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「デフォルト」の意味と使い方

「デフォルト」の意味と使い方

デフォルトの意味と使い方

結論から言ってしまえば、一般的なビジネスシーンで使う「デフォルト」とは「標準」や「基準」と言った意味で使用されますが、金融業界などでは「債務不履行」と言った意味でも使用されています。
そのため、業界や状況によって意味が異なるビジネス用です。

ここではビジネス用語としての「デフォルト」の意味にくわえて、使い方についても解説していきます。

デフォルトの意味

「デフォルト」は、英語の「default」という単語を元とする外来語です。「default」の本来の意味は、「(義務などの)不履行」「怠慢」「欠場」「棄権」「債務不履行」などで、「怠る」というニュアンスを持つ言葉となっています。

一方、日本で使われる場合の「デフォルト」は、「標準」や「基準」を意味することが一般的です。その他に金融業界における「債務不履行」や、ソフトウェアなどの「初期設定値」の意味合いもあります。

「デフォルト」の具体的な使い方や例文については、下の項目で詳述します。

デフォルトの使い方・例文

日本における「デフォルト」の一般的な意味は、上で見たように「標準」や「基準」、といったものです。これは本来の英語の意味から離れているようですが、コンピュータやソフトウェアの分野における「規定」「初期設定値」などの意味の方が広まり、そこから「デフォルト=通常状態」といった意味合いが生じたという経緯があります。

ビジネス用語を含め幅広い場所で使われており、「~がデフォルト」などのような使い方がされ、「デフォ」と短縮して使われることもあります。

「デフォルト」のもう1つの意味に、「債務不履行」があります。こちらは本来の意味合いと同義で、金融関係の用語として使われています。債務不履行とは、債券の発行者の経済状況が悪化することにより、元本や利息の支払いができなくなるといった事態を表します。
通常使われるところでは、発展途上国などの対外債務が累積し、返済等の契約上の義務が果たせなくなることを指すようになっています。使い方としては、「デフォルトの危機」などのようになります。

3つ目の意味として、ソフトウェアなどの「初期設定値」「標準仕様」といったものもあります。これはコンピュータの分野での使い方で、「工場出荷時の、何も触っていない最初の状態」などといった意味合いになります。先にも述べたように、日本では初めにこちらの意味合いが広まり、そこから「通常」などの意味合いに転じて、一般に浸透していきました。「デフォルトの設定」などのように使われます。

それでは、「デフォルト」の具体的な使い方について、以下に例文を挙げて示していきましょう。

一般的なデフォルトの使い方

一般で使われる場合の「デフォルト」は、前述のように「普通」「標準」「いつものこと」などを表します。具体的な使い方は、以下の通りです。

  • 例文:彼は集合時間に遅れるのがデフォルトだ
  • 例文:この店は行列ができるのがデフォルトだよ

金融用語としての使い方

金融用語として使われる場合の「デフォルト」は、先に触れたように「債務不履行」を指すようになっています。以下のような使い方がされます。

  • 例文:デフォルトにならないよう、返済は計画的に行う必要がある
  • 例文:ギリシャは何度もデフォルトの危機に瀕している

コンピュータ用語としての使い方

これも前述のように、日本では最初、コンピュータ用語としての「初期設定」などの意味が広まりました。具体的な使い方は、以下のようになります。

  • 例文:Wordのフォントは、デフォルトでは游明朝になっている
  • 例文:ブラウザはデフォルトのIEではなく、Chromeを使うように

さまざまなデフォルトの使い方

「デフォルト」という言葉は、現在さまざまな使い方がされています。ここではそうしたケースごとの「デフォルト」の使用例について見ていきましょう。

デフォルト値

「デフォルト値」という言い方がされるのは、主にITの分野においてです。この表現の場合は、ユーザーが手を加える前のプログラムの初期設定を指すようになっています。未入力時に対応してプログラム側であらかじめ用意された値で、ユーザーが変更することもできますが、手を加えなくてもきちんと作動するよう、標準的な使用を想定して設定されています。

デフォルト設定

「デフォルト設定」は、「いつも同じ動作をするよう決められた設定」のことで、「通常の設定」といった意味合いの言葉です。例えば、いつも特定のカメラアプリ使っているという場合、そのアプリをデフォルト設定にしておけば、操作の手間を省いて使いやすくすることができます。

デフォルト宣言

「デフォルト宣言」は、金融の分野で使われる表現です。意味は、「債務不履行を宣言した」というものになります。「デフォルト宣言」がされるのは国家や会社などの大規模な組織で、個人が使用することは基本的にありません。

最後に

以上、「デフォルト」の意味や使い方について紹介してきました。

「デフォルト」は、「怠慢」などを意味する「default」から来た外来語ですが、日本では一般的に、「普通」「規定」「標準」などを意味するようになっています。他に金融用語としての「債務不履行」や、コンピュータ用語としての「初期設定値」などの意味合いもあります。複数の異なる意味があるため、それぞれの意味を踏まえて、シーンに合った使い方をすることが重要になります。

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