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離職率が低い会社のデメリットと離職率が高い会社のメリット7選

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離職率が低い会社のデメリット
ブラック企業と呼ばれている企業では「サービス残業が多い」「有給休暇を拒否される」「パワハラ・セクハラ」と言ったようなことが日常化しており、当然のように離職率は高くなっています。反対に離職率が低いなどの特長を持つ会社はホワイト企業と呼ばれおり、就職先・転職先の企業として非常に高い人気を誇っています。
しかし、離職率の低いホワイト企業にもデメリットが存在します。
そのため、ホワイト企業だからと言ってすべての人にとって良い会社になるとは限りません。
ポストが空かず、昇進がしにくい
離職率が低いと言うことは既存のポストに空きができにくく、昇進しにくい、または昇進できないと言ったデメリットがあります。
例えば離職率0%の会社の店舗で店員として働いていた場合、店長などの役職に昇進するには今の店長が退社・降格するか、新しい店舗ができなければ店長になれる可能性はありません。
一方、離職率が高ければ高いほど店長などの役職者が退職する可能性も高くなるため、ポストに空きができやすく昇進するチャンスが多くなります。
もちろん店舗だけでなくオフィスで働く方や工場で働く方であったとしても同様のことが言えます。
離職しにくい
上記でも触れたように離職率が低い会社でも組織が拡大していれば新たな人材が必要になるため採用活動を行いますが、組織が拡大しなければ離職者が出ないために新たな採用を必要としません。
そうなれば、自分が入社した後に採用活動が中止されるなどのことが起これば、何年、何十年経っても一番下っ端となってしまう可能性があります。場合によっては30代、40代になっても部下を管理した経験がないと言ったことにもなりかねませんし、後任いないために入社時と同じ仕事を何年も行い続けると言った可能性すら出てきます。
企業内の少子高齢化
現在、日本では少子高齢化が社会問題となっていますが、新卒採用など若い社員の採用が活発でなく、離職者が少なければ企業内でも少子高齢化が起きてしまいます。
高齢者にあたるベテラン社員は豊富な経験やスキルを持っている反面、柔軟な発想や斬新なアイデアが出にくい傾向にあります。一方、若手はスキルや経験はないものの固定観念がないために新しい発想などをしやすい傾向にあります。
そのため企業内で少子高齢化が進むと新しいアイデアが出てこないなどのデメリットが発生しやすい傾向にあります
変化が少ない
中途採用で入社した方の仕事の進め方や別の会社に就職した友人の仕事の仕方などを聞いて驚いた経験をしたことがある方も多いと思いますが、そういった違いは刺激になるだけでなく、学ぶべき点があったり、新しいアイデアが生まれるきっかけにもなります。
離職率が高く、新しい人材が常に入れ替わり入ってくる企業とは違い、離職率が低い会社では常に同じ人達だけで業務を遂行していくことになりやすく、新しい経験をすることも少ないと言ったデメリットがあります。
転職に対してネガティブなイメージを持ってしまいやすい
一昔前まで一般的だった終身雇用制度などにより日本人は転職に対して悪いイメージを持つ方が多い傾向にあります。中には転職を「逃げ」や「甘え」、「無責任」と捉える方も少なからず存在しています。しかし、転職は必ずしも悪いことではありません。
離職率の低い企業は転職経験がない、または少ない社員が多い傾向にあり、転職と言った選択肢を自ら閉ざしてしまうデメリットが発生しやすい傾向にあります。
離職率が高い会社のメリット
離職率が低い会社にデメリットがあるように、求職者に敬遠されがちな離職率の高い会社にも知られざるメリットがいくつもあります。
もちろん、極端に高い場合には注意が必要ですが、メリットもしっかりと把握することで自分にあった企業を探す際の手助けになるはずです。
昇進のチャンスも多い
上記で紹介した離職率の低い会社のデメリットとは反対に、離職率が高い会社では当然ポストにも空きが出やすくなり、それだけ昇進のチャンスも多くなります。また、単に役職と言ったポストだけでなく、プロジェクトなどにも空きができる可能性があるため、自分のやりたかった業務につけるチャンスが増える可能性も高くなると言ったメリットがあります。
人脈を作りやすい
離職率の高い会社は離職者が出るたびに新しい人材を補填する必要があります。
また、社会人になると同じ会社に勤めている人以外と交流を持つ機会が少なくなりやすい傾向にあります。もちろん、営業など社外の人達と接する機会が多い職種の人は交流を持つ機会は多くありますが、事務職やエンジニアなどの職種の人は自ら活動しない限りあまりありません。
そのため、新しい人が入社してくると言うことは新しい人脈を作りにも役立ちやすいと言ったメリットがあります。

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