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一般常識

ウイスキー・ブランデー・スコッチ・バーボン・コニャックの違い

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「ウイスキー」「ブランデー」「スコッチ」「バーボン」「コニャック」の意味と違いとは

「ウイスキー」や「ブランデー」などのお酒は、普段あまり飲まない人でもなじみのある名前でしょう。しかし、その違いとなると、正直詳しく知らないという人も少なくないはずです。

今回はそうした人のために、「ウイスキー」「ブランデー」「スコッチ」「バーボン」「コニャック」の意味や違いなどについて解説したいと思います。

「ウイスキー」とは

ウイスキー

「ウイスキー」とは蒸留酒の一種で、大麦やライ麦、とうもろこしといった穀物を麦芽の酵素で糖化し、発酵させ蒸留させた酒を意味します。日本では「ウィスキー」という表記もありますが、酒税法上の表記は「ウイスキー」で、国税庁でも同様の表記を用いています。一方、英語では「whisky」と「whiskey」の表記がありますが、前者は「スコッチ・ウイスキー」を、後者は「アイリッシュ・ウイスキー」を表しています。

「ウイスキー」が作られ出したのは、15世紀ごろだとされています。起源についてはアイルランド説とスコットランド説がありますが、はっきりしたことは分かっていません。日本には、1853年の黒船来航以降にもたらされたと言われています。

「ブランデー」などとの違いや使い分け方については、以下で見てみましょう。

「ブランデー」とは

ブランデー

「ブランデー」とは、果実酒から作った蒸留酒の総称です。日本語表記では、「ブランディ」とも書かれます。英語表記の「brandy」は、オランダ語で「焼いたワイン」を意味する「brandewijn」に由来しています。

「ブランデー」の製法は、主に白ブドウのワインを蒸留したのち、樽に入れて熟成させるというものです。熟成の期間は5~8年ほどですが、種類によっては25年以上熟成させるものもあります。起源は7、8世紀ごろとされており、日本には幕末ごろに製法が伝わりました。

このように、「ブランデー」は蒸留酒という点では「ウイスキー」と違いはありませんが、果実酒を原料としている点が違います。

「スコッチ」とは

スコッチ

日本で言う「スコッチ」は、「スコッチ・ウイスキー(Scotch whisky)」を意味しています。「スコッチ・ウイスキー」とは、スコットランドで製造されるウイスキーのことです。日本では、「世界5大ウイスキー」の1つに数えられています。

イギリスでは、「スコッチ・ウイスキー」の定義を法律で定めています。それによると、糖化から発酵、蒸留、熟成までの過程のすべてをスコットランドで行ったものしか、「スコッチ・ウイスキー」とは認められません。このほかにも、700リットル以下のオーク樽で熟成されたものに限るなど、細かな規定が定められています。

このように、「スコッチ」は「スコッチ・ウイスキー」と認められたものだけを指すという点が、ほかの「ウイスキー」との違いになります。

「バーボン」とは

バーボン

「バーボン」とは、「バーボン・ウイスキー(bourbon whiskey)」を意味する言葉です。「バーボン・ウイスキー」は、アメリカケンタッキー州を中心として生産されているウイスキーを指しています。

「バーボン」の名の由来は、「ケンタッキー州バーボン郡」から来ています。もともと「バーボン・ウイスキー」は、この地方で生産されるものを指していましたが、後に別の定義が生まれました。現在では、「アメリカ合衆国で製造されていること」「原材料には51%以上のトウモロコシを含むこと」などの要件を満たしたものだけが、「バーボン・ウイスキー」と認められています。

このように、「スコッチ」と「バーボン」は同じウイスキーでも、生産地などの点で違いがあります。

「コニャック」とは

コニャック

「コニャック」は、「ブランデー」の一種にあたる酒です。名前の由来は、フランスの「コニャック(Cognac)地方」にあります。この地域周辺で生産されたワインを蒸留したものを、「コニャック」と呼んでいます。

「コニャック」は、指定された栽培地域で生産された白ワインを、2度にわたって蒸留して作られます。この白ワイン自体は、酸味が強いなどそのまま飲むには適しませんが、蒸留と熟成の面ですぐれており、出来上がった「コニャック」は非常に品質が良いことで知られています。

このように、「コニャック」は「フランスコニャック地方で特定の製法によって作られたブランデー」を指す点が、他の「ブランデー」との違いになります。