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読書を習慣化する15のコツ
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読書を習慣化するためのコツ
「読書家」というと、どういったイメージがあるでしょうか。おそらく一般的には、「知的」「物知り」「語彙が豊富」など、ポジティブなものがほとんどでしょう。そうしたイメージに憧れ、読書を趣味にしようと考える人は、数多くいます。
その一方で、いざチャレンジしてはみたものの、どうしても長続きしないという人も、決して少なくありません。
どんな趣味でもそうですが、習慣化するにはある程度の継続が必要になります。
しかし、こと読書となると、高いハードルを感じてしまう人がいるのも事実です。
では、具体的にどうすれば、途中でやめずに読書を習慣づけられるのでしょうか。ここでは、読書を日常的な行為にするにあたっての、いくつかのコツを紹介していきたいと思います。
読みやすいものから入る
読書を習慣づけるコツとしては、まず第一に、「比較的読みやすい本から始める」ということが挙げられます。
具体的に言えば、分量的に少ないものや、内容が易しくて分かりやすい本などです。
見た目に薄い本や、文字が大きく文章が読みやすい本は、読書の入り口として向いています。反対に、ボリュームが大きくて文字が小さく、文章が難解な本などは、初心者には向きません。こうした本は知的な印象があるため、憧れる人も多いものの、いきなり手を出すと挫折しやすくなっています。
実際に、読書でつまづく人の多くが、こうしたパターンをたどっています。
まずは「文章を読む」ことに慣れるのが重要なので、無理をせずにすんなり読めるものから入っていきましょう。
好みのジャンルを選ぶ
続いてのコツは、「好きなジャンルの本を選ぶ」ということです。
上の項目では、「読みやすい本から入る」ということを述べましたが、これもそうしたことに関係しています。
誰でも自分の興味のあることに関しては、自然に食指が動くものでしょう。読書も同様で、気になる内容であれば、おのずと集中して文を追うことができます。いつの間にかどんどんページも進み、読み終わるのが惜しいとすら感じるかもしれません。そこまで行けば、文章に対する抵抗感はなくなり、読書を習慣化しやすくなります。
興味のあるジャンルであれば、ミステリーでもSFでも、何でもOKです。
反対に、興味のない本を無理して読むのはおすすめできません。我慢しても内容が頭に入りにくいばかりか、文章への抵抗感を増しかねないためです。
同じテーマのものをいくつか読む
続いてご紹介するコツは、「気になったテーマのものをいくつか読んで見る」ということです。
世の中には数多くの本があり、1つのテーマでも、大抵の場合何冊もの本が出版されています。1人の著者が同じテーマについて何冊も書いている場合もあれば、何人もの著者が同じテーマで本を書いている場合もあります。
そうしたものを読んで比べて見るのも、読書の楽しみの1つです。
例えば「仕事の効率アップ」といったテーマであれば、書店の棚に同様の本をいくつも見つけることができるでしょう。それらを何冊か読んで見ると、共通する内容や微妙な違いなどを発見でき、興味や知識を深めることができます。
それと同時に読む楽しさも増しますから、読書の習慣化にはうってつけの方法と言えます。
好きな場所や時間を見つける
読書を習慣化するコツ、続いての秘訣は、「相性の合う場所や時間を見つける」ということです。
人にはそれぞれ、何となくしっくりくる場所というものがあります。
例えば勉強でも、家でやるより図書館でやる方がはかどるという場合もあるでしょう。また時間についても、集中できる時間帯とそうでない時間帯があることは、たいていの人にあてはまります。
読書も同じで、場所や時間によって、本への入り込みやすさは変わってきます。
家では何となく読みづらかった本が、公園のベンチやカフェの座席ではすんなり読めたという人は、決して珍しくありません。
そうした場所や時間帯を見つけることで、読書は自然と身近なものになり、日常の一部にすることができます。
読書タイムを設ける
読書の習慣化に関する5つ目のコツは、「読書専用の時間を作る」ということです。
