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スキルアップ・キャリアアップ

「意識高い系」と「本当に意識が高い人」の違い10選

「意識高い系」と「本当に意識が高い人」の違い10選

「意識高い系」と「本当に意識が高い人」の違い

「意識高い系」という言葉は、すでに巷で広く使われていますが、大抵の場合あまり良いイメージは持たれていません。どちらかというと、「発言だけ立派で中身のない人」といったニュアンスで使われることが多くなっています。
しかしその一方で、世の中には「本当の意味で意識の高い人」も多く存在しており、それらの人たちの言動は、単なる「意識高い系」とははっきり一線を画しています。

本記事では、「意識高い系」と「本当に意識の高い人」の具体的な違いについて解説しますので、両者を見分ける際の参考にしてみてください。

意識高い系と思われてしまう人の特徴10選

自慢話の有無

「意識高い系」の場合、やたらと自慢話が多いという特徴を持ちます。自己顕示欲が強く、常に自分の能力の高さや人脈の広さなどを誇示したいという気持ちを持っているので、聞かれてもいないのにその手の話をしたがります。仕事でどういう業績を上げたかや、誰と知り合いで、どういった便宜を図ってもらえるかといった種類の話です。

それに対し、本当に意識の高い人はこれとは違い、積極的に自慢話をしたがりません。尋ねられれば自分の業績は語りますが、必要以上に話を広げたりはせず、事実だけを控え目に語るようにしています。これは、彼らが周囲の人の評価よりも、「実際に何をするか」を重視していることによります。目標に向かって努力し、それを達成することだけに関心があるので、誰かを感心させようという素振りは一切見せません。

自然に人脈を広げられるかどうか

「意識高い系」の人の場合、上記のように知り合いの多さを自慢するケースが多くなっていますが、これは彼らが人脈作りに熱心であることを示しています。事実こうした人たちは、さまざまなイベントやセミナーに参加しては、積極的に知り合いを増やすという活動を行っています。しかし、主な目的が「人脈を広げること」自体にあるので、実際は実のある出会いは少ないというのが実情です。

一方、本当に意識の高い人の場合、そうした手段に頼らなくても、自然に人脈が広がっていくという特徴を持っています。同じような目的や意識を持つ人との出会いが、さらに似たような人々を引き寄せるという効果を発揮するので、無理してイベントなどに参加する必要がありません。また、こうした人は大抵人望も厚いので、信頼感から自然に人を引き寄せる性質も有しています。

目標に向かって行動できているか

「意識高い系」の場合、目標達成に向けての具体的な行動が乏しいという特徴も持ちます。こうした人々にとって一番重要なのは、「人に感心されること」であり、それ以外のことはすべて二の次にあたります。ですので、「環境保護」や「サステナビリティ」など、口ではさんざん立派なことを言っていたとしても、実際にそれを成し遂げようという姿勢はあまり見られません。

一方、本当に意識の高い人は、「目標をしっかり定め、それに向かって着実に行動している」という点で「意識高い系」とは違います。こうした人たちにとっては「目標の達成」が何より大事であり、そのための努力や行動は惜しみません。その過程では失敗なども経験しますが、簡単に投げ出したりはしないようになっています。こうした粘り強い実行力は、「意識高い系」には決して見られないものです。

こだわりがあるかどうか

「意識高い系」には、「こだわりがあまり見られない」という特徴もあります。こうした人の多くは、いままで何度も述べているように、「人によく見られたい」という動機で行動しています。ですので、実際には本人が言うほど、強いこだわりや信条などを持つわけではありません。普段の言葉と矛盾することをやったり、日によって行動規範がコロコロ変わるといったケースもよくあります。

それとは違い、本当に意識の高い人は、「決して譲れないこだわり」を持つことが通常です。仕事のやり方にしろ生活習慣にしろ、一旦こうと決めたことについては、めったに止めたり変えることはありません。そうした強いこだわりを持つからこそ、携わった活動において、高い確率で一定の成果を上げることができます。

発言にブレがあるかどうか

「意識高い系」の人々には、「発言内容が頻繁に変わる」という特徴も見られます。上でも述べましたが、こうした人たちは「これ」という信条や信念を持たないため、言うことが日によってバラバラということが起こりがちです。先週は「食肉には絶対反対」と言っていたのに、翌週には「たまに牛肉を食べるのは問題ない」と言ってみるという具合です。これは、彼らがすぐに他人の意見に左右されてしまうことによります。

