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独立・起業

起業で「失敗する人」と「成功する人」の違い10選

起業で「失敗する人」と「成功する人」の違い10選

起業で「失敗する人」と「成功する人」の違い

近年はテクノロジーの進歩や制度の変化などもあって、起業を志す人は以前より増えています。しかし、独立を真剣に考えてはいるものの、失敗に対する恐れも大きいという人も多いでしょう。実際に、起業しても上手くいくとは限らず、残念ながら挫折してしまう人も多くいます。では、その成否を分けるポイントはどこにあるのでしょうか。

本記事では、起業で「失敗する人」と「成功する人」の違いについて、いくつかのポイントを挙げて解説していますので、参考にしてみてください。

行動力の有無

行動力の有無

起業で失敗する人に多いのが、「慎重すぎるタイプ」です。0から会社を立ち上げるのですから、起業では想定外の事態にばかり出くわすことになります。どれだけ事前に入念な準備をしていても、これは避けられません。あまりに慎重すぎると、あれこれ考えることで返って行動を束縛し、不測の事態に対応しにくくなってしまいます。その結果、事業が立ちいかなくなるわけです。

これとは反対に、起業で成功する人には、行動力に優れた人が多くなっています。上記のように、起業や独立はトラブルの連続ですから、とりあえず動き出せる行動力がないと、なかなか事業を軌道には乗せられません。この点は、独自の技術や経営ノウハウなどにも増して、何よりも重要な要素と言えるでしょう。

思考の柔軟さ

思考の柔軟さ

起業に失敗する人の側に多いのが、凝り固まった思考しかできないケースです。1つのことに固執してしまうため、状況に応じた変化ができず、ビジネスが袋小路に陥ってしまうことが多くなっています。

反対に、起業で成功する人には、「考え方が柔らかい」性質を持つケースが多くなっています。事業を立ち上げるには、堅い信念を持つことが欠かせません。ただし、それには柔軟な思考力が前提となります。なぜならば、ビジネスでは多くの場合、世の中のニーズに合わせることが求められるからです。また、どんなに強固なビジネスモデルを作り上げたとしても、時代の変化に応じて変えていく必要が生じますが、そのタイミングや変更点の見きわめは、柔らかい思考があってこそ可能となります。

失敗に対する素直さ

失敗に対する素直さ

起業に失敗する人の場合、かたくなに自分の非を認めないことが多くなっています。失敗してもそこから学ぶ姿勢を持たないため、同じ失敗を繰り返すケースがよくあります。頑固な性格が常にマイナスというわけではありませんが、こと失敗に関しては、素直であることが重要です。

反対に、起業で成功する人には、「素直で誠実である」という性質がよく見られます。海千山千のビジネスの世界においては、一見我が強くて自分を押し通す人の方がうまく行きそうに見えますが、決してそうとは言えません。ビジネスには、大なり小なり失敗がつきものです。そうした時に、素直に失敗を認められる人の方が、成長のスピードや伸びしろが大きい傾向があります。つまり、「失敗をバネとして成長できる力」が、素直な性格の人には多いわけです。

責任感の強さ

責任感の強さ

事業に失敗する人の場合、責任感に欠けるケースが多くなっています。問題が起きれば人のせいにしがちなので、周囲の信頼も得られず、事業も安定しにくくなっています。

一方、起業に成功する人には、責任感の強い人が多くなっています。上でも述べた通り、ビジネスにおいては、想定外の出来事が起こるのが日常茶飯事です。そうしたトラブルや問題について、「自分で何とかしていこう」とする気持ちがないと、なかなかそれらは乗り越えられません。最終的な責任は常に経営者にありますから、何であれ強い当事者意識を持って事に当たってこそ、事業や自分自身を成長させることができます。また、そうした姿勢を見せることで、周囲も「ついていこう」という気持ちになるでしょう。

感情の抑制力

感情の抑制力

「感情の抑制が苦手」というのも、起業で失敗する人によく見られる特徴の1つです。

何であれ、ものごとをきちんと成し遂げるには、メンタルの状態を一定に保つことが必要になります。すぐに気持ちが高ぶって興奮したり、激しく思い込んで落ちこんだりといった有様では、クオリティの高い仕事をこなすことはできません。通常の仕事や副業ももちろんですが、まして起業となれば、感情のコントロールができない人には難しいと言えるでしょう。