読書をなかなか習慣づけられない大きな理由に、「忙しくて手が回らない」ということがあるでしょう。学生なら勉強がメインになりますし、アルバイトの必要もあります。社会人なら、もちろん仕事を第一に考えなくてはなりません。
そうこうしているうちに、読書の時間は後回しになってしまうというわけです。
この問題を解決するには、あらかじめ読書をスケジュールに組み込んでおくのが有効です。勉強や仕事に差しさわりのないような時間帯、例えば寝る前の数十分や休日の一定時間を、読書の時間として空けておくようにします。
そうすることで、自然に本を読む習慣が身につきやすくなるでしょう。
隙間時間を利用する
読書を習慣づけるためのコツ、続いてのポイントは、「隙間時間を読書にあてる」ということです。
上では「読書時間をスケジュールに入れておく」というコツを紹介しましたが、この方法は人によってはうまくいかない可能性もあります。日常生活が規則的な人ばかりではありませんから、あらかじめ予定を立てても、その通りに動けるとは限らないからです。
そんな時におすすめなのが、空いた時間をこまめに利用するやり方です。
通学・通勤など移動の時間や、昼休みや待ち時間を使って本を読むことで、不規則な生活でも読書の時間を確保できます。まとまった量を読むには向いていませんが、少しずつでも読書の時間を取ることで、自然に本への関心が高まるはずです。
無理はしない
読書習慣を身につけるコツ、7つ目は、「無理して読まない」ということです。
読書への抵抗をなくすためには、まず「本を読むのは楽しい」という感覚を知ることが大切になります。文章を読み続ける作業は、比較的本に親しんでいる人でも、時には大変です。だからこそ、それを上回る楽しさがなくては続きません。まして初心者となると、いくら我慢強くても、無理を続ければ早晩挫折してしまうでしょう。そのため、前述のように興味のある内容であることが大切になりますし、逆に興味がなければ、無理して読む必要はないと言えます。
途中でやめても全くかまいません。「1冊全部読まなければ」という固定観念は持たず、気楽に本と向き合うことで、読書もより身近になるはずです。
本を常に携帯する
続いて紹介するコツは、「本を常に持っておく」ということです。
少し前に「隙間時間を利用して本を読む」というコツを紹介しましたが、これはそのために必要なことでもあります。
また、本を常に身につけておくと、自然にそれを手に取る機会が増え、読書時間もいつの間にか広がっていきます。
人間は手持ち無沙汰な時、つい何かを手に取ってしまうもので、気が付くとたばこやスマホを握っていたという経験は、誰にでもあることでしょう。これと同じことを、本で置き換えるわけです。
この時あまり分厚い本を選んでしまうと、かさばったり邪魔になったりで逆効果です。なるべく薄く、空き時間でもすらすら読めるような本や、または電子書籍を活用するのが良いでしょう。
とにかく本に触れる時間を長くすることで、習慣化への道が開けます。
一行一行をじっくり読まない
読書の習慣を身につけるコツ、9つ目は、「一行ずつじっくり読まない」ということです。
本を読むのに慣れてくると、文章を追うスピードも速まります。これは情報処理のスピードが速まったこともありますが、それ以上に「大事な箇所とそうでない箇所」の選別ができるようになったことが影響しています。
本を読むのに慣れている人は、自然に重要なポイントを選り分け、その部分を重点的に読む力を身につけているものです。
しかし、初心者はすべての文章を同じように頭に入れようとしてしまうため、返って理解しづらくなり、本への苦手意識が強くなってしまいます。
もちろん、すべての文章をじっくり味わうタイプの本もありますが、ビジネス書などの本であれば、要点だけをしっかり読みこむつもりの方が、読みやすく続きやすくなります。
一度に何冊も買わない
続いてのコツは、「本は一度に何冊も買いこまない」ということです。
本を読むのが好きになると、ついあれもこれもと一度に買いこみがちですが、読書習慣がない人にこうした行為はおすすめできません。勉強でも仕事でもそうですが、いきなりまとまった量に取り組むと、一時期はモチベーションが上がっても、時間が経てば必ず気持ちは冷めます。
読書も同じことで、目の前の大量の本がノルマに感じられ、圧迫感だけが増していくでしょう。その結果、本は未読のままで、読書への苦手意識ばかり強まるといったことになりかねません。
