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10種類の障害者マーク一覧

10種類の障害者マーク一覧

10種類の障害者マーク

公共施設や交通機関でよく目にする障害者マーク。実際に一つ一つの意味を理解している方は少ないのではないでしょうか。あらゆる人が住みやすい社会になるよう、マークの正しい理解や障害者への配慮は不可欠です。

そこで今回は、障害者マーク10選をお届けしたいと思います。
誰もが目にしたことがあるものから、まだ認知度が低いものまでセレクトしております。マークの意味はもちろん、どんな障害を持った方向けなのかやどんな支援が必要なのかも言及しておりますので、確認や復習も兼ねて、チェックしてみてください。

障害者のための国際シンボルマーク

障害者のための国際シンボルマーク

まずは世界共通の障害者マークからご紹介します。

障害者のための国際シンボルマークは、1969年に国際リハビリテーション協会によって定められました。それまで、世界共通のマークが存在しなかったため、障害者は異国の地では不便な思いをすることもありました。そのため、国や言語を越えて障害を持つすべての人にわかりやすく案内するために作られました。駐車場や公共施設など現代では様々なシーンで目にすることができます。

車イスのデザインにより誤解されている方も多いのですが、障害を持つすべての人のためのマークであり、歩行困難者限定ではありません。国際交流が当たり前となっている今、障害者のための国際シンボルマークの正しい理解がより求められています。

盲人のための国際シンボルマーク

盲人のための国際シンボルマーク

実はもう一つ世界共通の障害者マークがあります。それは、盲人のための国際シンボルマークで、1984年に世界盲人連合によって制定されました。視覚障害を持った方の安全やバリアフリーに考慮した、建物・設備・機器に付けられています。郵便物や書籍などにも添付されており、様々なシーンで見られる障害者マークです。

このマークが付いた信号機では、信号が長めに調整されており視覚障害者が安全に渡れるようになっています。盲人のための国際シンボルマークを見かけた際には、視覚障害者の利用を配慮するよう心遣いが必要です。

身体障害者標識(身体障害者マーク)

身体障害者標識(身体障害者マーク)

続いて自動車に表示する障害者マークです。身体障害者標識は肢体不自由な方が運転する車に表示するマークであり、免許に条件を付されています。この場合の条件とは、車内に運転補助装置を備えるなどです。マークの表示について義務はなく、付けていなくとも罰則はありません。四つ葉がデザインされた身体障害者標識は、初心者マークや高齢運転者マークに比べると見る機会は少ないです。しかし、車同士のコミュニケーションを円滑にするためにも、免許をお持ちの方は改めて認識しておきましょう。

このマークを付けた車に幅寄せや割り込みをした場合、やむを得ないケースを除き道路交通法違反となります。

聴覚障害者標識(聴覚障害者マーク)

聴覚障害者標識(聴覚障害者マーク)

こちらも自動車に表示する障害者マークです。聴覚障害者標識は聴覚障害を持った方が運転する車に表示するマークであり、免許に条件を付されています。この場合の条件とは、ルームミラーにワイドミラーを取り付けるなど、視覚の判断状況を補助するものです。

身体障害者標識と違い表示を義務付けられており、違反した場合には罰金を科されます。

黄色の蝶が施されており、比較的目立つデザインの障害者マークです。周囲の運転者が認識すべき点は、聴覚障害者はクラクションで危険を認知できないことです。そのため、見通しのきかない交差点で対向車の発見が遅れたり、進路変更時の後方車の確認が甘くなる可能性があります。聴覚障害者標識を着けた車に遭遇した際は、減速を行うなど配慮が必要となってきます。
また、このマークを付けた車に幅寄せや割込みをした場合、やむを得ないケースを除き道路交通法違反となります。

ほじょ犬マーク

ほじょ犬マーク

こちらは身体障害者補助犬法の啓発のために作られた障害者マークです。
そもそも身体障害者補助犬とは盲導犬・聴導犬・介助犬のことを指します。法に基づいて訓練し認定されていますので、社会のマナーや衛生面も管理されておりペットとは大きく異なります。
身体障害者補助犬法により、公共機関や交通機関はもちろん、スーパーマーケット・ホテル・レストランなどの民間施設でも補助犬の同伴は可能となっています。