一方、起業で成功する人のほとんどは、適切に感情を抑制できるようになっています。上手く行かない時でもじっと耐え、好調でも興奮しすぎない冷静さを保つことで、周囲の状況をしっかり見渡すことができます。また、理不尽な怒りやネガティブな感情をふりまかないことで、周囲にも信頼されやすくなります。

お金に対する感覚

お金に対する感覚

起業に失敗する人の多くには、「お金に対する感覚が鈍い」という特徴も見られます。昔から商売人は「そろばん感覚が大事」と言われていますが、これは言い換えれば、「世間のお金の流れをよく見ておく必要がある」ということです。国内の経済はもちろん、世界の経済の動向にも通じていないと、チャンスをつかむことができない上に、大きな損をする確率が高まります。

反対に、起業で成功する人は、お金に対し鋭い感覚を持つケースが多くなっています。常に世の中のニュースに気を配り、経済の動向も社会の流れもきちんと掴んでいるので、チャンスを逃すようなことはありません。もちろん、損をすることにも敏感で、無駄な出費などにも目を光らせていますから、事業は安定しやすくなっています。

動機の確かさ

動機の確かさ

「動機が浮ついている」ということも、起業で失敗する人によく見られる特徴の1つでしょう。具体的に言えば、「カッコ良く見えるから」「大金を稼ぎたいから」「もてたいから」などといった動機です。「良い思いをしたい」というのは、誰にでもある気持ちでしょうが、それだけの動機だとビジネスはできません。従業員や顧客など多くの他人が関わるビジネスには、大きな義務や責任が付いて回るからです。

一方、起業で成功する人のほとんどは、もっと確かな動機や覚悟に基づいてビジネスを立ち上げています。「どうしても実現したいアイデアがある」「社会の役に立ちたい」「新しい価値観を提供したい」といったモチベーションを持つことで、さまざまな困難にも立ち向かえ、事業をしっかりと軌道に乗せることができます。

最初の目標を持続できるか

最初の目標を持続できるか

起業に失敗する人の場合、「目標がころころ変わりやすい」という特徴も良く見られます。すでに何度も述べている通り、事業はうまく行かないことの連続です。しかし、その都度目標を変更していたのでは、決して大成することはできません。そればかりか、小さなことに右往左往して、目の前の目標達成もおぼつかないということになりがちです。

逆に、起業に成功する人の中には、最初に立てた目標をずっと追い続けるというケースが多くなっています。例えばソフトバンクグループを立ち上げた孫正義氏は、留学中に立てた目標を忘れず、紆余曲折はありながらもほとんどを実現させてきました。「30代で少なくとも1000億円の資金を貯める」など、一見大風呂敷のように見える目標ですが、それを曲げずに追い続けたことが、今日の成功につながっていると言えます。

人を適切に使えるか

人を適切に使えるか

起業に失敗する人には、「なんでも自分でやりたがる」という傾向も強く見られます。例えば創業したばかりで人を雇うお金がないから、日々の会計記帳や確定申告、社会保険・年金手続き、会社設立手続きなどを自分で行うといったことです。これは一見合理的なように見えて、実際はそうではありません。なぜならかなりの時間を煩雑な作業に取られてしまい、肝心な売上について注力できないからです。

一方、起業に成功する人の多くは、その点についてはしっかりと割り切っています。上のような各種手続きについては、専門家を雇うかアウトソーシングするなどして、適切に処理してもらいます。多少のコストはかかっても、その方が正確で、なおかつ事業の本筋に集中できるからです。

人脈を広げられるか

人脈を広げられるか

起業に失敗する人の場合、「人脈が狭い」というケースも多くなっています。通常の仕事にしろ副業にしろ、「人脈」はビジネスにおいて重要な意味を持ちます。なぜならば、知り合いの数だけ顧客獲得のチャンスが増える上に、ピンチの時に力を借りることもできるからです。まして独立となれば、人脈の広さは経営に大きな影響を及ぼします。つまり、人脈が狭い人ほど、起業後は苦労しやすいわけです。

これに対し、起業に成功する人は、うまく人脈を広げられたケースが多くなっています。例えば同じ起業家が集まるコミュニティーなどに積極的に顔を出し、知り合いを増やすことでノウハウを学んだり、異業種交流会で積極的に売り込み、新規の顧客を獲得するといった努力を欠かさない人は、事業を軌道に乗せやすくなっています。

起業で「失敗する人」と「成功する人」の違い10選

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