これに対し、本当に意識の高い人は、めったに発言内容を変えることはありません。しっかりした信条を持っている上に、軽々しく言葉を発したりしないので、しゃべる内容は常に一貫しています。たとえ自分より上の立場から異論をぶつけられても、簡単に自説を曲げない芯の強さを持っています。

スペックを気にするか

「意識高い系」の場合、学歴などのスペックをかなり気にする傾向が見られます。これは、彼らにとって「周囲からの評価」が何より大事であることに由来する特徴です。とにかく「人にどうみられるか」が一番の関心事なので、自分のレベルをわかりやすくアピールできる学歴などの要素は、彼らにとってとても重要というわけです。

一方、本当に意識の高い人は、これとは全く違います。彼らは周囲の評価をほとんど気にしませんし、したがって、学歴などの表向きの要素にもあまり重きを置きません。大事なのは「何を成し遂げるか」なので、スペックについてはそのため付属してくるものぐらいに考えています。ですので、当然自分から学歴や能力をひけらかすような真似は、決してしないようになっています。

自分以外のもののために動けるか

「意識高い系」の中には、「自分を引き上げるためだけに行動する」という人も多くなっています。彼らは読書や勉強によってひたすら知識を蓄えたり、運動で体を鍛えたりするのに余念がありませんが、それらはすべて自分のために行うものです。能力が向上し、他人に抜きんでることができれば満足なのであり、それ以外のことは眼中にありません。

それに対し、本当に意識の高い人は、もっと広い視野でものを見ています。常に社会の状況を見渡し、その中で自分が何ができるかについて考えており、勉強もスキルの習得もそのために行います。自分自身についてより、自分を取り巻く世界への興味で動くのが、彼らの特徴です。この点は、基本的に自分にしか興味がない「意識高い系」とは、はっきり異なっています。

自分を飾った表現をするか

「意識高い系」の多くには、「SNSで過剰に自分を良く見せたがる」という特徴も見られます。繰り返し述べるように、こうした人たちにとって何より大事なのは、「人から良く思われること」です。ですから、そのためであれば、たとえ実像とはかけ離れていようと、おかまいなしに自分を好ましく演出します。そして、簡単に写真を共有できるSNSは、そのためのツールとしては最適というわけです。

一方、本当に意識の高い人は、こうしたことは決してしません。彼らは虚栄心や自己顕示欲で動いているわけではないので、自分の見せ方にこだわったりはしないようになっています。もちろん、これ見よがしのセレブアピールやリア充アピールなどとも無縁です。SNSを使う場合は、本当に興味や関心がある話題しか取り上げないようになっています。

カタカナ言葉の頻度

「意識高い系」の人には、「よくカタカナ語や業界用語を使いたがる」という傾向も見られます。

仕事でやたらと「リスケ」や「タスク」などと連発されたり、私生活で「リテラシーが低いよね」「リスペクトが足りないんじゃない?」といった物言いをされて、イラっと来た経験を持つ人も多いでしょう。彼らがこのような言葉を使いたがるのは、単に「カッコ良く見えそうだから」という軽薄な理由でしかなく、その点は周囲に完全に見透かされています。

一方、本当に意識の高い人は、こうした無意味な横文字アピールはしません。本当の意味で語彙が豊富なので、極力相手に伝わりやすい表現を使おうとします。ですので、覚えたての言葉を使いたがる「意識高い系」とは違い、決して子供っぽく見えたりはしないようになっています。

イベントへの参加で終わるか

「意識高い系」は、セミナーやイベントの類に熱心に参加したがるという特徴を持ちます。しかし、実際には単に参加しているだけで、そこから何か具体的な行動が引き出されるということは、ほとんどありません。彼らにとっては「その場にいた」ということが大事なのであり、さらに他の参加者とのつながりが得られれば、それで大きな収穫と考えています。

これに対し、本当に意識の高い人の場合、セミナーやイベントに参加するのは、あくまで「行動の指針」を得るためでしかありません。その先の目標について見据えているので、参加した後は、かならず何らかの行動に落とし込もうとします。また、むやみにあちこちのイベントに顔を出すということもなく、本当に興味のあるものに関してのみ出席するようになっています。

意識高い系と思われてしまう人の特徴10選

「意識高い系」と「本当に意識が高い人」の違い10選

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