもほぼ確実に不採用であると言えます。
もちろん、「ネクタイが曲がっているよ」や「履歴書の写真が曲がっているよ」などであれば不採用のサインとは言えませんが、根本的に会社に合っていない、何が言いたいのか分からないなどきついダメ出しが出た時は不採用のサインと言えます。
面接官が目を見て話してくれない
社会人として正しい対応であるかどうかは別として、面接官が目を見て話してくれない場合には不採用である可能性は非常に高いと言えます。
求職者に興味を持っているのではあれば、必ず目を見て話すはずです。
特に最初は目を見てくれていたが、途中から目を合わせなくなってしまった場合にはすでに不採用フラグが立ってしまっている可能性が高いと言えます。
別の職種や業種について紹介された
別の職種や業種を面接の際に進められた経験を持っている方もいるかと思います。その場合には、面接官にとって職種や業種が求職者に合っていないと判断されているため不採用である可能性が高いと言えます。
もちろん、あくまでも人事担当者としての意見ですので必ずしも合っていない訳ではありません。また、仮に適正がなくとも入社後の努力などでカバーしていくことも可能です。ただし、少なからずその面接官にはそのように映ってしまっているため不合格のサインと言えます。
確率は高くないが不採用の可能性があるサイン
確率が決して高いとは言い切れないものの不採用と、面接官がその場でフラグを立ててしまった場合に出てしまいやすいサインをご紹介していきます。
不必要や不自然な褒め
会社に必要な人材かそうでないかを判断するが面接官の仕事です。しかし面接途中で不採用フラグが立ったからと言って応募してきた求職者に対して不適切な態度をとるわけにいきません。
求職者の中には不採用となった腹いせにSNSやネット上に誹謗中傷などを書き込む方も少なからずいるため、面接官の多くが求職者の対応には気を使っています。
そのため、不採用になっても良い印象、最悪でも悪い印象を持たれないために求職者のPRや志望動機などを褒める場合があります。また、転職者であれば職歴やスキルについて褒める場合もあります。
もちろん、そういった内容が本当に素晴らしいものであり褒めていることもありますが、あまりにも不自然に褒めたり、終始褒め倒すようであれば、不採用のサインの可能性があります。
合否の連絡がなかなか無い場合
連絡の期限が決められていない場合で、合否の連絡期間が長い間ない場合も不採用である可能性があります。「合否の連絡予定日に連絡がない」でも記載したように優秀な人材であれば競合他社にとられたくないと、どの会社の人事担当も思うはずです。
そのため新卒採用であれば、優秀な人材ほど早期に内定をもらうためテンポよく選考を進め早期に内定を出し承諾までこぎつけたいと思うはずです。
また、テンポよく選考を進めることで1回目の全採用活動を早期に終了させることができるため、仮に予定の採用目標(採用人数)に達していなければ、優秀な人材の残っている可能性が高い早い段階で2回目、3回目と採用活動を再度行っていくことが可能となります。
また、転職者の場合にも同様です。特にすでに退社している方の場合には無職の期間が長くなってしまうことや他の会社も受ける可能性もあるため、優秀な人材への合否の連絡は早めにするようにしているはずです。
そのためあまりにも連絡ない場合には不採用である可能性は否定できません。一概には言えませんが1週間、長くても2週間以上連絡がない場合には不採用の可能性があります。
しかし、人気のある会社や求職者の集まりやりやすい業種では多くの人材が集まるためそう言った配慮をせずに決まった選考過程を進めることもあります。
面接官から会社のPRがない
面接は求職者を判断する場所であると同時に求職者へ会社をPRする場所でもあります。
特に優秀な人材がいれば会社のPRをすることでよりその会社への志望意欲を沸かせ、競合他社などにとられないようにすることができます。
つまり、優秀な面接官であれば優秀な人材には会社のPRを必ずと言っていいほどしてきます。
一方、すでに不採用フラグが立ってしまっている方にそう言った説明をしても意味がないため不採用である可能性があります。
面接官から業務内容の説明がない
業務内容の説明がない場合にも同様です。求職者にしっかりと入社後の業務内容などを説明することでミスマッチを防ぎ、離職率を少しでもでも減らそうと多くの会社が取り組んでいます。
そのため、業務内容の具体的な説明などがない場合にも不採用である可能性があります。
ただし、上記の「面接官から会社のPRがない」にも当てはまりますが、人事担当者が必ずしも優秀な人ばかりではなく「面接=求職者を判断する場所」としか捉えられていない方もいます。
そんな時は採用であっても「業務内容の説明」や「会社のPR」がないこともあります。
面接官の表情が硬い
「面接官の表情が硬い=不採用サイン」とは言い切れませんが、あまりよい印象を与えられていない可能性はあります。
ただし、人事は営業職などと違い、求職者以外の社外の人間の接する機会が少ない職種になります。また、接触する場合でも求人媒体の営業マンや研修を販売している営業マンなど常にお客の立場となることが多くなります。
そのため、立場的に優位な状態で会話することが多くなるため、あまり対人を意識したコミュニケーション能力の高くない方も少なからずおり、採用や合格であってもあまり良い反応をしないケースもあります。
特に「面接=求職者を判断する場所」としか捉えられていない方であれば、自分の表情や対応が会社の人間として求職者にどう映るかまで考えていないケースがあります。
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