ほじょ犬マークではこの理解をより深めて貰うためのものです。例えば、事業者が補助犬の同伴を理由にサービスの提供を拒むことは障害者差別に当たります。自分がお店の人間であっても、お客さんであっても身体障害者補助犬法を知っておく必要があります。可愛らしい犬の顔と共に「Welcom!」という言葉が施されている通り、補助犬への理解を促しているのがほじょ犬マークなのです。

オストメイトマーク

オストメイトマーク

オストメイトとは病気や事故が原因で人工肛門・人口膀胱を増設している人を指します。この方たちを示す障害者マークがオストメイトマークです。
駅や病院などの公共機関や多目的トイレなどで表示されています。オストメイトの方は通常のトイレでの排泄は難しく、使用器具の洗浄装置やシャワーなど排泄をサポートする設備が必要です。

しかし、オストメイトは外見では判断がつかない見えない障害のため、多目的トイレを使用しにくいというのが現状です。こういった問題を少しでも解決するために、オストメイトマークストラップも製作・販売されています。周囲の人間の理解と気遣いが求められています。

ハート・プラスマーク

ハート・プラスマーク

ハート・プラスマークは内部障害や内臓障害の理解や協力を広げるために作られた障害者マークです。

内部障害は外側からは見えない障害のため、電車や学校、職場などで苦労することも多く、日本での認知度もいまだ低いのが現状です。ハート・プラスマークによって視覚的に認知してもらう意味もあります。

内部障害は主に内臓に疾患を抱えているので、疲れやすさをはじめ、携帯電話の電波が悪影響になる、トイレに不自由する、たばこの煙で苦しくなるなど周囲の理解が必要となります。ご紹介した「オストメイト」もこちらの内部障害に該当します。

ハート・プラスマークを所持してる方は一見元気そうに見えても、何かしらの障害を抱えていますので電車で席を譲るなど配慮を心がけましょう。

「白杖SOSシグナル」普及啓発シンボルマーク

「白杖SOSシグナル」普及啓発シンボルマーク

こちらはその名の通り「白杖SOSシグナル」の普及啓発のために作られた障害者マークです。

視覚障害者は生活のあらゆる場面で助けを必要とします。その際に白杖を掲げることで周りに「助けを必要としている」というSOSのサインを出そう、という提案が福岡県盲人協会によってなされました。しかし、この意味を知らない人が多く、もっと言うと視覚障害者も白杖SOSシグナルを知らないのが実情です。そのため、白杖SOSシグナルを視覚障害者含めたくさんの人に知ってもらう意図で作られたのが「白杖SOSシグナル」普及啓発シンボルマークなのです。

そもそも、白杖は視覚障害者が使用するものですが、普通の杖と区別されていない現状もあります。「白杖SOSシグナル」普及啓発シンボルマークは白杖=視覚障害者というアピールも目的にしているのです。

ヘルプマーク

ヘルプマーク

ヘルプマークは最近ではよく目にするようになった障害者マークではないでしょうか。元々は東京都で作られたマークでしたが、2017年より全国共通のマークとなりました。
外見では健康そうに見えても、義足・人工関節を使用している方、内部障害・難病をお持ちの方、または妊娠初期の方など援助や配慮を必要としていることを知らせるマークです。
電車やバスでヘルプマークを身に着けた方を見かけたら、積極的に席を譲りましょう。

また、突発的な事故や災害などに対して状況把握をはじめ、臨機応変な対応も困難な場合がありますので、周囲の声掛けや支援が必要となります。ヘルプマークは駅や福祉施設、病院など様々な場所で配布されています。

障害者雇用支援マーク

障害者雇用支援マーク

こちらは障害者雇用を取り入れている企業や団体が使用する障害者マークで、ソーシャルサービス協会によって付与されます。手をつなぎ、ハートマークをモチーフにした温かいデザインです。

障害者雇用支援マークをホームページや名刺などに掲載すると、社会貢献活動のアピールに繋がります。また、このマークを表示することで、障害者はその会社が自分の能力とマッチしているか、設備などは整っているかを自分で調べますので、応募してきた人材のミスマッチが少なくなります。
また、一般社員への効果も期待できます。

誰もが障害者となる可能性はありますので、他人事ではありません。障害者も活き活きと働いている姿は生活の安心へと繋がりますし、お互いのために協力や支援を自らするようになります。押し付けることなく社員教育ができるというメリットもあるのです。