それよりも、1冊読み終わったらまた別の本を買う、というやり方の方が、成功体験や楽しさが持続して、読書習慣をつけるにはおすすめです。
月〇冊という目標は立てない
読書家の中には、「毎月30冊以上読む」「毎日1冊読むようにしている」などという人がいます。しかし、こうした「いつまでに何冊以上」といった目標を立てるのは、初心者にはNGです。
最初から具体的な冊数を決めてしまうと、「読書の習慣化」という当初の目的から逸れてしまい、単に「読むために読む」行為になってしまいかねません。
読書はただ読めばいいというわけではなく、内容をかみしめて自分のものにすることが大切です。読書が習慣化されれば、いつの間にか「月〇冊読むようになっていた」ということもありますが、最初から冊数を決めて臨むのは本末転倒でしょう。何よりも、ノルマのように読書をこなしていくのは、前述のように最も続きにくい行為です。
それよりも、自分のペースで無理せず読むことが、習慣化を速めるコツと言えます。
アプリ等を利用する
読書を習慣化するコツ、続いてのポイントは、「アプリやSNSを利用してみる」ということです。
近年はどんなジャンルでも、スマホ等のデバイスを活用して取り組むのが当たり前となっています。読書の世界においても、それは変わりません。
例えば書籍管理のアプリを使うと、現在読書中の本やすでに読み終わった本、買ったけどまだ読んでない本、今後読みたい本を分類して管理できるようになっています。
これを使うと「読了」の数が一目瞭然なので、読書のモチベーションも上がりやすいというメリットがあります。
またブックレビューサイトを利用すると、自分に合いそうな本を見つけたり、読み終わった本の評価のチェックや自分の感想を上げることもできます。
他の人とつながることで楽しみも広がるため、読書がますます身近になるでしょう。
読書グッズを利用する
読書を習慣化するためのコツ、13個目は、「読書グッズを使ってみる」ということです。
何でもそうですが、「まず形から入ってみる」というのも1つの手でしょう。周辺を好きなもので固めることで、中身自体も好きになれるというわけです。
読書に関するグッズと言えば、代表的なものにブックカバーがあります。本を汚れから守ってくれる上に、さまざまなデザインでおしゃれに飾ることができるアイテムです。お気に入りのデザインのカバーをかければ、それだけで読書は楽しくなるでしょう。
そのほかにも、ブックマーカーやブックスタンドなどさまざまなタイプのグッズが販売されていますから、試して見るのもおすすめです。
また、グッズに限らずコーヒーや紅茶などを淹れてみるのも、読書の習慣化には役立ちます。
図書館で借りる
「図書館を利用する」というのも、読書を習慣化する1つのコツです。
読書のハードルが高い理由の中には、「費用がかかる」ということもあるでしょう。実際に本の値段は決して安くはなく、文庫本1冊でも千円近くはかかりますから、月に何冊も買えばそれだけ出費はかさんでしまいます。懐にそれほど余裕がないという人ほど、本を買うことには抵抗が強くなるでしょう。
そうした際に重宝なのが、図書館です。何といっても無料なので、金銭的な負担を気にする必要がありません。特に、読書が面白くなってきてどんどん読みたいという人ほど、次々に借りられて便利です。仮に内容がつまらなくても、気楽に読むのをやめて返却することができます。
ただ、読みたい本がいつでも読めるわけではないという点は、ややデメリットになります。
中古本で読む
読書を習慣づけるコツ、最後にご紹介するのは、「中古本で読む」ということです。
これも上のコツと関連しますが、本を読むのには意外にお金がかかります。最近は電子書籍も広まっていますが、こちらもやはり相応の出費は必要です。できれば余分な出費は避けたいという人にとって、決して低くはないハードルでしょう。
そんな時、上記のように図書館を利用するのも1つの方法ですが、中古本を活用するのもおすすめとなっています。
通常より格安で入手できますし、最近は状態の良いものをネットで比較的簡単に見つけることもできます。また、読み終わったら再び売却することで、さらに出費を抑えることも可能です。
これに馴染むと、古本屋通い自体が楽しくなり、本に対する愛着が一層増していきます。
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